現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 【検証】アルファード/ヴェルファイアオーナーは新型に買い替えるべき? 新旧の“違い”とは

ここから本文です

【検証】アルファード/ヴェルファイアオーナーは新型に買い替えるべき? 新旧の“違い”とは

掲載 86
【検証】アルファード/ヴェルファイアオーナーは新型に買い替えるべき? 新旧の“違い”とは

新型車比較・ライバル車対決 [2023.09.13 UP]


【検証】アルファード/ヴェルファイアオーナーは新型に買い替えるべき? 新旧の“違い”とは

新型アルファード/ヴェルファイア・ベストグレードはコレだ!

従来型のオーナーは買い替えが正解なのか?
いずれ乗り換えを考えているユーザーにとっては、新型がどれほど従来型から進化したのか?が一番気になるはずだ。ここでは新旧で注目するべき“違い”の部分をお伝えしよう。

●文:川島 茂夫 ●写真:奥隅 圭之


左がアルファード、右がヴェルファイア。歴代同様にフロントマスクのデザインが異なるのは同じだが、先代ほどの違いは感じられない。その分、新型は走行性能で明確に差別化されているのだ。

従来型も魅力十分だが新型はそれ以上に進化
 寛ぎの演出にしても、走りの味わいにしても、新型に乗っているとプレミアムや高級へのこだわりを強く意識する。少々大袈裟に言えば「よくぞここまで、凄い!」であり、特に2列目シートが生み出すキャビンの居心地の良さには感嘆させられてしまう。

 ただ、冷静に従来型を思い出せば、初めてエクゼクティブラウンジシートに乗った時も同じような印象を受けたし、ハイブリッド車は走りの車格感や洗練感が、それまでのモデルを圧倒していた。新型と比べれば乗り心地に少し粗めの印象はあるが、快適性を重視した走りの志向は同じだった。

 ヴェルファイアに搭載されたターボは、車種構成上は従来型のV6(3.5ℓ)の後継にあたる。6気筒ならではのエンジンフィールが失われたのは残念だが、ターボのスポーティなパワーフィールは新たな魅力であり、同時に燃費と動力性能のバランスの良さは、従来のV6車から大きく改善されている。

 カタログ室内長は従来型から205mm減少しているが、実際に乗り込んでサードシートに座った印象では、カタログ値ほどの違いは感じられない。多人数でも寛ぎ感は高いレベルをキープする。

 キャビン機能を新旧で比べると、2列目シートの座り心地の向上と、シート周りの利便機能が向上している。具体的には新型のエクゼクティブパワーシートには、従来型ではエクゼクティブラウンジシート限定だったシートヒーター&ベンチレーション機能が採用されたほか、新型のエクゼクティブラウンジシートには、マッサージ機能や着脱式リモコンパネル、回転格納式テーブルなどが採用されている。大まかにいってしまえば、新型は1グレード分上級にアップしたようなシート設計となっている。

 また、新旧比較で見逃せないのが、安全&運転支援機能の進化。新型のトヨタセーフティセンスは最新仕様に変更され、スマホを用いて車外からのリモコン駐車出庫機能を可能としたトヨタチームメイトも採用するなど、運転ストレス軽減や事故防止のレベルは相当に高くなっている。

 今回のフルモデルチェンジは、キープコンセプトであり、新型は、従来型の強みはそのままにユーザーからの要望を的確にキャッチアップした格好。レベルそのものが違うような革新的な向上はないが、何処を取っても新型が勝る。アルファード&ヴェルファイアに求めるニーズに変化がないので、従来型に乗っているオーナーが買い替えを焦る必要もないが、新型の進化や改善点を見れば、買い替えたくなる気持ちは良く分かる。


新型アルファード/ヴェルファイア

アルファードもヴェルファイア(白)も、バンパー左右のエアダムが大型化されるのは同じ。従来型より洗練度が高まった印象だ。

運転席まわりは船のクルーザーのコクピットを意識。パネル加飾も落ち着いた色合いを基調としている。2列目シートの加飾や機能は歴代最高のレベルにまで磨き込まれている。

歴代モデルに引き継がれてきた落ち着きのある乗り心地のレベルがさらに1ランク上がった印象。一方、ハンドリング性能に関しては新型が圧倒的に良くなっている。

従来型アルファード/ヴェルファイア

従来型はアルファードもヴェルファイア(白)も標準ボディ車とエアロボディ車の2つの仕様を設定。ここで紹介する2モデルは後期型のエアロボディ車。

インストルメントパネルからドアトリムへのシームレスデザインは新型と同じだが、メインメーターやセンターディスプレイ、シート機能などに設計時期の古さをやや感じてしまう。

