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ヤマハ セローの故郷・浜松で美味しく林道ツーリング〈林道観音山線〉

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ヤマハ セローの故郷・浜松で美味しく林道ツーリング〈林道観音山線〉



オフロードマシン ゴー・ライド3月号発売【いまだ完抜林道の宝庫! 伊豆林道周遊記】

オフロードマシン総合誌『ゴー・ライド』副編集長を務める”ガチ”のバイク女子・コイが、林道/旅/キャンプ/温泉ほかオフロードツーリングの楽しみ方を提案し続ける人気企画『リコーダートツーリング』より抜粋。今回は〈浜松編〉として、バイクの聖地であり、惜しまれながらも生産終了したヤマハ セローの故郷でもある静岡県浜松近辺を探索。野駆け/林道/お礼参りを満喫する様子をセロー250ファイナルエディションとともにレポートするゾ!!

●文:ゴー・ライド編集部(小泉裕子) ●写真:関野 温

―― 【副編コイ】オフロードマシンの野駆け/アウトドアキャンプを楽しむ『オフロードマシン ゴー・ライド』名物副編集長。ふだんはハスクバーナFE250やCRF250Lを足に使い、モンスター695、アプリリアRS125、カブなどオンロードモデルも複数所有するツワモノ。なぜかツーリング中に絶景スポットに立ってはリコーダーを奏でることから、その行程はいつしか「リコーダートツーリング」という名で誌面に綴られることに。 [写真タップで拡大]

セローの故郷・浜松へいざゴー・ライド!!

オフロードマシン総合誌『ゴー・ライド』創刊から2年(本誌掲載当時)。3年目を迎えるにあたり、林道ツーリング企画ではもちろん、林道つないで1200km旅などなど、なんやかんやでセローさんにはひとつ前のモデルからファイナルエディション、そしてツーセロさんまで、とってもお世話になっているなぁと改めて気付いたある良き日。遠出はもちろん不要不急の外出を控え続けた1年間、そんななか折しも緊急事態宣言が解除となり、3密を守って細心の注意を払い、安全運転もしっかりと心がければ、少しの遠出ならば大丈夫では…。ということで、ひさびさの遠出の地にヤマハ セローの故郷であり、筆者(副編コイ)愛用のヤマハ アルトリコーダーの故郷でもある静岡県浜松をチョイス!!

―― 向かうはヤマハ セロー250と愛用のヤマハ アルトリコーダーの故郷、そして浜松に眠る林道! 里帰り林道ツーリングで訪れた場所の簡易マップ。

◆“少し怖い”を楽しさに変える、ネバリと安心感の250トレイル

―― 【ヤマハ SEROW250 FINAL EDITION】■全長2100 全幅805 全高1160 軸距1360 シート高830(各mm) 車重133kg ■空冷4ストローク単気筒DOHC2バルブ 249cc 20ps/7500rpm 2.1kg-m/6000rpm 変速機5段 燃料タンク容量9.3L ■タイヤサイズF=2.75-21 45P R=120 80-18M C 62P ●価格:58万8500円(生産終了モデル) [写真タップで拡大]

大歳神社で願掛け:道楽御守りが大人気のライダーズ神社

さっそくセローさんと東名高速を3時間半ほど駆け抜けやってきた静岡県浜松。まずはバイクの聖地である浜松のライダーズ神社・大歳神社に向かう。ここは平安時代より続く由緒ある神社だが、令和元年よりライダーの憩いの場としてのサービスも行っているという熱いスポット。お参りとともに、この浜松の地でステキ林道と邂逅し無事に走破することを願う。セローさんの真骨頂をこの浜松の林道で発揮することで里帰りを果たし、もちろん笛も吹く。そして御守りもゲット。完璧だ。 

―― 【道楽御守】「道楽」とは道を理解して自ら楽しむことを意味する。バイク専用でハンドルに装着できる輪状になっており、ツーリングの安全を祈願してくれるありたがいお守りなのだ。また、さまざまなカラーラインナップが用意されており、バイクメーカーのブランドカラーに合わせるもよし、愛車のカラーリングに合わせるもよし。筆者は渋めのオリーブ×ゴールドをチョイス。●価格:1000円

―― 【天王宮 大歳神社】バイク乗りの憩いの場となるよう令和元年からライダーのサポートを開始した、平安時代から続く由緒ある大歳神社。広い二輪専用駐輪場やバイク雑誌の置かれた授与所、無料のコーヒーサービスや大人気のバイク専用お守りなどが、ライダーを迎えてくれる。●住所:静岡県浜松市東区天王町1484-1 ●TEL:053-421-6447 ●お祓い受付:9時~16時 [写真タップで拡大]

