■新「ハイエース」登場! “アースカラー”はなんのため?
2004年8月に登場して以来、まもなく20年目を迎える現行型の200系ハイエースですが、ビジネスユーザーだけでなく趣味の相棒としてやカスタマイズのベースとしても未だに高い人気を誇っているモデルです。
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その人気の理由は質実剛健で高い耐久性を誇っている点や、ボクシーでクセのないスタイルが時代を経ても古めかしくならない点など、複数挙げられますが、メーカーが時代に即したアップデートを続けているという点もそのひとつであることは間違いないところでしょう。
そんな進化を続けるハイエースですが、1月10日に一部改良を実施し、新たにスーパーGLにパッケージオプションとして「アースカラーパッケージ」を追加設定しました。
これは最上級グレードに当たるスーパーGLをベースに、ベージュやカーキといったアースカラーのボディカラーと、マットブラックのフロントグリル、無塗装素地の専用前後バンパーが備わるというもの。
実はコロナ禍を機に高まったアウトドアレジャーブームも相まって、クルマのカスタマイズにもアースカラーが採り入れられており、中古車をベースにアースカラーにオールペイント(全塗装)を施して車高を上げ、オフロードタイヤを装着するようなカスタマイズが流行していました。
またその際に前後バンパーを無塗装風の艶消しブラックなどに塗装し、低グレード風のドレスダウンを施して、よりワイルドな雰囲気にするカスタマイズも流行しており、今回のアースカラーパッケージはそれらを採り入れた仕様ということが言えるでしょう。
なお、アースカラーパッケージに採用されているカラーは、ヤリスクロスやシエンタなどに採用されている「ベージュ」と、RAV4などに採用されている「アーバンカーキ」の2色で、前述の中古車ベースのカスタマイズ時にも選ばれることが多い人気のカラーとなっています。
アースカラーパッケージ登場以前にもすでにこの2色を使ってカスタマイズが施されたハイエースも存在していますが、ボディの塗り替えを実施するとそれなりのコストがかかり、しかも高年式の中古車をベースにした場合には総支払い額が高価になってしまう可能性もあります。
高年式のハイエースでアースカラーにしたいと悩んでいた人にとっては、むしろ新車で買ったほうがお得となるため、グッドニュースと言えるでしょう。
そして新車時の純正塗装でアースカラーになっているということは、後から塗り替えた車両ではなかなか塗ることができない細部まで当然ながら同色に塗られており、品質も均一であることから、純正アースカラーを選ぶ価値があるのは間違いないところ。
すでに他車種ではアースカラーが純正採用されているモデルも増えてきている現在ですが、アースカラーブームはいつまで続くのかも気になるところではあります。
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