上位レースからのトリクルダウン
執筆:James Attwood(ジェームズ・アトウッド)
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翻訳:Takuya Hayashi(林 汰久也)
モータースポーツの電動化は急速に進んでいる。F1や耐久レースでは、すでにハイブリッド・パワートレインが採用されており、今後、各国のツーリングカー選手権、インディカー・シリーズ、世界ラリー選手権などでも、何らかの形で電動化技術が導入されることになるだろう。
もちろん、プロのレースだけではなく、アマチュアの草レースでも電動化(ハイブリッド、あるいは完全EV化)を進める必要がある。取り組みは早期から始まってはいるものの、莫大な費用がかかるモータースポーツで電動モデルに移行させることは、非常に大きな挑戦だ。
しかし、気候変動などの問題で自動車産業全体が移行を余儀なくされているように、モータースポーツもそれに追随しなければならない。すべてのテクノロジーがそうであるように、ワークス・ベースのカスタマー・レース、特にワンメイク・シリーズから始まるトリクルダウン効果が期待されている。
ハイブリッド車やEVがワンメイクレースに登場すれば、下位のレースにも普及していくのに時間はかからないだろう。また、ポルシェ・スーパーカップでは合成燃料への切り替えが進んでいるが、他のシリーズでもすぐに導入されると思われる。
EVのワンメイクレースに期待?
アルピーヌは、F1チームやワンメイクのアルピーヌA110カップ、ルノー・クリオカップなど、ルノー・グループのすべてのモータースポーツ・プロジェクトを運営している。2025年にはEVのみのブランドとなる予定だが、ローラン・ロッシCEOはF1に参戦することで電動化技術のアピールにつながると語っている。
では、将来はどうなるのか?ロッシは、次のように述べている。
「すべてを検討しています。将来的には電動化も視野に入れています。FIAは、わたし達にとって象徴的なクリオカップをはじめ、現在のフォーミュラのほとんどを電動化することを検討しています。わたし達は、そのようなレースに対応できるクルマを提供していくのが当然だと思います」
現在、ルノーはハイブリッド車のクリオを販売していることから、次世代のクリオカップ参戦車両がハイブリッドになることは想像に難くない。しかし、それ以上の展開も十分に考えられる。
これは筆者の純粋な希望的観測だが、現在計画中の電動ホットハッチ、アルピーヌR5のワンメイクレースを期待している。それは非常に見応えのあるものになるだろうし、電動モータースポーツの可能性をさらに広げるものになると思う。
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