宮田莉朋が所属するクール・レーシングは、2024年のル・マン24時間レースを12位でフィニッシュした。終盤まで優勝争いを繰り広げていたクール・レーシングだったが、レース残り1時間を切ったところでマシントラブルに見舞われ、大きく順位を落とす悔しい結果となった。
宮田は今年のル・マンに、ロレンツォ・フルクサ、マルテ・ヤコブセンと組んで参戦。37号車クール・レーシングのマシンを走らせた。予選では6番手となると、決勝では徐々に順位を上げていく堅実な走りを披露。終始上位で走った。
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優勝の可能性も見えてきた残り1時間を切った頃に、マシンにトラブルが発生。チームの発表によれば、ワイパーが壊れてしまったため、危険な状態での走行を避けるためにピットで修復することを余儀なくされたという。
チームはこのトラブルを修理。コースに復帰したものの、結局は12位でのフィニッシュとなった。
「チェッカーは受けたものの、最後の残り45分ぐらいで車両トラブルに見舞われトップ争いから離脱してしまいました」
宮田はプレスリリースでそうコメントを寄せた。
「結果は残念ですが、ル・マン24時間を戦えたことはすごく自分にとって良い経験になりました。今まで経験してきた24時間の耐久レースと比較してみると、やはりル・マン24時間のレベルは高いですし、公道を使っているので、天候にもかなり左右されやすく、リスクを背負いながらも走り切るというのが、ル・マンの一番難しいところだなと感じました」
「結果は別として、この経験を自分の将来にしっかり繋げたいと思います」
長い長いレースを戦い終えた宮田。しかし、休んでいる暇はない。次はスペイン・バルセロナに飛び、カタルニア・サーキットでのFIA F2のレースに、早速今週末挑まなければならないのだ。
「今週末にはF2バルセロナがあるので、切り替えてF2バルセロナでまた頑張ります。応援ありがとうございました」
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