ルノーはニコ・ヒュルケンベルグとの今季限りとなっている契約を更新せず、来季からダニエル・リカルドのチームメイトとして、エステバン・オコンを起用することを選択した。
ただヒュルケンベルグは、来季のF1にシートを確保することができず、未だその行き先は決まっていない状況である。
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ヒュルケンベルグとの最後のレースを前に、ルノーF1チームはプレスリリースを発表。貢献に対する感謝を示した。
ヒュルケンベルグは2017年にルノーのワークスチームに加入。3シーズンにわたって同チームのドライバーとして戦った。
ルノーのチーム代表であるシリル・アビテブールはヒュルケンベルグについて、チーム力を向上させていく上で「大きな助けになった」と語った。
「我々は次の一歩を踏み出すための経験を持つ、成熟したドライバーを求めていた。そして、彼はその点でこれ以上ない存在だった」
そうアビテブールは語った。
「彼には多くの力強い能力があるから、これは簡単な決断じゃなかった。彼は素晴らしいドライバーだし、常にやる気に満ち溢れている。そして我々のことを後押ししてくれた」
「彼の今後の幸運を祈り、そして過去3年にわたるルノーF1チームへの多大な貢献に、心から感謝している」
ヒュルケンベルグのレースエンジニアを務めたマーク・スレードも、チームのメンタリティの前進に、ヒュルケンベルグが大きな役割を果たしたと語った。スレイドは、かつてマクラーレンやロータスでキミ・ライコネンを担当するなど、敏腕エンジニアのひとりとして知られる人物だ。
「ニコが2017年に加わり、我々をまた別のレベルに引き上げてくれた」と、スレードは語った。
「一夜のうちに我々は地図を取り戻し、そして再び大きなチームのように動き出した」
「彼は頭が良く、能率的で、周りを混乱させることがない。そして、ユーモアのセンスがある」
「彼は成し遂げることを決心し、そして類稀な立ち直る力を持っている」
「我々は共に素晴らしいレースをいくつか戦った。しかし歴史の本が、それを正当に評価することはなかった」
「彼と共に仕事ができて、とても光栄だ。彼は僕が働いてきたレーシングドライバーの中で、トップクラスにいると言うべきだろう」
「彼はチームの一員だと感じていたし、開発に本当に寄与してくれた。素晴らしいフィーリングだったよ」
ルノーのスポーティングディレクターであるアラン・パーメインは、ヒュルケンベルグは「例外的」なフィードバックや「非常に重要な」技術的な考察をもたらしたと語った。
「2017年のシルバーストンのことを思い出す。彼は特定のハンドリング特性について、我々に語ってきたんだ」
そうパーメインは語る。
「彼はもっとスピードを高く保ったままコーナーに入りたいと思っていた。そして最も必要なところでダウンフォースが落ちてしまっていると感じていたんだ」
「これをサポートするために新しいフロアを開発し、最終的にイギリスGPに間に合わせることができた」
「彼はしばらくの間無線で何も言わず、最後にこう言ったんだ。『何も言わなかったけど、もし僕の顔が見えたのなら、笑顔になっていたのを見ることができるはずだよ!』とね」
「彼が言いたいことがある時には、いつも耳を傾ける価値があるんだ。このエピソードは、それを要約しているよ」
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