ラゴンダ 114年目の再出発
アストン マーティンは、ラゴンダ・ブランドの再出発を告げる「ラゴンダ・ビジョン・コンセプト」を発表した。
114年の歴史を誇るラゴンダは今後、ハイテク・ラグジュアリー志向のメーカーとして、独自の道を歩んでいくようだ。
今回発表されたのは、ロールス・ロイス・ファントムの対抗車種となるEVサルーンだ。
しかし、ロールスとベントレーが “旧き良きラグジュアリー” を標榜するのに対し、ラゴンダは伝統的に、未来的なオルタナティブという性格が強い。彼らが目指すところは、エレクトリックカーならではの広大なインテリア、無音に近いゼロ・エミッション・ドライブトレイン、こうした要素をあわせ持つ史上初となるラグジュアリー・メーカーなのだ。
それを実現するためにアストンが選んだパートナーは、名前も明かされていないシリコン・バレーのテクノロジー・カンパニーである。
そして、エレクトリックカー専用のアーキテクチャーに、1台1台をハンドビルドで製造するというのだから、アストンとの比較にかかわらず、自動車メーカーとしても異例のスタンスを取っていると言えよう。
バッテリーはフロアにマウントされ、2基のモーターに電力を供給。4輪駆動ながら、すべての車輪に対して0%~100%のトルク配分が可能だという。
ワイヤレス充電にも対応し、バッテリーの目標性能は、
・15分で満充電
・航続可能距離:645km
と発表されている。
さらにはレベル4の自動運転に対応するアーキテクチャーも採用しているという。
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