現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > こんなに安くて面白いクルマは世界でこれだけ アルトワークスの魅力

ここから本文です

こんなに安くて面白いクルマは世界でこれだけ アルトワークスの魅力

掲載 更新 99
こんなに安くて面白いクルマは世界でこれだけ アルトワークスの魅力

 独身ならまだしも、既婚者にとってはスポーツカーを所有するなんて夢のまた夢。お子さんがいればなおさら、「よくてSUV、最悪ミニバン」という選択を強いられているかたは多いことだろう。

 だからといって、家族が満足するクルマと別にスポーツカーを所有するできる方は限られているし、そもそも、昨今は嫌われる傾向にあるスポーツカーなど、買わせてもらえない、というパターンもある。

手の届きやすいEVは中国のだけにあらず! タジマモーターが開発する超小型EVに注目!!

 そんなかたにお薦めなのが、見た目は普通の軽ハッチ「アルトワークス」だ。本稿ではアルトワークスの魅力を存分にお伝えしていく。

文:吉川賢一
写真:SUZUKI、TOYOTA、NISSAN、MITSUBISHI、DAIHATSU、ベストカー編集部

【画像ギャラリー】こんなに安くて面白いクルマは他にない!! アルトスポーツモデルとアルトワークスの歴代モデルをギャラリーでチェック!!

軽ハッチなのにめちゃくちゃ速く、超軽量で超コントローラブル!!

 1987年に誕生した初代アルトワークスは、3気筒4バルブDOHCインタークーラーターボを積んだホットモデル。当時、最大のライバルであったダイハツの軽ターボ、「ミラTR-XX」の対抗馬として開発されたアルトワークスは、排気量550ccながらも、軽として異例の64psものハイパワーエンジンを搭載していた。

 専用チューニングが施されたサスペンションや、当時、クラス初の13インチ65タイヤ、大型フォグランプ、フルエアロチューン、スポーティな雰囲気にあふれたインテリアパーツなど、クルマ好きをくすぐるカッコよさが満載だった。

初代アルトワークスは1987年2月に登場 64ps/7.3kgmを発揮する543cc直3ターボと2WD、4WDの組み合わせは痛快 ハイパワー軽ターボブームを席巻した1台だ

 軽サイズのコンパクトカーでありながら、コーナーはめちゃくちゃ速く、かつ超軽量で超コントローラブル。当時の若者達(現在50~60歳ごろのお兄様方)は、「小粒でもピリリと辛い」とか、「リトルモンスター」と表現し、虜となっていた。

 この初代アルトワークスのコンセプトは、その後に続く歴代モデルにも引き継がれ、2000年12月のアルトのマイチェンで一旦モデル廃止になるまで、多くのファンに愛され続けた。

丸目2灯ヘッドライトになった2代目アルトワークス 1990年3月に660ccエンジンへの換装で新規格に対応した

1994年11月にフルモデルチェンジした3代目アルトワークス デザインは2代目のキープコンセプトとなった

1998年10月に登場した4代目アルトワークス なお2000年12月のマイナーチェンジで消滅した

クルマは「軽さが命」をもっとも実感できるクルマ

 モデル廃止から15年後の2015年12月、5代目モデルが登場し、アルトワークスは復活を果たす。モデル廃止前にアルトワークスの魅力を体験していた方たちが、年を重ねて時間とお金に余裕が見えてきたタイミングとも重なり、アルトワークス復活には、一気に注目が集まった。

 また、モデル廃止前の人気ぶりを知らない若者たちの中にも、比較的安くて、「純粋にドライビングが面白い!!」として人気が出た。

2015年10月に復活した5代目アルトワークス キャッチフレーズは「クルマと共鳴しながら、疾走する快感。」

 86やBRZなら200psは余裕で超えてくる。中古車にはなるが、WRXやランエボであれば、2.0リッターターボエンジンで280ps出す。他にもハイパワーなマニュアル車はある中で、たった64ps程度のマニュアル車の「何が面白い!?」と思うかもしれない。

 ぜひ一度乗ってみてほしい。現行アルトワークスは、車重わずか670kg(2WD-5速MTモデル)。最初はガチガチの足回りに驚かされるだろうが、排気サウンドの荒々しさや、やる気のあるレカロシートなども手伝い、多くの方を虜にしてきた理由が、クルマ好きな方ならわかるはずだ。

RECAROのセミバケシートを備えており、ただモノではないオーラが凄い

超コンパクトで軽量なFFママシンを、マニュアルトランスミッションで駆る これほど面白いドライビングはないだろう

 大パワーで稼ぐパワーウエイトレシオよりも、軽量化で稼いだパワーウエイトレシオの方が、運動性能的には遥かにメリットがある。クルマは「軽さが命」ということが、よく分かると思う。

コスパが圧倒的 こんなクルマは他にない!!

 似たようなコンセプトのクルマに、ホンダN-ONE RSがある。2020年11月にフルモデルチェンジうけ2代目となったN-ONE RSは、6速MTや、スポーティなエクステリアパーツ、そしてホンダセンシングなども採用した、豪華な軽スポーツだ。内外装のクオリティも高く、FFの6速MT仕様で199万9800円だ。

N-ONE RS 6速MT車は、トルクバンドが狭いので、シフト操作は忙しくなるが、それもまた楽しめる一台だ

N-ONE RS(FF〈6MT〉)のインパネ ダッシュボードから生えた6速MTのシフトノブ ショートストロークでシフトフィールも良い

 正直なところ、アルトワークスはN-ONE RSのクオリティには、全く届いていない。だが、アルトワークスは、FFの2WDモデルで153万7800円、4WDであっても164万7800円(5速MT)と、度肝を抜かれる安さ。スイフトスポーツもそうだが、スズキは、本当に面白いクルマを驚くほどに低コストで出してくるなぁ、改めて思う。

 アルトのモデルチェンジが2021年末にも行われる、という情報があるが、アルトワークスも用意されるかは、いまのところわかっていない。もしかすると、新車でアルトワークスが買えるのは、いまが最後のチャンスなのかもしれない。

 もし、新車で軽のMT車を検討されているならば、アルトワークスはぜひ視野に入れていただきたい一台だ。

【画像ギャラリー】こんなに安くて面白いクルマは他にない!! アルトスポーツモデルとアルトワークスの歴代モデルをギャラリーでチェック!!

