イギリスはモータースポーツ産業が盛んであり、産業全体で年間90億ポンド(約1兆2900億円)以上の収益を生み出している。ほとんどのF1チームもイギリスに拠点を設けているのだ。
こうした環境が整っているイギリスに魅力を感じ、ヨーロッパ中から高度なスキルを持つスタッフが集まっていた。しかしイギリスがEUから離脱することで、移民規制が厳しくなり、多くの企業がその影響を受けるだろう。
■イギリスのEU離脱、F1は“動じない?” CEOチェイス・キャリーの見解
ベネトンやBARでチーム代表を務めた経験を持ち、現在はモータースポーツUKの代表を務めるデイビッド・リチャーズは昨年、EU離脱でヨーロッパとの取引が制限されることで、英国のモータースポーツ界に悪影響が生じる可能性があると話した。
「我々はF1チームがイギリスに拠点を置き、世界チャンピオンたちが暮らしていることを誇りに思うべきだ」
「そして、我々は彼らの暮らしを困難にしようとしている。そんなことが起こらないようにしなければいけない」
モータースポーツ産業協会(MIA)は、30を超えるビジネスグループが行なうロビー活動に加わり、イギリス内務大臣のプリティ・パテルに国内産業を助けるように求めた書面を提出した。
イギリス産業連盟(CBI)はパテル大臣に提出した書面をツイッターで公開。書面には以下のように記されている。
「国民の信頼を再構築するために移民システムを変更しなければならないと考えている」
「企業側としては、経済を支える上で必要な労働力とスキルへとアクセスしながら、よりコントロールができるようなポイントベース(技能や年齢、学歴などをポイント化して評価する)のモデルを構築するのに協力する。そしてそれは、自国で育った人材のトレーニングに継続的に投資することにもつながる。シンプルで合理化されたシステムが必要だ」
「我々は新しい政府と協力し、国民の信頼を高め、英国の世界的な目標達成を助けられるような新しい移民システムの詳細をお知らせできることを楽しみにしている」
MIAも、CBIのツイッターを引用し「”モータースポーツバレー”が世界最高の地位を維持するには、世界中から高い才能のある人物を惹きつけ、維持できるような政府の政策が必要だ」とコメントした。
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