日産自動車の子会社である中東日産会社は、新型「パトロール」を発表した。新型「パトロール」は、2024年11月1日からアラブ首長国連邦、サウジアラビア、および中東地域の日産のパートナーの販売店で販売開始を予定しており、価格はUSD 65,000からとなっている。
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●まとめ:月刊自家用車編集部
革新性を体現したSUV
新型パトロールは、今まで培ってきたレガシーを受け継ぎつつ、比類ないパフォーマンス、最先端の技術、そして圧倒的な存在感を融合した、SUVの在り方を再定義する大胆な飛躍を遂げたモデルだ。搭載する新型3.5リットルV6ターボエンジン(最大出力:425馬力、最大トルク:700Nm)は、従来のV8エンジンと比較して出力で7%、トルクは25%向上し、燃費も大幅に改善。9速ATを介して伝達されたその動力が路面を捉え、市街地から険しい地形に至る様々な地形でもより質の高いドライビング体験を提供する。
―― 走行シーンによって適切な車高に調整することを可能にした「アダプティブ エアサスペンションシステム」が標準装備される。これにより、通常走行時は車高を下げることで空力性能を確保し、乗員の乗降時は更に車高を下げて乗り降りや荷物の載せ降ろしを容易に。
ドライブモードは、標準、砂地、岩場、轍、エコ、スポーツの6つから選択でき、日産初採用の4WDトランスファーモードインターロックシステムによりシームレスなモードの切り替えが可能となっている。
タフネスさが印象的なエクステリアデザイン
パトロールの伝統を残しつつ先進感あふれるエクステリアデザインは、あらゆる面で強靭性と耐久性を感じさせ「unbreakable(壊れることのない頑丈性)」を体現。
フロントのVモーショングリルの左右に配した印象的なC形のヘッドライトは、アダプティブ ドライビング ビーム(ADB)技術を採用し、最適な視界を確保する。さらに、22インチの合金ホイールは路上での存在感を高めるだけでなく、優れたオフロード性能に必要なロードクリアランスも実現し、その堂々とした佇まいを一層際立たせる。
プレミアムで快適な室内空間
プレミアムなインテリアは、快適さと最先端のテクノロジーが調和するよう緻密に設計され、乗る人すべてに快適な運転体験が提供される。2つの14.3インチのディスプレイを配したインフォテインメントシステムはGoogle ビルトインを搭載した日産コネクト2.0が採用された。これにより、ナビゲーション、セキュリティ、エンターテインメントが一つのプラットフォームに統合され、ユーザー自身の自身のデジタルライフと車両の連携をよりシームレスに行えるようになる。
―― ディスプレイには、障害物やナビゲーションのヒントをリアルタイムで投影するInvisible-to-Visible技術が採用された。「ウルトラ ワイドビュー」により視野は170度にまで拡大し、「インビジブル フードビュー」により車両の真下を透過して確認できるようになるなど、オフロードや狭いスペースでも安全な運転をサポートする。
また、新たに搭載した「バイオメトリック クーリング」は、内蔵された赤外線センサーが乗員の体温を検知し、温度と風量を自動で調整して快適な車内環境を維持する。さらに、12個のスピーカーからなる「クリプシュ®プレミアムオーディオシステム」、64色から選べるアンビエント ライトシステムが、クラス最高の広さを誇る乗員空間をより快適に演出する。
―― 新型パトロールの快適な室内空間。
運転支援技術については、「プロパイロット」が中東地域で初めて採用された。車速調整や車線維持に加え、ナビゲーションデータを活用してカーブやインターチェンジでの車速を自動調整する機能も搭載された。
新型日産「パトロール」は、2024年11月1日からアラブ首長国連邦、サウジアラビア、および中東地域の日産のパートナーの販売店で販売開始予定。メーカー希望小売価格はUSD 65,000からとなっている。
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