車種別・最新情報 [2022.09.24 UP]
ファミリーカーの人気モデル!ホンダ 新型ステップワゴンの魅力とは
多ジャンルの人気車をセレクトし、決め手のポイントをズバリ解説!
その車がもたらす価値に要注目だ。
ホンダ アウトドアドッグフェスタに純正愛犬用アクセサリー出展
●文:川島茂夫
HONDA ステップワゴン
ミニバン 1.5ℓターボ・FF/4WD 2ℓハイブリッド・FF
機能的でシンプル。新しいライフスタイルを予感させる
●価格:299万8600~384万6700円
●発表年月(最新改良):'22年5月(未実施)
■主要諸元(エアー・FF) ●全長×全幅×全高(mm):4800×1750×1840 ●ホイールベース(mm):2890 ●最低地上高(mm):145 ●車両重量(kg):1710 ●パワーユニット:1993cc直列4気筒DOHC(150PS/20.7kg・m) ●トランスミッション:CVT ●WLTCモード総合燃費:13.9km/ℓ ●タイヤ:205/60R16
飛び道具や必殺技よりも
便利さや快適性を優先
ファミリー&レジャーのスペシャリストとして必要要素が定着したクラスのせいか、機能的には先代から大きく変わっていない。パワートレーンはシリーズ/パラレル切替型のe:HEVを採用したハイブリッドと1・5ℓターボの2タイプ。左右跳ね上げ式が主流の1BOX型では珍しく反転床下格納型のサードシートを採用している。ACC/LKAを含むホンダセンシングは全車に標準装備。BSMの採用などの機能や性能のアップデートは施されているが、スペック面の大きな変化はない。
ただし、見た目の印象はかなり異なる。先代では走りやプレミアム感を意識した内外装だったが、現行車は初代や2代目を思わせるような機能感が強め。SDGsあるいはエコ的というか、シンプルで無駄の少ないライフスタイルをそれとなく感じさせるだけでなく、運転視界や車両感覚の掴みやすさも配慮されている。
グレードはエコ&シンプル志向のエアとスペシャリティ志向のスパーダの2系統。嗜好的な違いだけでなく、装備面でもスパーダ系が上位設定となり、エアでは安全装備や快適装備が一部省略されるが、全般にファミリー&レジャーの勘所をうまく押さえた設計だ。
●エアー
●エアー
●エアー
●スパーダ
先代の「わくわくゲート」のような飛び道具もなく、シンプルで清潔感のあるデザインは、インパクトよりも馴染みの良さを狙っているように見える。先代では標準系とはシルエットから別物だったスパーダも、今回はグリル周りなどでさりげなく個性を主張する程度だ。
水平基調のすっきりしたインテリアは、エクステリアとの親和性もよく、機能性がデザインにも表れている。キャプテンシートが標準で、スパーダ(写真)は2列目オットマンを備えるなど上級志向。ベンチシートはオプション設定となる。
前後左右にスライドする2列目シートでシートアレンジが多彩。側面のレバーに操作を集約し、車外からのアレンジも簡単にできる。
先代ではスパーダのみに設定されていた2モーター式ハイブリッドが全タイプに拡大。
ホンダセンシングは渋滞追従や歩行者回避支援機能を備える。スパーダはさらにBSMや高機能灯火システムを追加装備する。
3列目シートを床下に格納すれば完全にフラットな荷室になる。スパーダはメモリー機能付きのパワーテールゲートを採用。
【ココが決め手】適応用途の要点を押さえ、シンプルで機能的
初代からの特徴であるサードシート格納は格納時に荷室側面の余計な張り出しがなく、積載性に優れている。サードシートの使用頻度が少ないユーザーには格納時の見栄えがいいのも魅力である。多人数乗車あるいは大物積載など、多様な使い方を綺麗にまとめられる。
走りの味付けはスパーダ系も含めて穏やか志向。ゆったりとした乗り心地と高速域で安心感の高い操安性を上手に両立している。
クラス内相対で突出した機能や性能はないが、使い勝手も走りもファミリー&レジャー用途に馴染みやすいのが見所だ。
車体もパワートレーンも先代からの改良版だが、確実に新世代の走行フィールになった。
≪オススメグレード≫ e:HEV エアー
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みんなのコメント
スポーツ推したりオラオラさせたりと
昨今の需要はコンプレックスの裏返しという感じがして
見ていて実に恥ずかしいです。