BMW、フランクフルトショー出展車両を発表

BMWは9月15日に開幕するフランクフルトショーの出展車両について概要を発表した。

まずBMWブースの目玉の1台となるのが新型7シリーズ。すでに概要が明らかにされているように、新型7シリーズは車体の骨格にカーボンファイバーを用いることで大幅な軽量化を実現し、運動性能および燃費性能の向上を図っている。また装備面についても、自動で車庫入れを行う「リモートコントロールパーキング」機能や、ジェスチャーを認識する新世代のiDriveシステム、マッサージ機能をはじめとする豪華機能を持つ後席「エグゼクティブラウンジシート」など、最上級モデルらしい装備の充実ぶりを誇る。

このほか3シリーズの2016年モデルの出展も予定する。2016年モデルでは4種類のガソリンエンジンと7種類のディーゼルエンジンのほか、新たにプラグインハイブリッド仕様「330e」が設定される。4気筒ガソリンエンジンにモーターが組み合わされる330eは、システム最高出力252hpを発生。燃費は最高で1.9L/100km（52.6km/L）を誇る。

またBMWは2シリーズアクティブツアラーのプラグインハイブリット仕様「225xe」も披露する。225xeは、1.5リッター直列3気筒ターボエンジンとモーターを組み合わせ、前輪をエンジンパワーで、後輪をモーターで駆動するe-4WD方式をとる。システム最高出力は224hp、燃費は最高で2L/100km（50km/L）を実現し、EVモードでの航続可能距離は41kmとされる。

さらにフランクフルトショーでは「M6 GT3」がワールドプレミアされる。これはM6をベースとしたレースカー仕様で、2016シーズンより耐久レースなどへの出場が予定される。エンジンは市販のM6をベースに小変更を加えた4.4リッターV8ターボを搭載し、最高出力600hp、最大トルク700Nmを発生。衝撃吸収用のクラッシャブルゾーンやボディパネルにはカーボンファイバー素材を用いることで車重は1300kgに抑えられ、最高速度は305km/hに達するという。