三菱『デリカD:5』
デビュー以来、約12年ぶりに、ビッグマイナーチェンジを行なった『デリカD:5』。新型は社内外で賛否両論あったといわれる強烈な面構えが最大の特徴で、パワーユニットは「ミニバンの皮をかぶった本格SUV」というキャラクターにぴったりの2.2Lのクリーンディーゼル+4WDに一本化された(※従来型ガソリン車の4WDと2WDは併売される)。
基本的にボディー、パッケージ、居住空間などは不変だが、前後のエクステリア、インパネ、シート表皮をはじめ、トルクアップしたエンジン、8速ワイドレンジAT、パワーステアリング、足回りなどを一新。さらに先進安全予防技術のe-Assistを標準化した。
ブラインドスポットモニターや後退時車両検知警報、マルチアラウンドビューモニターまで搭載されているのだから、今回の進化は極めて大きいものだったといえる。また、10.1型に大きくなったナビ画面も、新しさを感じさせる一因となっている。
だが、新型『デリカD:5』の本当の新しさは、走らせてみるとより明確になる。従来モデルはやや重めのパワーステアリングの操作性や硬めの乗り心地など、乗り味がかなり硬派だったが、新型はそのあたりが激変。
パワーステアリングは劇的に軽く扱いやすくなり、アクセルと新パワーステアリングのレスポンス向上もあって、サイズや車重を感じさせない、軽快感まで味わうことができるのだ。
例えば、タイトなS字カーブが連続する山道でも、安心して安定感を保ちながらスイスイ走れてしまう。運転のしやすさは大きく改善し、誰もが扱いやすく感じるクルマへと変貌を遂げた。
乗り心地も大きくなったリアダンパーによって荒れた路面や段差を見事にいなし、『デリカ』らしからぬ(!?)フラットな感覚を生むほどだ(特に2列目席)。
同時に車内の静粛性も向上。ディーゼルエンジン特有のこもり音が聞こえるのは少し残念ではあるが、従来モデルと比べれば、はるかに静かで洗練された走りを手に入れたといえるだろう。
『アウトランダー』と共通のプラットフォームと三菱自慢の4WDシステムによって、前モデルと変わらない高い悪路走破性を発揮する。
一歩先まで踏み込めるよう、ドライブモードは2WD、4WDオート、そして悪路用の4WDロックをダイヤルでセレクトできる。
インテリアの質感も劇的に向上。写真は2列目ベンチタイプの8人乗り設定だが、おすすめは2列目キャプテンシートの7人乗りだ。
ミニバンとSUVのいいとこ取りで使い勝手は抜群!
モータージャーナリスト 青山尚暉さん
前モデルのオーナーがびっくりするほど、洗練された走行性能を持つ新型『デリカD:5』。8人乗った時は荷室の奥行きは約16cmしかないため、乗員全員の荷物を積むのは不可能。だが1、2列だけしか使わないのなら、大型SUVでも積み切れない荷物まで載せられるスペースを持つ。ミニバンでこれほどまで悪路に強いクルマは世界中を見ても類はなく、唯一無比の希少な存在であることは間違いない。
取材・文/編集部 撮影/望月浩彦
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