9月25~26日、ファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ・パワード・バイ・AWS(GTWCヨーロッパ)第9戦がスペイン、バレンシア・サーキットで行なわれ、日曜日に行なわれた2レースをメルセデスAMG・チーム・トックスポーツWRTの6号車メルセデスAMG GT3(マーロ・エンゲル/ルカ・ストルツ組)がスイープ。今季のスプリントカップ最終戦を週末2連勝で締めくくってみせた。
決勝日に先立って25日(土)に実施された予選は、レース1のグリッドを決めるQ1でJOTAの38号車マクラーレン720S GT3が前戦ブランズハッチに続きポールポジションを獲得。レース2に向けたQ2では6号車メルセデスが最速タイムを記録した。
ランボルギーニ勢が3クラス全勝。スプリント王者は総合でも史上最速戴冠/GTWCヨーロッパ第8戦
迎えた決勝日、レース1は定刻10時にドライコンディションのなかスタートが切られ、ベン・バーニコート駆る38号車が好スタートを決める。これに2列目スタートの6号車メルセデスと、予選5番手から順位を上げたティムール・ボグスラフスキーの88号車メルセデスAMG GT3(アッカASP)が続き、この3台の後ろはフォーワイドでターン1に進入していく。このコーナーでは大きな混乱はなかったが、オープニングラップのターン6では予選3番手につけた7号車を含む複数のマシンが絡むアクシデントが発生し、スタート早々にセーフティカーが導入された。
10分後にリスタートが切られたレースは、ふたたびマクラーレンが主導権を握り、ストルツがドライブする6号車がこれを追う展開に。スタートから15分過ぎ、6番手を争う107号車ベントレー・コンチネンタルGT3(CMR)と、すでに今季のスプリントカップとオーバーオールチャンピオンシップのタイトルを決めているチームWRTの32号車アウディR8 LMSが接触。前者がスタックしフルコースイエロー(FCY)が出された。32号車をドライブしていたシャルル・ウィーツには後にドライブスルーペナルティが科せられている。
2度目のリスタート直後にピットウインドウがオープンとなる。上位陣が揃って早めのピット作業を行っていくなか、首位を走る38号車マクラーレンはステイアウトを選択した。しかしこれが裏目に。ピットアウト後、6号車メルセデスに先行を許してしまう。
後半スティントで、38号車が前を追いかけるだけのペースはなく、6号車とのギャップは徐々に広がっていく。反対に序盤から3番手争いを続ける14号車ランボルギーニ・ウラカンGT3 Evo(エミル・フレイ・レーシング)と88号車メルセデスがこれに追いつき三つ巴の2番手争いへと移っていった。
■レース2は“スプリントカップ100戦目”のレースに
この争いはフィニッシュまで残り12分で起きた14号車と38号車の接触によって幕を閉じる。2台のスピンの煽りを受け急減速を余儀なくされた88号車の脇を抜けていった25号車アウディR8 LMS(サンテロック・レーシング)が漁夫の利で2番手に浮上。88号車メルセデスは3番手となる。
そんな混乱を他所に独走状態となったトックスポーツWRTのメルセデスは後続を8.8秒引き離してトップチェッカー。25号車アウディが2位、アッカASPの88号車が3位表彰台を獲得した。
一方、ポールスタートの38号車は悔しい22位フィニッシュに。また、スピンから4番手でレースに復帰した、シルバーカップのランキングリーダーである14号車にはドライブスルーペナルティの裁定が下り、こちらは14位でレースを終えた。その14号車とタイトルを争う富田竜一郎/フランク・バード組31号車アウディR8 LMSは24番手からスタートし15位/クラス4位でフィニッシュしている。
日曜のふたつめのレースは、SROモータースポーツ・グループのGT3シリーズが2013年に開始されて以来、100回目のスプリントカップレースとなった。
現地14時45分に開始されたレース2では、午前中に行なわれたレース1で勝利を収めた6号車メルセデスが、ポールポジションから“ライト・トゥ・フラッグ”の完勝で週末2連勝を飾り、アッカASPの89号車メルセデスAMG GT3が2位、エミル・フレイ・レーシングの163号車ランボルギーニ・ウラカンGT3 Evoが3位に入り、強豪3チームが表彰台を分け合っている。
チャンピオンシップは、このスプリントカップ最終戦でシルバーカップとプロ・アマカップの王者が決定。前者はエミル・フレイ・レーシングの14号車ランボルギーニのアレックス・フォンタナで、富田/バード組は17.5ポイント及ばずランキング2位となった。
プロ・アマクラスはレース1の結果で事実上タイトル争いが決着し、レース2をフィニッシュすれば戴冠が決まるバーウェル・モータースポーツの77号車ランボルギーニ・ウラカンGT3 Evo(ミゲル・ロモス/エンリケ・シャベス組)が3位表彰台を獲得してシリーズタイトルを勝ち取っている。なお、ポルトガル人ドライバーのラモスはこの日が50歳の誕生日だった。
GTWCヨーロッパの次戦第10戦バルセロナは、同じくスペインのカタロニア・サーキットで開催される。10月8~10日に行なわれるこのレースは今季のシリーズとエンデュランスカップの最終戦だ。
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