乗り味も重質でプレミアムな走りは従来型も高いレベル。新型と比べると路面からの突き上げ感が少し強めと感じる程度で、今でも快適性に関しては国産車トップレベルの実力だ。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

アストンマーティン・ヴァルキリーのデビュー戦とふたりのドライバーが決定。IMSAはデイトナを欠場へ
アストンマーティン・ヴァルキリーのデビュー戦とふたりのドライバーが決定。IMSAはデイトナを欠場へ
AUTOSPORT web
モリゾウがトヨタを激励。豊田スタジアム新コースでの“人力パワー”に観客から拍手/WRC写真日記
モリゾウがトヨタを激励。豊田スタジアム新コースでの“人力パワー”に観客から拍手/WRC写真日記
AUTOSPORT web
「エニカ(Anyca)」サービス終了…カーシェアはどこへ向かうのか?
「エニカ(Anyca)」サービス終了…カーシェアはどこへ向かうのか?
ベストカーWeb
オジエが豊田スタジアムステージの苦手意識を明かす「僕たちはいつも遅い」/ラリージャパン デイ1コメント
オジエが豊田スタジアムステージの苦手意識を明かす「僕たちはいつも遅い」/ラリージャパン デイ1コメント
AUTOSPORT web
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
ベストカーWeb
ラリージャパン2024が開幕。勝田貴元が新レイアウトのスタジアムステージで3番手発進/WRC日本
ラリージャパン2024が開幕。勝田貴元が新レイアウトのスタジアムステージで3番手発進/WRC日本
AUTOSPORT web
N-VANより安い200万円以下!? スズキ新型[エブリイ]は配達業を助ける!! 航続距離200kmのBEVに生まれ変わる
N-VANより安い200万円以下!? スズキ新型[エブリイ]は配達業を助ける!! 航続距離200kmのBEVに生まれ変わる
ベストカーWeb
実録・BYDの新型EV「シール」で1000キロ走破チャレンジ…RWDの走行距離はカタログ値の87.9%という好成績を達成しました!
実録・BYDの新型EV「シール」で1000キロ走破チャレンジ…RWDの走行距離はカタログ値の87.9%という好成績を達成しました!
Auto Messe Web
8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
AUTOCAR JAPAN
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
AUTOSPORT web
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
乗りものニュース
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
AUTOSPORT web
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
AUTOSPORT web
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
くるまのニュース
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
AUTOCAR JAPAN
最近よく聞く「LFP」と「NMC」は全部同じ? EV用バッテリーの作り方、性能の違い
最近よく聞く「LFP」と「NMC」は全部同じ? EV用バッテリーの作り方、性能の違い
AUTOCAR JAPAN
アロンソのペナルティポイントはグリッド上で最多の8点。2025年序盤戦まで出場停止の回避が求められる
アロンソのペナルティポイントはグリッド上で最多の8点。2025年序盤戦まで出場停止の回避が求められる
AUTOSPORT web
「俺のオプカン~仙台場所~」初開催!「オープンカントリー」を愛する男性ユーザーが集まって工場見学…川畑真人選手のトークショーで大盛りあがり
「俺のオプカン~仙台場所~」初開催!「オープンカントリー」を愛する男性ユーザーが集まって工場見学…川畑真人選手のトークショーで大盛りあがり
Auto Messe Web

みんなのコメント

86件
  • 乗り換えようにも、まだオーダーした人のほとんどが納車されていない段階でどうも出来ないと思うのですが。
  • 30系前期に7年乗っています。先日40に試乗しましたが下取りが250万で追金400万を払っての買い替えの価値は皆無でした。
    オーナーは「新しもの好きでただただ新車に乗りたい人」または「アルファードの様な大型ミニバンをライフスタイルに活用するために乗っている人」に2極化すると思います。
    特段新しいデザインが好みではなく、サンルーフも開かず、燃費もさほど変わらず・・・私には買い替えのメリットがありません。そういう人も多いかと思います。
    街で30後期を見ない日はないくらい飽和しています。一方10系や20系もチラホラ見ます。
    新しい物を手に入れると言う物欲に執着しなければ、旧型で全く問題ないと思います。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村