F1カナダGPを前に発表された、2026年から導入される予定の次世代F1マシンの規則に対して、マクラーレンF1のアンドレア・ステラ代表は懸念を示している。
2026年からの次世代マシンのレギュレーションでは、パワーユニットの電動モーター出力の強化、マシンの小型軽量化が示され、さらにアクティブエアロが搭載されることが示された。
■次世代F1マシン概要発表で浮上した“懸念”。解消に向けてF1チーム代表陣が会合へ
ただチーム側は現時点ではこの正式承認前の草案に完全に満足しているわけではない。カナダGPの2日目にはF1チーム代表がF1のステファノ・ドメニカリCEOと共に定期的に行なっているミーティングで、新レギュレーションの懸念について話し合う予定となっている。
主に懸念として取り上げられているポイントのひとつがマシンのパフォーマンスが低く、遅くなるということだ。次世代マシンではダウンフォースが30%、ドラッグ(空気抵抗)が55%削減される計画になっている。
次世代マシンの初期シュミレーション走行では、改善のための作業が行なわれない限り、現在のF1マシンよりも数秒遅く、F2マシンよりもわずかに速い程度になる可能性が示されている。
マクラーレンF1のアンドレア・ステラ代表は次世代マシンのスピードについて、次のように語った。
「現時点で私が言えるのは、草案の状態でのクルマからすると、コーナーではマシンが十分に速くなく、そしてストレートでは速すぎる。この2つの側面で、バランスを再度とっていく必要があると思う」
またウイリアムズのジェームス・ボウルズ代表も、こうしたステラ代表のパフォーマンスに関する考え方を支持しており、スーパーフォーミュラやインディカーといったシリーズを上回る、世界最速のシングルシーターカテゴリーとしてのポジションをF1が維持することが必要不可欠だと語った。
「我々がモータースポーツをリードするシリーズであり続けることは、必要不可欠なことだ。それが我々の見方であり、我々はこの分野の頂点なんだ」
ボウルズ代表はそう語る。
「そのため、我々はスピードとパフォーマンスを維持できることを確認する必要がある。そして今は、そこに不一致が存在している」
「根本的に、F2マシンとの間でのパフォーマンス差が数秒と小さくなっていて、特に比較で名指しされている世界の他シリーズと比べても、少しタイトになり始めているんだ」
「ただこれはレギュレーションの草案であり、実際今週もダウンフォースをかなり減らす変更が2つあった。私はその点で良い解決策が見つけられるだろうという自信がある。我々はそう遠いところにいるわけではなく、もう少し作業が必要なだけだ」
なおステラ代表もマクラーレンとして2026年以降の新レギュレーションの意図は支持しており、あくまでもこの案には改善が必要なだけだと付け加えている。
「我々は高いレベルでこの趣旨を支持している」とステラ代表は言う。
「しかしながら配られたレギュレーションの案を見ると、同意している目的と意図を達成するにはまだ遠いんだ」
「今こそFIA、F1そしてチームが協力して、互いの意見に耳を傾けてそれらの目標をF1が達成できるような解決策に向けて貢献していくべき時だ」
「これらの目標を達成することができれば、F1は良い状態になれると思う。だが実施するときには、それらの目標や目的を満たせるモノを実際に用意できるようにする必要がある」
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