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”ザウバー”からアルファロメオへ、チーム再建は続く「満足はできないが楽観的」

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”ザウバー”からアルファロメオへ、チーム再建は続く「満足はできないが楽観的」

 2017年シーズン途中からザウバーF1チームの代表となったフレデリック・バスールは、チーム再建を目指してアルファロメオとの提携を進める上で、チーム創設者のペーター・ザウバーに電話をかけていたと明かした。

 1993年からF1に参戦したザウバーF1チームだが、2016年途中から資金難が深刻化。ザウバー本人は全ての業務から引退し、チームの立て直しが進められていった。

■F1プライベーター通信簿(4):アルファロメオ|戻ってきた”伝統”。設備活用が鍵?

 2018年からはアルファロメオがタイトルスポンサーを務め、チーム名が『アルファロメオ・ザウバーF1チーム』に変更された。2019年にはアルファロメオとの関係が深まり、『アルファロメオ・レーシング』としてエントリー。組織の買収や譲渡は無く、マシン名もザウバー伝統の命名ルールに従い『C38』と名付けられたものの、ザウバーの名前がチーム名から消えることとなった。

 アルファロメオ・レーシングとしての1年目を終え、バスールはザウバーの名をなくしたことに対する反発は心配していなかったとmotorsport.comに語った。

「全く心配はなかった。アルファロメオと話していた時、私が最初に電話をしたのがペーターだったからだ」

「ペーターの反応は私にとって重要だった。彼は『チームにとって良い前進だと君が感じるなら、やってみよう。私は賛成だ』と言ってくれた。それは我々にとって重要な一歩だった」

「アルファロメオとは長期契約だ。中長期的な見方を持っていなければ、何かを構築することはできない。3カ月のプロジェクトで何かを築くことはできないんだ」

 2019年シーズンの前半はキミ・ライコネンが定期的にポイントを獲得していたが、夏休み後は勢いを失い、4戦連続でノーポイントとなるなどコンストラクターズランキング8位に終わった。

 アルファロメオとの提携を解消し、ラインアップを一新するのではないかと噂されたこともあったが、2020年もフェラーリ育成ドライバーであるアントニオ・ジョビナッツィとライコネンのコンビを継続した。

 バスールは、コンストラクターズランキングこそ8位で変わらなかったものの、2018年よりも多くのポイントを獲得しているため、依然として改善の兆候が見えていると主張した。

「昨年の我々は、得られるポイントはほぼ全て獲れたと思う」

「今季は少し異なり、我々はいくつかチャンスを逃した。それでも、最終的には昨年よりも多くのポイントを獲得してシーズンを終えた。それは良い前進だ。ペースに関しては、トップチームに対して0.7%の改善を果たした。これは大きい」

「これに完全に満足することはできない。もっと多くの改善をする必要がある。しかし、楽観的に考えることはできると思う」

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