こんな記事も読まれています

ホンダ新型「軽バン」6月発表! 斬新2人乗り×真っ黒テールに注目!?  実車展示続々、7月にも
ホンダ新型「軽バン」6月発表! 斬新2人乗り×真っ黒テールに注目!? 実車展示続々、7月にも
くるまのニュース
限定1000台! Acalieが特定小型原付「RICHBIT CITY」と電動アシスト自転車「RICHBIT CITYASSIST」の先行予約を開始
限定1000台! Acalieが特定小型原付「RICHBIT CITY」と電動アシスト自転車「RICHBIT CITYASSIST」の先行予約を開始
バイクのニュース
ジャガー『F-PACE』に最強の「SVR」、575馬力スーパーチャージャー搭載…欧州設定
ジャガー『F-PACE』に最強の「SVR」、575馬力スーパーチャージャー搭載…欧州設定
レスポンス
ディープリム感を演出する「幅リム」がイイ! MONZA JAPANがアフターホイールに新たなトレンドを作る予感
ディープリム感を演出する「幅リム」がイイ! MONZA JAPANがアフターホイールに新たなトレンドを作る予感
WEB CARTOP
パナソニックエナジー、日野が共同開発した大型EVトラクターに電池供給 商用車で初採用
パナソニックエナジー、日野が共同開発した大型EVトラクターに電池供給 商用車で初採用
日刊自動車新聞
NTNがEVの要求「航続」「耐久」「電動制御」に応える製品を出展へ…人とくるまのテクノロジー展 2024
NTNがEVの要求「航続」「耐久」「電動制御」に応える製品を出展へ…人とくるまのテクノロジー展 2024
レスポンス
550馬力直6を搭載した新型「BMW M4 CS」は「M4コンペティション」以上ほぼ「M4 CSL」だ!
550馬力直6を搭載した新型「BMW M4 CS」は「M4コンペティション」以上ほぼ「M4 CSL」だ!
AutoBild Japan
まるで「旧車いじめ」!? 13年超のクルマの「自動車税」なぜ高くなる? それでも旧車に乗り続ける理由とは?
まるで「旧車いじめ」!? 13年超のクルマの「自動車税」なぜ高くなる? それでも旧車に乗り続ける理由とは?
くるまのニュース
一度激減したタクシードライバーが増えてきた! 利用者には喜ばしい半面「経済不安」の現れという側面もアリ
一度激減したタクシードライバーが増えてきた! 利用者には喜ばしい半面「経済不安」の現れという側面もアリ
WEB CARTOP
[15秒でわかる]VW新型『カリフォルニア』…新設計のキャンパーバン
[15秒でわかる]VW新型『カリフォルニア』…新設計のキャンパーバン
レスポンス
【ポイントランキング】2024スーパーフォーミュラ第2戦オートポリス終了時点
【ポイントランキング】2024スーパーフォーミュラ第2戦オートポリス終了時点
AUTOSPORT web
【正式結果】2024年F1第7戦エミリア・ロマーニャGP決勝
【正式結果】2024年F1第7戦エミリア・ロマーニャGP決勝
AUTOSPORT web
[カーオーディオ・素朴な疑問]スピーカー…ドアパネルを改造してまで外に出すのはなぜ?
[カーオーディオ・素朴な疑問]スピーカー…ドアパネルを改造してまで外に出すのはなぜ?
レスポンス
ホンダが新型「和製スーパーカー」発売へ 超低い“2ドアモデル”26年登場!? 新シリーズ30年までに7車種投入
ホンダが新型「和製スーパーカー」発売へ 超低い“2ドアモデル”26年登場!? 新シリーズ30年までに7車種投入
くるまのニュース
愛犬家が開発した電動原付「E-Carry Bike Doggie」 開発の経緯は柴犬のトイレ問題!?
愛犬家が開発した電動原付「E-Carry Bike Doggie」 開発の経緯は柴犬のトイレ問題!?
バイクのニュース
【旧車系ユーチューバー】ホンダ ビート:公道アクセル全開!”レッドゾーン”までぶん回せ<おもちのビートch>
【旧車系ユーチューバー】ホンダ ビート:公道アクセル全開!”レッドゾーン”までぶん回せ<おもちのビートch>
月刊自家用車WEB
美しすぎる純「和製スーパーカー」! マツダ新型「ロータリースポーツ」登場へ!? 期待高まる「アイコニックSP」に反響大
美しすぎる純「和製スーパーカー」! マツダ新型「ロータリースポーツ」登場へ!? 期待高まる「アイコニックSP」に反響大
くるまのニュース
いまや希少なホットハッチ VW「ポロGTI」に誕生25周年記念モデル登場!全世界で2500台 日本で227台の限定モデル
いまや希少なホットハッチ VW「ポロGTI」に誕生25周年記念モデル登場!全世界で2500台 日本で227台の限定モデル
VAGUE

みんなのコメント

99件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

153.8168.6万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1.0400.0万円

中古車を検索
アルトワークスの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

153.8168.6万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1.0400.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村