現在は“アルファロメオ”の名でF1に参戦し、2026年からはアウディと提携することになっているザウバー。2024年、2025年の2年間は“ザウバー”としての参戦となるが、その間アウディの名前やロゴが表に出るようなことはないようだ。
アウディは昨年、パワーユニット(PU)のレギュレーションが新しくなる2026年からPUマニュファクチャラーとしてF1に参戦し、ザウバーがそのワークスチームになることを発表した。ザウバーはアルファロメオとのタイトルスポンサー契約が今年で終了となるため、2024年からの2年間は空白の期間となるが、アウディは2026年まで表舞台で存在感を示さないことにしたようだ。
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2026年の正式参戦前にアウディの名前やロゴが登場する可能性について尋ねられたチーム代表のアレッサンドロ・アルンニ・ブラビは、次のように答えた。
「いや、アウディが参戦するのは2026年だ」
「商業的に言えば、2026年にビッグバンを起こすことが重要であり、アウディがチームへ関与することの印象を薄めるようなことをしてはならない。したがって我々はグループの伝統に基づき、ザウバーとして参戦を継続する」
ザウバーはアルファロメオから脱却する2024年シーズン以降に向けて、今年12月には新たなタイトルスポンサーと正式なチーム名を明らかにすると見られる。
アルンニ・ブラビはこう語る。
「我々はすでに次のステップを計画していた。もちろん次の2シーズンについては、2022年の初めにすでにタイトルパートナーと契約している」
「FIAは12月10日頃に2024年のエントリーリストを発表する予定だ。我々は次の2シーズンのチーム名とタイトルパートナーがどうなるかを、その前ではなく、その時に伝えることになる」
「我々は次の2シーズンのすべてをクリアにしている。ここからの2シーズンは移行期間ではない。その2年間は、チームを次のレベルに引き上げるための長期的なプロジェクトの一部なのだ」
■アウディの参戦撤回はないのか?
ザウバーとアウディの提携に向けては、アウディが2026年のF1参戦を考え直すのではないかという噂が付きまとっている。
こうした噂の引き金となったのは、アウディの当初のF1計画を承認したマルクス・デュエズマン前CEOが退任した上、そして彼の後任であるゲルノット・ドルナーがF1プロジェクトや今後の考えについて何も語っていないためだ。
その結果、アウディのF1参戦に関しては疑念が湧き起こる形となり、最近F1界で存在感を見せるトヨタがこのプロジェクトの引き継ぐのではないかという荒唐無稽な噂まで流れた。一方で、ザウバー側は舞台裏の状況は非常に明確だと語っている。
アルンニ・ブラビは、ここ数日アウディ本社でミーティングを行なった結果、すべては当初の計画通りに進んでいると語った。
「ベガスとアブダビの間、私は(ドイツの)インゴルシュタットにいた」とアルンニ・ブラビは言う。
「つまり(アウディには)責任を持って参戦するという意思がある」
「あらゆることに全力で取り組んでいる人たちを見てきた。大きな挑戦であることは分かっているが、全力を注いでいる」
またアルンニ・ブラビは、アウディがF1参戦を決めたのは一個人によるものではなく、社内にいる複数の上級レベルの人間で承認されたものだと説明した。
「このF1プロジェクトは、アウディの経営委員会によって承認され、アウディの監査役会によって確認され、フォルクスワーゲンの監査役会によって確認された」
「つまりこれはアウディ、そしてフォルクスワーゲングループ内のどのレベルにおいても約束されたことなのだ」
「CEOが変わったからといって、このアプローチが変わるわけではない。なぜならそれは一個人や理事会の決定ではなく、グループの決定だったからだ」
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「コンセプト・バイ・アウディ」とでもしとけばいいのに