2022年のMotoGPも、いよいよあとは最終戦バレンシアGPの決勝レースを残すのみとなった。チャンピオンシップリーダーとしてこのレースに挑むドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤは、今週末を振り返ればこの決勝レースこそが、もっともストレスの少ないセッションになる可能性があると考えている。
バニャイヤはランキング2番手のファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)に対して23ポイントのリードを築き、最終戦バレンシアGPを迎えた。そのため、14位以上の順位を手にすれば、他のライダーの成績に関係なく、自力でチャンピオン獲得を決めることができる。
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そして土曜日に行なわれた予選では、バニャイヤは8番手。クアルタラロは4位と、かなり前方からのスタートとなる。
バニャイヤは金曜日の走行時点で、チャンピオンに王手をかけているというプレッシャーにより、走行に慎重になっていると明かしていた。しかしセッションが進むにつれてその状況は改善しており、日曜日の決勝レースがもっともストレスが少なくて済むと感じているという。
レースに向けて緊張しているかと尋ねられたバニャイヤは、motorsport.comに対して次のように語った。
「マレーシアのように、レースは決して簡単じゃない。でもそれは、自分のしていることに完全に集中する瞬間でもあった。だから明日(決勝レース)は、ここまでのセッションよりも良い状態かもしれない」
それでもバニャイヤは、土曜日の段階でフロントのフィーリングに苦しんでおり、1周目に他のライダーとの接触を回避するために、「リスクを冒す」必要があることを認める。
「確かに、昨年と比較すれば、もう少し良いフィーリングであることを期待していた」
そうバニャイヤは語る。
「でも他のライダーとも僕らのバイクについて話したんだけど、やっぱりみんなフロントのフィーリングについて苦労しているみたいだ」
「フィーリングは良くないんだけど、より強くブレーキをかけることはできる。奇妙なんだよね。でも、それはこのコースではあまり役に立たないんだ。フロントのフィーリングが良くないから、新しいタイヤで思い通りにプッシュするのに苦労している。でも、中古のタイヤでは競争力があるんだ」
「明日に向けて何かをやらなければいけないのは確かだ。僕のチームが考えているアイデアは良いと思うよ。それは僕の助けになると思う。明日、僕は勝つことを考えるんじゃなく、落ち着いて状況を理解するということが必要なんだ」
「確かに、なんらかの問題に巻き込まれるのを回避するために、スタートではいくつかリスクを冒さなきゃいけないけどね」
バニャイヤは、タイトル獲得に向けた緊張感により、予選で苦労したわけではないと主張する。
「僕らは、リスクを冒さないようにしていた。マレーシアと同じで、ミスを冒さないようにしながら競争力を手にしようとしていた。他のライダーがやっていることと同じだ。このコースでは、最近くラッシュが多く見られる。それは、アスファルトが古くなり始めたからかもしれない」
「でもそれが、僕のパフォーマンスに影響を及ぼしているとは思わない」
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