トレンドは大画面ナビだけど
執筆/撮影:Hideaki Hamasaki(浜先秀彰)
【画像】ココデス、5インチと9インチ【実機の写真】 全21枚
ケンウッドが9月にリリースした新設計のポータブル型ナビが「ココデス」。
同社の上級カーナビ「彩速ナビ」で培われた技術を数多く搭載した話題のモデルだ。ラインナップは9型画面を搭載した「EZ-950」、7型画面を搭載した「EZ-750」、5型画面を搭載した「EZ-550」の3種類で、自分の使い方やクルマに合わせて最適な1台を選べる。
今回取り上げるのは5型画面の「EZ-550」。
一般的なAV一体型ナビでは「大画面」がトレンドになっており、ユーザーがより大きな画面を好む傾向にあるが、ポータブル型では必ずしもそれが当てはまらない。
というのも画面が大きなナビはそのぶんボディも大きくなるため、セダンやクーペなど縦方向の窓面積が狭いクルマでは前方の視界を妨げたり目障りになることが多い。
また、画面が大きいほど高価になり、9型画面のEZ-950の直販サイト価格は6万5780円、5型画面のEZ-550は同3万2780円と、なんと倍ほどの価格差がある(テレビチューナーはEZ-950がフルセグ、EZ-550がワンセグ)。
そんなわけで、単純に「EZ-550=下位モデル」というわけではなく積極的に選ぶ理由があるのだ。
小さな画面、使い勝手は?
装着を行ったのはトヨタ・ヴィッツ。
EZ-550の小さなボディ(134×85×19mm)は取付け性抜群でダッシュボードの中央はもちろんのこと、運転席側ピラーの脇などちょっとしたスペースにも無理なく設置できる。
付属スタンドは強力な吸盤で脱落の心配がなく、最適な位置にピタリとセッティングが決まる。
電源はシガーライターソケットにプラグを差し込むだけなので、工具も不要だ。
ディスプレイにはスマホと同様の「静電式タッチパネル」を採用しており、フリックやドラッグ、ピンチイン/ピンチアウトなどの操作でメニューや地図のコントロールが可能だ。
彩速ナビ譲りのハイレスポンスも味わえ、ストレスのないスムーズなコントロールを可能としている。
とくに地図スクロールや画面の切替え、ルート探索などはとてもスピーディ。地図や案内画面上に現れるタッチ操作用のアイコンはいずれも大きめにデザインされており、小さな5型画面でも操作間違いを起こしにくい。
メニューの表示項目もひとつひとつのサイズが小さくならないよう数が絞られている。
そして、ナビ機能でもっとも特徴的なのが、ネーミングの元にもなっている「ここです案内」だ。
ナビ機能/安全/エンタメについて
「ここです案内」は、ルート上のガイドポイント手前で割込み表示されるもので、交差点/分岐点までの距離を大きなサイズの文字・カウントダウンメーターで知らせ、進むべき方向を特大の矢印で教えてくれる。
約300m手前から約100m手前まではブルーで、約100m手前から先はオレンジにカラーが変化する。
視認性に優れたグラフィックと色遣いも画面の小ささというハンデを補ってくれる。案内音声をしっかり聞いていれば画面に一瞬視線を移すだけで案内ポイントを逃すこともない。
そして高速道路のジャンクションや都市高速の入口ではイラストを用いたガイド図を展開。初めての場所でも情報を読み取りやすく安心だ。
さらに高速道路のサービスエリア/パーキングエリアで休憩後に再び走り出す場合には「逆走注意告知」で注意喚起を行い、ソーン30の区域を地図上で確認できる「ゾーン30エリア表示」なども搭載。安全・安心を高める機能が充実しているのは嬉しい。
ポータブル型というと自車位置表示精度が低いと思っている人もいるだろうが、ココデスは3軸ジャイロと3軸加速度センサーを搭載した3Dセンサーに、GPS・みちびき・グロナスの3つの衛星電波受信を組み合わせるという完璧な布陣で、AV一体型ナビに迫るトップクラスの高精度を実現。ビル街/山岳路などでも正確な自車位置を示してくれる。
エンタメ機能ではワンセグチューナーを搭載し、背面のロッドアンテナを伸ばしてテレビ視聴が可能。側面には、マイクロSDカードスロットを装備しており、映像(MP4ファイル)や音楽(MP3ファイル)、写真(JPEGファイル)を車内で楽しめ、5型とはいえ機能充実の1台となっている。
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みんなのコメント
11インチとか正直目障りなだけ。
目の前にタブレットがあるようだから、脇見運転を推奨しているみたいだ。
大きければ良いというものではない。
振動の強いオフロードバイクだと、最近のベゼルの最小限なスマホだとちょっと液晶割れが怖いので。