今シーズンのF1シンガポールGPのコースレイアウトは大きく変更され、サーキット後半には長い直線区間が設けられることになる。この変更により、タイヤやブレーキのマネジメントは、ある程度は楽になるだろうと、各チームは推測しているようだ。
2023年のシンガポールGPは、一時的にコースレイアウトが変更され、ターン15のあとはターン16まで397.9メートルの直線が設けられることになっている。これにより、海に向かって設けられたフロート・エリアのグランドスタンドの前や下を通らない。この変更は、このフロート・エリアにNSスクエアという新しいイベント会場が建設されるためであり、来季からは従来のレイアウトに戻るものとみられている。
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これによって直角コーナーが4つなくなるため、ラップタイムも10秒ほど速くなる見込みである。ただこの変更により、ラップタイムだけでなく、ブレーキやタイヤのマネジメントにおいても影響が及びそうだ。
アストンマーチンのパフォーマンスディレクターであるトム・マッカローはmotorsport.comに対し、次のように変更後のレイアウトについて説明した。
「ブレーキングゾーンとトラクションゾーンが減り、デグラデーションが楽になるはず。タイヤにとっては楽になるだろう」
「通常のレイアウトでは、タイヤを休ませる時間があまり長くなかった。タイヤが熱くなってしまっていたんだ」
「でもこのレイアウトでタイヤを少し冷やすことができるようになり、最後の数コーナーで、タイヤの状態がそれほど悪くはなくなるだろう。つまり、タイヤの側から見ても、少し楽になるはずだ」
「このサーキットでは、おそらく最大のダウンフォースをかけることになるだろうけど、それについてはあまり変わらないはずだ」
ウイリアムズのビークルパフォーマンス責任者であるデイブ・ロブゾンは、FW45はコースレイアウトの変更によって、悪影響を受けることはないだろうと語った。
「コーナーが4つなくなるので、レイアウト変更は役に立つと思う」
そうロブソンは言う。
「きっと、それは役に立つだろうね」
「もっと真剣に考えると、サーキットの性質を大きく変えることになるだろうね。ダウンフォースレベルに関してはあまり変わらない。しかし、ブレーキングという面では、ここでは常に難しいんだ」
「ブレーキが対処しなければいけないエネルギー、そしてリヤタイヤのデグラデーションに関しては、最終セクターに到達するまでに非常に難しい状況になる」
「だからサーキットの終盤からコーナーが減るのは、誰にとっても特性を大きく変えるということを意味するのは明らかだ。願わくば、そのことがこのマシンの強みに少しでも貢献することを願っている」
アルピーヌのドライバーであるエステバン・オコンは、新しいターン16は、オーバーテイクポイントになる可能性があると語った。
「それはとても良いニュースだよ」
オコンはレイアウト変更についてそう語った。
「必ずしもドライブすることを楽しめないサーキットで、それを変えるというのは非常に良いニュースだ」
「以前は不可能だったオーバーテイクが可能になることを願っている。確実に前を行くマシンに近づくことができるようになるし、それによって多くのことが変わるだろう」
なおラップタイムが短くなるということは、チームが戦略を考える時間が減るということを意味する。ここシンガポールは、ウォールがコースのすぐ横にあるため、セーフティカーが出動する可能性が高い。そのため、迅速な判断を強いられることになるはずだ。
一方で多くのクラッシュが起きる従来のターン18がなくなるため、セーフティカー出動が減る……そういう事態に繋がる可能性もある。ちなみに、2008年にクラッシュゲートが起きたのはターン17~18の間であり、今回の変更により当該箇所は通らないということになる。
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