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今後どうなる? ボルボが埼玉に大型サービスセンターを開設! その意図とは

掲載 更新 5
今後どうなる? ボルボが埼玉に大型サービスセンターを開設! その意図とは

■納車前作業、修理、板金までお任せの大型拠点が埼玉にオープン

 ボルボ・カー・ジャパンの直営7店舗(虎ノ門店、目黒店、練馬店、世田谷店、杉並店、東名横浜店、港北ニュータウン店)が取り扱う新車の納車前点検や板金をはじめ、認定中古車の商品化や、在庫車の一時保管などを目的としたボルボ・カー・ジャパンの一大拠点、「埼玉サービスセンター」を埼玉県川島町にオープンしました。

【画像】ボルボ「埼玉サービスセンター」の施設内を詳しく見る(30枚)

 埼玉サービスセンターの規模は、敷地面積が約4,300m2、建物が地上3階建て、延べ床面積約6,900m2をほこる大型の拠点です。

 2021年6月22日におこなわれたオープニングセレモニーでは、ボルボ・カー・ジャパン社長であるマーティン・パーソン氏らがスピーチをおこないました。

 オープニングスピーチで登壇したマーティン氏は、埼玉サービスセンターのオープンについて以下のように語りました。

「埼玉サービスセンターのオープンは、ボルボ・カーズにとってもたいへん重要な節目の日となります。

 それは日本市場における戦略についてはもちろんですが、グローバルな視点で見ても同じことが言えます。

 埼玉サービスセンターが担う重要なポイントはふたつあり、ひとつ目はボルボ・カー・ジャパンの販売拠点がお客さまに対してさらに強力なサービス体験を提供できるようになること。

 そしてふたつ目は、世界トップクラスの設備を持って効率的なサービスオペレーションのショウケースとして披露できるようになったことで、各販売店のサービスプロセスの見本として学んでもらうことができるようになったことです。

 この施設をオープンさせたことで、ボルボ・カー・ジャパンは自動車販売における世界的戦略のパイオニア的存在となったのです。」

■ボルボの新しいサービスセンターでは年間5000台の入庫を予定する

 埼玉サービスセンターの建屋1階の半分は、主に納車前整備を担うPDI &PDSエリアとなっており、整備作業用のリフトが8機、最新の4輪アライメントテスターや車検検査用ラインも備えます。

 残りの半分は車両板金塗装を担うBPエリアで、大型の塗装ブース2基と簡易ブース1基を備え、最新のフレーム修正機も2機完備します。

 2階は会議や研修を行う多目的スペースに加え、車両のコーティングやアクセサリーの取り付け作業などを行うコーナーに加え、ボルボ認定中古車の撮影エリアを備えています。

 2階の残りのスペースと3階屋上は、合わせて260台分の駐車スペースを確保し、駐車スペースには最新の駐車位置管理システムを導入しています。

 1階から2、3階への移動は、EVにも対応する最大3トンまで対応できる大型の車両エレベーターを2基配備します。

 ここ埼玉サービスセンターを開設したことで、今まで各店舗に備え付けられたサービス工場の負担を軽減するとともに、作業スペースや人材の効率化、作業内製化によるスピードとクオリティの向上、そしてユーザービリティの向上をいっそう図ることができるようになりました。

 そして、今までは主に外注で対応していた板金塗装作業についても埼玉サービスセンターにて一括でおこない、作業品質の安定化と作業時間の均等化が図られることになります。

 既に全車電動化を果たしているボルボ・カー・ジャパンですが、今後は埼玉サービスセンターのような拠点を全国に展開していくことも視野に入れているということです。

 埼玉サービスセンターは、自動車メーカーと顧客を繋ぐ、将来の新たなビジネスモデルの可能性を示したと言っても過言ではないでしょう。

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みんなのコメント

5件
  • サービスの品質が上がるのは歓迎すべき事。
    今後はEVの知識も必要で大変そうですね。
  • ベンツ同様、中国資本の中国メーカーはいらない
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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