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バイクは自動速度取締機「オービス」で検挙されない!これって本当なの?

■そもそもオービスってどういう仕組み

 本来のオービスの名称は、米航空機製造最大手のボーイング社が開発したオービス?を東京航空計器がパテント輸入。そして自動速度測定機として1973年に導入。以来、警察庁の速度違反取締機の代名詞となった装置です。

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 オービスは本来、ラテン語の「眼……ORBIS」を由来とする米ボーイング社の登録商標です。現在は、同類他社製品を含め、道路交通法第二十二条(最高速度)に従って公道を走る車両の「スピード違反」を取り締まる測定器「速度違反自動取締装置」の通称となりました。24時間稼働して、公道上での法定速度を超えるスピードを出す車両監視をする警察庁のシステムです。同じように道路上に設置されている監視カメラに「Nシステム」がありますが、これは走行中の車両のナンバーを読み取り、犯罪捜査時に特定車両の追跡照合に利用するシステムです。

 オービスは、指定された法定速度を30km程度超えた場合に概ね作動し、撮影された画像は管轄の警察署に送信されます。この画像には「運転者の顔」と「車両のナンバー標識」が写っているため、この画像が違反者特定の証拠として認められ、現行犯でなくとも、後日取り締まりが可能なのです。

 現在、国内に配置されているオービスには、6種類あるとされます。90年代以前は「フィルム式」が主流だったことから、フィルム装填のタイミングによってはフィルム切れによる漏れが発生しました。しかし現在では、大半がデジタル通信による「データ方式」に移行し、このような見落としも減少傾向にあります。

 オービスには「無人型」と「有人型」だけでなく、筐体にも「固定型」と「移動式」の違いや、撮影方法で「フィルム式」と「データ転送方式」という違いがあり、大きさについても大型のものから小型のものまでメーカーによる種類・型式はさまざまです。

 まず、無人型のフィルム方式で多かったは「レーダー式」オービスと呼ばれるシステムです。これはレーダー照射による速度測定方法で、車載のレーダー探知機で遠方からでも確認できること、併せて前述のような「フィルム切れ」という弱点がありました。この点をカバーするため進化して1992年に登場したのが「Hシステム」と呼ばれる装置で、撮影した映像はそのまま通信回線を通じて所轄警察署に送られるようになったのです。

 同じくフィルム方式のもので言えば、道路に磁気センサーを埋め込んだ「Lシステム」と呼ばれる「ループコイル式」というシステムもありました。レーダー式が遠方からでも目視でその存在を確認できるという欠点をカバーしました。加えて、レーダー波を出していないことから市販のレーダー探知機での検知も難しく、このタイプは接近した際に路肩に据えられた「カメラ」や道路上に描かれた専用の「白い横ライン」で判別するしかありません。

 この Lシステムを進化させたのが現在の主流となる「LHシステム」と呼ばれるタイプです。速度測定には「Lシステム」同様のループコイル方式を用いて、画像は直接管轄の警察署に通信回線で転送する「Hシステム」のメリットを併せ持ったオービスとなったのです。

 2016年に登場した中型の「iMオービス」は「移動式オービス」とも呼ばれ、ポールなどの簡易な設置方法で利用できるという特性を活かして、常設の場所を定めず期間ごとに移動し、大型設備設置が困難な生活道路に利用することも可能になりました。

「有人型」の代表的なオービスも登場しています。常設箇所以外スピード違反の取り締まりを可能にした「車両移動式」で、ワンボックスカーの後部や、任意の路肩に設置できる可搬性のあるカメラや測定器により、大型設備の設置ができなかった場所でも違反者の監視ができるようになったのです。

 2020年にはさらに「小型」のオービスも登場しています。これまで最低2、3名程度の人員を要した「移動式オービス」による取り締まりが、1人で行えるようになったのです。機器も小型のため狭い住宅街にある生活道路のような場所でも実施可能になりました。

 この方式はいわゆる「ネズミ捕り」と異なります。「ネズミ捕り」方式では、違反者はその場で検挙(現行犯)されます。しかし、移動式オービスの場合は、あくまで違反車両の撮影のみで、違反者には撮影画像から特定した情報をもとに該当運転者に出頭命令が届くという点です。

 しかし、ネズミ捕り方式では現行犯になるので捕まるのはわかりますが、クルマのように前面にナンバーも無いバイクのときには、如何にして違反者を判断するのでしょうか?

■バイクはオービスでは捕まらないのか

 基本的にバイクが速度超過走行中にオービスが作動したとしても、「検挙されない」と思われます。しかし、それはあくまでも道路上に設置された、常設もしくは移動式オービスでの「撮影」が目的のときに限りです。「ネズミ捕り方式」など待機中の追跡車両や確認手続きのために停車させるための場所が確保されているようなときは別です。

 では何故「オービスの撮影画像だけでバイクは捕まらない」のか、その理由を考えましょう。オービスが取得するスピード違反の証拠として必要な情報のなかに「車両の特定」と「運転者の特定」という要素があります。しかし、バイクは前面にナンバーがないため、クルマと違い車両の特定が難しいのです。また、フルフェイスヘルメットなどで顔を覆うため運転者の特定もしにくいことが理由です。この点から「バイクはオービスの取り締まり対象外」と言えるようです。そもそもオービスの機能が、バイクを取り締まるために利用するには無理があるということです。

 ただし、先述したように「ネズミ捕り」と呼ばれる方式の時には、すぐにパトカーや白バイなどの緊急車両が追跡しますので、現行犯として検挙されます。故意に何度も超過スピードで繰り返し通過するなど悪質な場合は、画像は鮮明に残るため、車両の特定に繋がりやすくなります。加えて、現地に緊急車両を潜ませて現行犯で逮捕することも出来るということは忘れないようにしましょう。

 オービスの存在は、標識や道路情報の電光表示による「速度取締機設置路線」の表示を見落とさないようにすることで可能です。しかし、近年は生活道路上で「告知なし」による監視が行われていることもあり、一般道で指定の法定速度超“は、違反点数1点と反則金(二輪車7000円・原付6000円)が科せられます。また、超過速度が15kmを超えると違反点数と反則金も累進して重くなっていきます。

 また、全国での設置台数は少ないですが、バイクのナンバーも撮影できる「前後撮影方式」のオービスも導入されているという情報もあります。これについて警察は、取り締まりという機密上の設備として、設置箇所などの正確な情報は出回っておりません。これまでもデジタル化や小型化などで進化しているオービス。いつバイクでも作動し検挙につながるシステムが登場してもおかしくない状況です。

「バイクは捕まらないから」とオービスの存在を軽視していると、このような最新型のオービスによる撮影や、有人による現行犯取り締まりもあるので気をつけておきましょう。

※ ※ ※

 ネズミ捕りによる直接の取り締まり以外にも、オービスは年々進化していることを忘れず、どこに移動式装置や前後撮影方式が配備されているのか、わかりません。安全を確保して自身を守るためにも普段からスピードを控えたライディングを心がけましょう。

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