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突如ロータス参戦! 600ps級の「背が高いEV」 完全電動のパワー系SUV 4選

掲載 更新 7
突如ロータス参戦! 600ps級の「背が高いEV」 完全電動のパワー系SUV 4選

世界のEVは、エコだけじゃない!

SUVの人気はここ日本でも高まっているが、海外のモーターショーを見ても分かるとおり、新登場のSUVは多くが電気自動車。

【画像】パワー系の完全電動SUV 4選【じっくり見る】 全83枚

これまで軽量なスポーツカーにこだわってきた英ロータスが、フルEVの大型SUV「エレトレ」を発表したのは象徴的な出来事だ。

しかも、その最高出力は600馬力級。

ライトウェイト・スポーツが代名詞のロータスでさえ参入してきた、パワー系の背が高いEV。

このマーケットにはどのような可能性があるのか、4つの注目モデルとともに探ってみよう。

ロータス史上初のSUV「エレトレ」

70年を超えるロータスの歴史に、新時代を告げるモデルとして生まれたのが電気自動車のSUV「ロータス・エレトレ」。

608.3psものエレクトリックパワーはフロントに1基、リアに1基、合計2基のモーターが生み出し、四輪を介して路面に伝える(4WD)。

まさにパワー系電動SUVのパッケージングであるが、これまでのロータス車と大きく異なる点が、ADAS(先進運転支援機能)の充実。

従来のエリーゼやエキシージからは想像できないが、日常生活でも出番の多いロータスを標榜する「エレトレ」には、ACC、交通標識認識、駐車支援の360°カメラ、幼児置き去り検知システムまで、様々な機能が備わる。

・最高出力:608.3ps~
・0-100km/h加速:3秒以下
・航続可能距離:600km(目標値)

また、これまで軽さを追求してきたロータスのイメージを覆すのが大きさ。

そのボディサイズは、全長5103×全幅2135(電動リアミラー車)×全高1630mm。ホイールベースは3019mm。

全長・全幅はポルシェ・カイエンを上回るというから、実車は相当ボリュームのある外観になるだろう。

なお、日本への導入時期・価格は未定だ。

テスラ・モデルX 「プレイド」は1000馬力超え

EVを語るうえで外せないメーカーは、やはり米テスラ。そのラインナップのなかでSUVスタイルを採用するのが「モデルX」と「モデルY」だ。

このうちモデルXは標準車ですら670psを誇るが、パワー系ということなら上位グレード「モデルXプレイド」が筆頭だろう。

3基のモーターが送り出す最高出力は1000馬力超え。トルクベクタリングを備えるAWDシステムで、EVならではの鋭いトルクを自在に操る。

・最高出力:1020ps~
・0-100km/h加速:2.6秒
・航続可能距離:536km

もともとは、最上位グレードとなる「プレイド+」の登場が予定されていたが生産はキャンセルに。「プレイドがとても良いので、必要ないよ」とマスクCEOが言い訳したことで話題となった。

モデルXのサイズは、全長5037×全幅1999×全高1684mm。ホイールベースは3m級。

上方に跳ね上がるファルコン・ウイングの後席ドアを開ければ、プレイドでは最大で6名分の空間が広がる。

BMW iX M60 「M」の完全電動SUV

BMWの電動車を示す「i」ブランド、SUVを担う「X」シリーズ、高性能モデルの証「M」。

この3つの世界における最高モデルと位置づけられるのが「iX M60」だ。

前・後ろの計2基のモーターが発揮する最高出力は619ps。M特有のシャシーセッティングで最高速度は250km/hに達する。これは、iX xDrive 50より50km/hも速く、同社のフルEVのなかで最速となる。

・最高出力:619ps
・0-100km/h加速:3.8秒
・航続可能距離:561km(推定)

iX M60のボディサイズは、全長4953×全幅1967×全高1695mm。ホイールベースはやはり3m。

面白いのはMならではのサウンド演出をEVに与えたこと。スタート/ストップ・ボタンを押したとき、スロットル・ペダルを踏み込んだときに、エネルギッシュな音が広がるという。

華人運通ハイファイX EV大国の中国から

ヒューマン・ホライゾンズ(華人運通)は、中国の新興EVメーカー。

全長5.2mという巨体に、このボリューム感のあるデザイン。今回選んだ4台のなかでも、存在感は抜き出ている。

ツインモーターが発揮する最高出力は、今回のテーマである600馬力まであと少しの598ps。

・最高出力:598ps
・0-100km/h加速:3.9秒
・航続可能距離:550km(NEDC)

ハイファイXの車両開発を率いるエンジニアは、かつて英ジャガー・ランドローバーに所属していた人物とされるが、加減速の味付けは中国製EVに共通するキャラクター(加速が鋭く、回生は緩め)だという。

乗車定員は6名、後席ドアはガルウイング・タイプと、パッケージングがモデルYプレイドに似ているのは、このマーケットにおけるテスラの影響力を証明した形か。

欧米のプレミアム・ブランド、アジアの新興メーカーが続々参入する完全電動のパワー系SUV。エコ/クリーンが合言葉のEVは、ときに無個性とも捉えられがちだが、こうした濃いキャラクターのモデルがそんなイメージを打破することになるだろう。

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みんなのコメント

7件
  • ロータスもこういう車を作るようになっちゃったんですね、時代が時代だからしょうがないけど、なんか少し寂しい。
  • ロータス、お前もか!
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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