折れた右手首で奮闘8番手！ 注目アストンのストロール、決勝もやる気十分「良いリズムになってきた。レースが楽しみ」｜F1開幕戦バーレーンGP

　3月3日から開幕したF1のバーレーンGP。4日に行なわれた予選では、ランス・ストロール（アストンマーチン）が負傷中の身ながらもQ3まで進み、8番手タイムをマークする奮闘ぶりを見せた。

　ストロールは2月下旬、プレシーズンテスト開始前の自転車トレーニング中の事故で、両手首を負傷。テストは全日程を欠場することになった。

　なんとか開幕戦には間に合わせたストロールだが、彼は右手首を骨折してしまっている状態で、初日フリー走行の際にはマシンを降りるのにも苦労する姿が捉えられていた。

　そんなストロールは2日目の予選で奮戦。アストンマーチンの新車のポテンシャルを十分に活かしてQ3まで進むと、8番手タイムをマークしたのだ。

　彼は予選後、痛みはあるものの、耐えられると語った。

「僕は大丈夫だ。12日前に手術を受けたばかりで痛みはあるけどね。だけど痛みには耐えることができるし、ここに居られることは素晴らしいよ」

　ストロールはマシンが良好なパフォーマンスを発揮していることで「痛みは確実に和らぐ」と語っている。そして、実際には手首だけではなく右足親指も骨折していたことを明らかにした。

　なお右足親指の骨折は、ドライビングに制限を来しているわけではないとも説明している。

「事故からちょうど2週間だ。両手は動かせなかったし、右足の親指も骨折していて歩けなかったんだ。だから暗闇の出口の光も遠かった。12日前に手術を受けて、10日前に退院したところだ。今ここに立てていることにとても感謝している」

　気になるのは負傷が走りに及ぼす影響だが、彼は骨折による妥協については「ラップ毎に良くなっている」と語り、テストで走れなかったものの徐々にリズムを掴んで来ていると説明した。

「自分の手と体ができることを、どんどん信頼できるようになってきているんだ。もちろん、それはクルマについてもそうだ」

「僕は3日間のテストを欠席しているけど、クルマに乗っている時間を通して様々なセットアップの違いや、リズムを掴み始めていて、最後には良いリズムになってきていたと思う」

「（決勝レースに向けては）毎日良くなって来ているし、1週間前ほどには心配していないよ」

「どうなるか見ていてほしい。テストでもロングランでも素晴らしいペースを保っているように見える。明日も長いレースになるだろうけど、楽しみだ」

Comments

ヒビでなく折れてんの？
それであの運転？
凄すぎでしょ・・・