浜松城の真北に位置するほぼダートの完抜林道「観音山林道」

寄り道イェイイェイしながらたどり着いたのは、道の駅くんま水車の里から南下した県道47号沿いにある林道観音山線入り口。この林道は静岡県浜松市天竜区に位置する観音山を東西に一気に貫くけっこう長めの林道で、入ってビックリのほぼオールダートな極上林道であった。しかも初級者でもちょっと頑張れば全然行ける、ちょい荒れアリの基本フラット林道だったのだ。 

基本1本道で構成される林道観音山線は一切迷う心配もなく、途中には県道359号を跨ぐなどエスケープルートもある。この林道の面白いポイントは、まず10km強ある林道のほぼすべてがダートであること。次に、進んでいくうちに路面状況や風景がコロコロと変わっていくこと。そして、わかりやすい支線として林道黒松線と合流ポイントがあるので、そちらの林道を舗装路まで走ってピストンすれば、さらにダートを楽しめること。

さらに地元の人曰く、この林道観音山線には、初心者では見つけることがかなり難しい支線がいろいろあるという。それらはみな恐ろしいほどに荒れたガレガレのルートだったり、岩だらけだったり倒木だらけだったりとリアルハードエンデューロ然としており、林道アタック系ライダー垂涎の林道たちらしいのだ。いつかは…と思いつつ、無事に観音山林道を走破し、ぴーぴータイムも成就!!

―― ここもまた良きぴーぴーポイントだった!!

林道観音山線ルート概要

―― 【A地点】道の駅くんま水車の里から7km弱南下すると、県道47号沿いに左へ巻く道が林道の看板とともに姿を現す。 [写真タップで拡大]

―― 【B地点】看板を横目に見ながらその道に踏み込めばすぐにダート開始!! [写真タップで拡大]

―― 【C地点】迷うこともない一本道を4kmほど進んでいくと、突如県道359号にブチ当たる。ここからエスケープすることもできるので安心だ。 [写真タップで拡大]

―― 【D地点】舗装路の県道359号を飛び越えたら再びダートにただいま♪  [写真タップで拡大]

―― 【E地点】県道359号から800mほど走ると、右手に不思議な建造物を発見。近寄ってみると公衆トイレふーだった。乙女ライダーもこれでひと安心。また、すぐそばにはほうろく峠と看板があり、下は沢があるようだ。夏ならココでちゃぷちゃぷタイムも楽しめそう♪ [写真タップで拡大]

―― 【F地点】県道359号から1.5km地点で突如現れた分岐。スマホで地図をチェックしたところ記載されていなかったが、左ルートには「林道黒松線終点」の朽ちた看板が。正解は右ルートのようだが、どちらも制す!! ちなみにこの分岐を右に進むとしばらくしてまた分岐があり右へ入る支線があったが、クサリで通行止めになっていた。 [写真タップで拡大]

―― 【G地点】分岐を左に入り3kmほど走ると林道黒松線のダート区間が終わり舗装路に戻ったので、林道黒松線探索はココで終了。さきほどの分岐に戻り右ルートへ。 [写真タップで拡大]

―― 【H地点】大きく視界が開けて眼下に街並みが見下ろせる絶景ポイント。開放感がスゴイ。 [写真タップで拡大]

―― 【I地点】D地点の県道359号から6km弱走ると、ここでダートが終わり舗装路に出る。出たところの分岐を左に入りそのまま西に進めば、県道296号にぶつかる。 [写真タップで拡大]

―― 【J地点】そのまま進むと県道296号に出る。 [写真タップで拡大]

初めての浜松餃子うまし:ド羽根付きでパリジュワ天国

遠出の楽しみとともに疲れた身体を癒してくれるのが、訪れた地で味わえる名物グルメ。今回、ウワサでしか知らなかった浜松餃子を初めて堪能した。浜松餃子が餃子全国1位という言葉だけなら聞いたことはあったが、浜松餃子が羽根付きというのも初めて知った。ニンニクがバキバキに効いてて激ウマすぎた!! パリジュワの餃子に不思議な存在感をかもすモヤシ、そして神バランスのタレ…。林道に入る前に味わうもよし、林道を走ったあとに味わうもよし!!

―― 【餃子定食18個/赤(にんにく入り)】●価格:1280円

―― 【餃子専門店 浜太太郎 半田山店】銘柄豚「浜名湖育ち」と100%国産野菜を使用した無添加/化学調味を使わない餃子。浜松餃子ならではのそっと載ったモヤシたちと羽根餃子が最高に旨い!! 赤/白(ニンニクあり/なし)で選択可能。●住所:静岡県浜松市東区半田山5-2-1 ●TEL:053-545-7136 ●営業時間:11時~ 15時(L.O.14時半)/17時~ 20時(L. O. 19時半)、お持ち帰りは11時~ 20時 [写真タップで拡大]

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