ランボルギーニ シアンをLEGOでつくる！ スーパーカーを約3700ピースで精巧にモデルアップ

ランボルギーニ史上最速モデルが大人のLEGOに

ランボルギーニのハイブリッドスーパースポーツ「シアン FKP 37」がLEGOになって登場した。

すでに公式サイト上では2020年6月1日より販売を開始しており、価格は379.99ユーロ（約4万6000円）。グローバルでの小売販売は2020年8月1日にスタートするという。

パドルシフトで“変速”できる可動式トランスミッション

高度な技術と精密な構造で知られる大人向けのLEGO Technic（レゴ テクニック）シリーズ最新作に、アウトモビリ ランボルギーニ渾身のハイブリッドモデル、シアン FKP 37が加わった。スケールは1/8で、全長60cm、全幅25cm、全高13cm。

シアンを構成するのは3696ものピースで、コクピットやシザーズドアはもちろん、V12エンジンや4WD機構まで精巧に再現。ステアリングを切ると方向を変えるタイヤや、パドルシフトでギヤの切り替えができる8速トランスミッションなど、可動メカニズムにもこだわった。

専用パッケージやコレクターズブックも付属

製品はシアンを象徴するライムグリーンの専用パッケージに収められており、組み立て説明書のほかに、製作エピソードなどをまとめた限定コレクターズブックレットも付属する。

また、フロントのフードを開けると、専用の旅行鞄とともにシリアルナンバーが現れる。このシリアルナンバーか取扱説明書に印刷されたQRコードを読み取り特別コンテンツのロックを解除すれば、アウトモビリ ランボルギーニとLEGOによる限定動画を視聴することができるという。

ものづくりの喜びを教えるランボルギーニの“レプリカ”

アウトモビリ ランボルギーニのステファノ・ドメニカリCEOは語る。

「LEGOとランボルギーニのスーパーカーは、あくなき研究と開発を続けながら常に完璧なデザインを追い求めるという点で共通しています。この素晴らしいシアン FKP 37の“レプリカ”は、スーパースポーツカーのファンとLEGO愛好家の両方にものづくりの喜びをもたらします」

63台限定のハイブリッドスーパースポーツ

シアン FKP 37は2019年9月のフランクフルトショーでワールドプレミアしたハイブリッドスーパーカー。FKPは、同年8月に逝去した故フェルディナント・カール・ピエヒ（Ferdinand Karl Piech）博士に敬意を示したネーミングで、数字の「37」はピエヒ博士の生まれた1937年を表している。フォルクスワーゲンブランドを長年見守ってきた博士は、ランボルギーニの真の理解者であったという。ちなみに「シアン」はランボルギーニの故郷、ボロネーゼの方言で“閃光”または“稲妻”を意味する単語だ。

シアン FKP 37のハイブリッドシステムには、世界で初めて蓄電にスーパーキャパシタを採用。システム最高出力は819hpに達し、パワーウェイトレシオはランボルギーニのV12モデル中で最高の1.0kg/hpを実現した。0-100km/h加速は2.8秒を下回り、最高速度は350km/h以上。車体価格は税抜きで200万ユーロ（約2億3700万円）超えだが、すでに生産分の63台は完売している。