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フェルスタッペン圧巻! 2番手ノリスに0.4秒差のスーパーラップでポールポジション獲得。角田裕毅14番手|F1オーストリアGP予選

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フェルスタッペン圧巻! 2番手ノリスに0.4秒差のスーパーラップでポールポジション獲得。角田裕毅14番手|F1オーストリアGP予選

 F1第11戦オーストリアGPの予選でポールポジションを獲得したのは、レッドブルのマックス・フェルスタッペンだった。RBの角田裕毅は14番手だ。

 レッドブルリンクを舞台に行なわれている今回のオーストリアGPは、今季3回目のスプリントフォーマットでの開催となっている。

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 今季からフォーマットに変更が加えられ、F1スプリントから本戦用の予選までの間はパルクフェルメルールが一旦解除される。そのため、F1スプリントで課題のあったチームは、マシンセットアップに微調整を加えて予選に臨むことができるようになった。

■トップ15が0.4秒以内の大接戦|Q1

 気温32度、路面温度47度というコンディションの中、現地は予選セッション開始の時刻を迎えた。

 舞台となるレッドブルリンクは1周4.318kmと短く、例年最終セクターではトラフィックに引っかかるマシンが出ることも多い。またトラックリミット違反を取られるリスクもあることから、トップ15を決める最初のQ1では、まずバンカータイムを記録しておこうと開始直後から多くのドライバーが続々とコースへ飛び出した。

 序盤はフェラーリのシャルル・ルクレールがトップに。マクラーレンのランド・ノリスが続き、もう1台のマクラーレン、オスカー・ピアストリを挟んで角田が4番手に並んだ。なお、トップ3はユーズドのソフトタイヤ、角田は新品のソフトタイヤを履いていた。

 メルセデスの2台はアタックのタイミングをずらし、比較的空いたコースでアタックを行なう作戦を採った。これが功を奏したか、ジョージ・ラッセルはルクレールを交わしてトップに浮上した。

 メルセデス勢がガレージに戻る中、他18台は再びコース上へ。フェラーリ勢やマクラーレン勢、フェルスタッペンがラッセルを上回るタイムを計測した。なおフェルスタッペンなどは、ここでもユーズドタイヤを使用した。

 Q1最終盤は敗退のリスクが少ないトップ3を除き、17台がタイム計測を行なったが、サインツJr.が記録した1分5秒263というトップタイムは破られなかった。

 トラックリミット違反によって2回目のアタックラップを抹消され、ノックアウトのリスクがあった角田は、最後のアタックで8番手にポジションを上げ、チームメイトのダニエル・リカルドも9番手に。これで揃ってQ1突破となった。レッドブルのセルジオ・ペレスも14番手と危ういポジションにいたが、最後は12番手まで改善した。

 アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは15番手でなんとかQ1通過。ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンはアロンソに0.080秒届かず16番手でQ1敗退となった。

 アルボン以下、アストンマーティンのランス・ストロール、キック・ザウバーのバルテリ・ボッタス、ウイリアムズのローガン・サージェント、キック・ザウバーの周冠宇がここで姿を消した。

 なおQ1はトップのサインツJr.から15番手アロンソまで0.393秒という大接戦だった。

■RBはQ3進出にあと一歩届かず|Q2

 トップ10入りを決めるQ2がスタートすると、アルピーヌ勢とフェラーリ勢がコースイン。まずはフェラーリのシャルル・ルクレールがトップに立ち、アルピーヌ勢を挟んでサインツJr.が4番手となった。なお、ここでフェラーリ勢はユーズドタイヤを使用した。

 そして、その他のドライバーは新品タイヤでピットアウト。フェルスタッペンが1分4秒577を叩き出してトップに立ち、サインツJr.はタイヤを履き替えて2番手タイムを記録した。

 セッション時間が残り少なくなる中、各車がコース上へ。Q2最後のアタックを行なった。

 フェルスタッペンはここで他を突き放す1分4秒469をマーク。サインツJr.は結局タイム計測を実施せず2番手通過となったが、その差は0.547秒という大きなモノだった。

 Q3にはレッドブル、フェラーリ、メルセデス、マクラーレンの上位4チームが順当に進出。残る2枠を掴んだのはハースのニコ・ヒュルケンベルグとアルピーヌのエステバン・オコンだった。フェルスタッペンが頭ひとつ抜けていたものの、同タイムを記録したサインツJr.とラッセルのふたりから10番手オコンまで0.258秒差と、Q2も大接戦だった。

 リカルドはオコンに0.015秒届かず11番手。角田も14番手とRBは2台揃ってQ2敗退を喫した。その他、ハースのケビン・マグヌッセン、アルピーヌのピエール・ガスリー、アロンソがノックアウトとなった。

■フェルスタッペンは止められない|Q3

 ポールポジションを決めるQ3。ピットレーンがオープンになると10台が続々とコースイン。ハミルトンはガレージから出る際、マシンにジャッキと排気ホースを引っ掛けてしまう珍事件を起こしてしまい、アンセーフリリースの疑いでセッション後の審議対象となった。

 Q3に向けて、ヒュルケンベルグとルクレールは手持ち新品タイヤが残り1セット、オコンとペレスは新品タイヤを既に使い切っていたためユーズドタイヤを履くしかなかった。その他のドライバーは新品タイヤを2セット残していたため、最初から好タイムをマークした。

 Q3最初のタイム計測では、フェルスタッペンが1分4秒426でトップ。ノリスも1分4秒台に入れて2番手につけるも、フェルスタッペンから0.361秒落ちだった。3番手ラッセルを挟んで、ルクレールはユーズドながらも4番手と奮闘した。

 1度タイム計測を終えた各車は一度ガレージに戻ってから、残り3分を切ったところから最終アタックに向けてピットアウトしていった。

 フェルスタッペンは1分4秒314で自身のトップタイムを更新。ノリスは1分4秒718までタイムを切り詰めるも、フェルスタッペンには0.404秒と大差をつけられた。これで、フェルスタッペンの自身40回目のポールポジションが確定した。フェルスタッペンとしては、オーストリアGPで4年連続、レッドブルリンクで開催されたグランプリでは、2020年のシュタイアーマルクGPを含め5回連続でのポール獲得だ。

 ピアストリは3番手タイムを記録したものの、当該ラップでトラックリミット違反を取られタイム抹消。7番手降着となったことで、代わってラッセルが3番グリットを獲得することとなった。

 フェラーリ勢はサインツJr.の4番手が最上位。ルクレールは新品タイヤに履き替えて最終アタックに臨んだが、ターン6と最終セクションで飛び出し、ハミルトンを挟んで6番手となった。ペレスは8番手。ルクレール以下にはヒュルケンベルグ、オコンと続いた。

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