ドゥカティのゼネラルマネージャーを務めるジジ・ダッリーニャは、パフォーマンスが悪化している2度のMotoGP王者であるフランチェスコ・バニャイヤに対して、忍耐力を失いつつあると認めた。
9月12~14日にかけてミサノを舞台に行なわれたサンマリノGPでバニャイヤは、スプリントレースで13位と苦戦。決勝レースでは8番手走行中に転倒を喫してリタイアとなった。雨の影響を受けたフランスGPでも惨憺たる結果に終わっており、バニャイヤが今季のレース週末全体を通してポイントを獲得できなかったのは、これが2回目だ。
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ミサノでバニャイヤは、スプリントレースで8番手からポジションを落とした後、既に苛立ちを見せ、本人としても我慢の限界が近いことを認めた。
「僕の忍耐は限界に近づいている。難しい状況だ」
バニャイヤは土曜日、Sky Italyに対してそう語った。
「僕は本当に努力していて、強靭な精神もある。自分の可能性とチームへの信頼を失うことはない。僕らは努力を続け、いつか復活すると思う。それが早ければ早いほど良い」
「もっと努力しなきゃいけない。こんなことが起きてはいけない。絶対にだ。データを分析し状況を理解する必要がある。何が起きているのか誰か説明してくれ……悪夢のような日々だ」
バニャイヤにとっての悪夢の日々は2025年シーズンを通して続いており、今回の弱気な発言と同様にオーストリアGP終了後にもデスモセディチGP25での不可解な苦戦についてドゥカティに説明を求めていた。
ドゥカティ内でもバニャイヤの不振によって緊張が高まっている。チームを率いるダビデ・タルドッツィは、問題を抱えながらもバイクを乗りこなす術を学ぶ必要があると指摘した。
またゼネラルマネージャーのダッリーニャはこれまで控えめな評価を下し、バルセロナでは昨年11勝を挙げたGP24と比べてバイクに対する感覚が欠けていると語っていた。しかしサンマリノGPの日曜日にSky Italyからバニャイヤの発言を伝えられたダッリーニャは率直にこう答えた。
「私もペッコ(バニャイヤの愛称)のファンと同様に、忍耐力を失いつつある。結果が出ない状況で、こうした発言が出るのは当然だろう」
MotoGPはサンマリノGP終了後の月曜日にミサノで今季最後のシーズン中テストを実施。優遇措置(コンセッション)適用外のメーカーにとっては、グランプリ週末以外で新しいアップデートを試す機会を得ることになる。
アラゴンで行なわれた前回のシーズン中テストは、バニャイヤのチームメイトであるマルク・マルケスに重要な気づきをもたらし、そこで磨き上げたマシンのセッティングを武器に中盤戦は圧倒的な連勝を飾った。
ミサノでのテストがバニャイヤにとっても転機となるかもしれない。しかしダッリーニャは“奇跡”を期待するべきではないと慎重な姿勢を見せた。
「もちろん、たった1日のテストで魔法のような結果を出すことはできない。重要な日になるだろうし、テストが実りあるモノになることを願っている」
「全てが確かに重要だが、根本的な変化は起こらないだろう」
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みんなのコメント
チームも懸命にペコがフィーリングを取り戻せるよう考え作業しているわけだから
ある部分に違和感があると指摘し、そこに手を入れる
しかし、それでも改善しないと、次は此処がと、、、
シーズン後半になっても上手くいってないと、おそらくそんな風になっているんじゃないかな
そういうのが繰り返されると、さすがにチームも疑心暗鬼となってくるしね
一方では、それを乗りこなし勝っている人間が隣りにいるわけで