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母国ベルギーでヌービルがシェイクダウン最速に。タナクとオジエが続く/WRC第8戦

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母国ベルギーでヌービルがシェイクダウン最速に。タナクとオジエが続く/WRC第8戦

 8月13日、WRC世界ラリー選手権第8戦ベルギーのシェイクダウンが行われ、ヒュンダイのティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)が全体のトップタイムをマークした。

 ベルギーで初開催となるWRCの1戦が幕を開けた。競技開始に先立って行われるシェイクダウンは13日(金)の現地8時01分にスタート。サービスパークが置かれるイープルの北に設定された全長9.81kmのターマック(舗装路)ステージがテストの舞台となった。

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 選手権をリードするセバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)を先頭にスタートした1回目のランでは、待望のWRC母国ラウンドを迎えたヌービルが4分31秒9というタイムを記録して暫定トップに立つ。
 
 2018年のイープル・ラリーウイナーである彼は、2度目の走行を終えた時点で僚友のオット・タナク(ヒュンダイi20クーペWRC)に首位の座を明け渡したものの、次の走行で4分22秒5をマーク。これが全車の中で唯一、4分23秒を切るタイムとなりシェイクダウン最速ドライバーとなっている。

 ヌービルは「いつもと変わらないシェイクダウンだった。調整はわずかに行っただけ」と語った。
 
「基本的にはラリーに向けて、少しでもハードタイヤを残すためにタイヤを交換した。イベントは完全なドライコンディションが望ましいね」

「トリッキーな部分があることを知っているアドバンテージはあるが、他のラリーと同様に考えている。僕がフィンランドやエストニアに行っても良いタイムを出すことができるように、他の選手もここで同じよう走れるだろう」

 ヒュンダイのドライバーに続いたのは同じくi20クーペWRCを駆るタナクで、首位と0.8秒差の2番手につけた。対するトヨタ勢では、ヌービルからプラス2.1秒差の3番手にオジエが入り、その後方にエルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)と前戦エストニアでWRC史上最年少優勝を飾ったカッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC)が続いた。

 首位から6.1秒遅れたピエール・ルイ・ルーベ(ヒュンダイi20クーペWRC)とその後ろのアドリアン・フルモー(フォード・フィエスタWRC)、勝田貴元(トヨタ・ヤリスWRC)、ガス・グリーンスミス(フォード・フィエスタWRC)が1秒以内の僅差で並んでいる。

 なお既報のとおり、勝田のコドライバーであるダニエル・バリットは前戦エストニアで首を負傷したため第8戦を欠場しており、勝田はキートン・ウイリアムズとの新しいコンビで今大会に臨んでいる。

 シェイクダウン16番手に沈んだクレイグ・ブリーン(ヒュンダイi20クーペWRC)は、最初の走行で右フロントブレーキのエアダクトが外れ、ホイールリムとタイヤを傷つけてしまう。これを修理するためにサービスに戻った彼は、その後2度のテストランを行ったがタイムは伸びていない。

■2021年WRC第8戦ベルギー シェイクダウン結果
Pos.No.DriverMachineGap111T.ヌービルヒュンダイi20クーペWRC4'22.528O.タナクヒュンダイi20クーペWRC+0.831S.オジエトヨタ・ヤリスWRC+2.1433E.エバンストヨタ・ヤリスWRC+3.2569K.ロバンペラトヨタ・ヤリスWRC+4.067P-L.ルーベヒュンダイi20クーペWRC+6.1716A.フルモーフォード・フィエスタWRC+6.3818勝田貴元トヨタ・ヤリスWRC+6.6944G.グリーンスミスフォード・フィエスタWRC+6.91021J.フッツネン(WRC2)ヒュンダイi20 Nラリー2+20.61642C.ブリーンヒュンダイi20クーペWRC+25.0

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みんなのコメント

4件
  • 土曜日終了時点で、1分差以内に5台と接戦。ただし、トップの2台はヒュンデ。
    勝田は事故でリタイヤみたいだ。
  • ワウコリアの記事かと思ったら、がっつりオートスポーツだったわw
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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