ホンダはF1第9戦トスカーナGPでマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が見舞われたトラブルの再発を避けるため、パワーユニット(PU)の電気系統とソフトウェアに変更。その上で、F1第10戦ロシアGPには、3基目のPUエレメントを投入するようだ。
ムジェロでメルセデスに挑もうとしていたフェルスタッペンだったが、スタートからわずか数秒で突然パワーを失い、ポジションダウン。その後、クラッシュに巻き込まれてオープニングラップでレースを終えてしまった。
■もうPU起因のリタイアがないように……ホンダ田辺TD、ソチ戦に向け誓い
ホンダはレース後、原因究明に時間を費やしたが、MGU-KやMGU-Hなどエンジンの主要部品が原因ではなく、エンジンの電気系とソフトウェア的な要因が重なって発生したのではないかと結論付けられた。
これを受けて、ホンダは再発防止策を講じた。ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターはロシアGPを前に、次のようにコメントしている。
「ムジェロでのレースを終えてからは、フェルスタッペン選手のPUに発生したトラブルの原因究明と対策を重点的に推進してきました。いろいろなことが複雑に絡んでトラブルが発生したことが分かりました。この先、再発しないように1つ1つに対策を打ってレースに臨みます」
フェルスタッペンは、トスカーナGPでのリタイアをとても悔しがっており、ロシアGPに臨む前に技術的問題を解決するためにチームとホンダが何をしているのか、話し合いを行なったという。
フェルスタッペンはこの話し合いを経て、誰もが今後のためにできる限りのことをしていると信じていると語った。
「表彰台以上の結果を得るチャンスがあると思っていたのに、あんな形でトラックを去るのはもちろん良いことではないけど、それは過去のことにしなければならない」
「もちろん、チームとして問題は話し合った。全員が同じ方向に向かって仕事をしていて、各レースであらゆる可能性を追求して、戦っているんだ」
当初の計画の一環として、ホンダはロシアGPでドライバーたちにいくつか新しいPUエレメントを供給する予定だ。この動きは、トスカーナGPで発生したトラブルとは無関係だ。
レッドブルとアルファタウリのうち3台は、現在2基目までPUを使用。アレクサンダー・アルボン(レッドブル)だけがターボチャージャーとMGU-Hの3基目を先んじて使用している。
新しく投入されたコンポーネントは、ペナルティを受けずに使用できる最後のエレメントになる。これまで使用していたものと合わせ、シーズン終了まで計画的に運用されていく予定だ。
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