現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 俺たちの青春バイク!【ヨンヒャクが熱かった!Vol.4 カワサキ編】

ここから本文です

俺たちの青春バイク!【ヨンヒャクが熱かった!Vol.4 カワサキ編】

掲載 24
俺たちの青春バイク!【ヨンヒャクが熱かった!Vol.4 カワサキ編】

4気筒もネイキッドもカワサキがブームを作った

教習所で大型自動二輪免許が取れなかった20年間、400ccこそが現実的に乗れる最大排気量だった。しかし当時の400ccクラスの進化は凄まじく、カムギヤトレーンや可変バルブなどのハイメカが続々投入され、そうしたバイクが頑張れば手が届くプライスで登場した。だからこそ僕らはヨンヒャクに乗りたかったんだ!!

●文:伊藤康司 ●写真:カワサキ

俺たちの青春バイク!【ヨンヒャクが熱かった!Vol.1 ホンダ編】はこちら
俺たちの青春バイク!【ヨンヒャクが熱かった!Vol.2 ヤマハ編】はこちら
俺たちの青春バイク!【ヨンヒャクが熱かった!Vol.3 スズキ編】はこちら

レプリカ一辺倒に背を向けたカワサキ

排気量に制限のない自動二輪免許(現在の大型自動二輪免許に相当)は教習所では取れず、運転試験場での一発試験の合格率はわずか1~3%ほど。さらに高校生の「三ない運動」まで始まったから、1975年~1995年頃の約20年間はバイクの暗黒時代……ではなかった!?

空前のバイクブームのあおりで免許制度や「三ない運動」といった逆風はあったが、そのバイクブームゆえにメーカーも頑張った。中型限定自動二輪免許で乗れる最大排気量の400ccは、驚くほど短いスパンでモデルチェンジし、エンジンから車体、足まわりまで新機構が次々と登場。

とくに80年代は、ハイメカニズムにも関わらずプライスも相応にこなれていた。現在と販売台数がケタ違いに異なるとはいえ、商品性という意味でのコストパフォーマンスは、相当に高かったのではないだろうか?

さて今回はカワサキのヨンヒャクをご紹介。最近は久々の新4気筒400ccの「ニンジャZX-4Rの噂」が絶えないカワサキだが、80年代の4気筒ブームも90年代のネイキッドブームも、じつはカワサキが火を点けた!

※基本的に1970年代前半から、免許制度が改正される1995年頃までに国内で販売されたロードスポーツとオフロードモデルを掲載(アメリカンは別の機会に紹介予定)。

ヨンヒャク以前の400?

免許制度が改正される1975年以前から、カワサキには2ストロークと4ストロークの400が存在。まずはアメリカで大人気を博した2ストローク3気筒のマッハシリーズの中堅といえる400SSだが、これは前モデルの350SSのボアアップ版で、扱いやすさを狙って排気量を拡大したモデル。

ちなみに排気量は400.37ccだが、免許制度的には1cc未満は切り捨てになるので、後のKH400も含めて中型自動二輪免許で乗ることができた。

もう1台の400RS(Z400)は、当時のアメリカでは900Super4ことZ1が大人気だったが、より手軽に乗れるバイクとして開発され、アメリカではコミューター的な存在だった。

そういうワケで、2台とも中型自動二輪免許に合わせて登場したヨンヒャクではない、と思われる。

―― 1974年 400SS
1971年に発売された2ストローク3気筒の350SSマッハIIの排気量を400.37ccに拡大。最高出力は44psから42psに低下しているが、低回転のトルクの増強とスロットルレスポンスを向上。76年にKH400に名称を変更し、79年まで生産された。

―― 1974年 400RS
エンジンは4ストローク398cc空冷2気筒OHC。北米ではKZ400、欧州ではZ400の名で販売され、国内でも76年に小変更を受けて名称もZ400に変わった。後のアメリカンZ400LTDのベースになり、国内ではLTDは84年まで生産された。

こんな記事も読まれています

1000万円超え!? ホンダ新型「シビック“タイプR”」公開! 320馬力「直4」×MTのみ設定! 迫力エアロがカッコイイ「グループA」比国に登場
1000万円超え!? ホンダ新型「シビック“タイプR”」公開! 320馬力「直4」×MTのみ設定! 迫力エアロがカッコイイ「グループA」比国に登場
くるまのニュース
ランボルギーニの新型電動スーパーカー『テメラリオ』、英YASAの新開発モーター搭載
ランボルギーニの新型電動スーパーカー『テメラリオ』、英YASAの新開発モーター搭載
レスポンス
MotoGPのテスト中無線システム、バニャイヤ超辛辣な評価……使用拒否で「毎回ペナルティだろうね」
MotoGPのテスト中無線システム、バニャイヤ超辛辣な評価……使用拒否で「毎回ペナルティだろうね」
motorsport.com 日本版
[音を良くするコツをプロが指南]「スマホ」をシステムの中心に据えて良い音を楽しむ方法を伝授!
[音を良くするコツをプロが指南]「スマホ」をシステムの中心に据えて良い音を楽しむ方法を伝授!
レスポンス
3位&4位のフェラーリ、ドライバーたちに不満が残るレースに。サインツはピット指示に苛立ち、ルクレールは僚友に激怒
3位&4位のフェラーリ、ドライバーたちに不満が残るレースに。サインツはピット指示に苛立ち、ルクレールは僚友に激怒
AUTOSPORT web
レッドブル、今季の”最低地点”はイタリアGPだと振り返り「タイトルが遠ざかっていく瞬間だった」
レッドブル、今季の”最低地点”はイタリアGPだと振り返り「タイトルが遠ざかっていく瞬間だった」
motorsport.com 日本版
トヨタが2025年参戦体制を発表。ロバンペラが3冠目指しフルシーズン復帰、勝田を含む4名がフル出場へ
トヨタが2025年参戦体制を発表。ロバンペラが3冠目指しフルシーズン復帰、勝田を含む4名がフル出場へ
AUTOSPORT web
【WRC2025】トヨタ GAZOOレーシングはサミ・パヤリも加わり4台体制で挑む
【WRC2025】トヨタ GAZOOレーシングはサミ・パヤリも加わり4台体制で挑む
Auto Prove
100万円サポートクーポンが当たる!アルファロメオ、ブラックフライデーキャンペーンを実施中
100万円サポートクーポンが当たる!アルファロメオ、ブラックフライデーキャンペーンを実施中
LE VOLANT CARSMEET WEB
マヒンドラの新型電動SUV、最終ティーザー…11月26日デビューへ
マヒンドラの新型電動SUV、最終ティーザー…11月26日デビューへ
レスポンス
圧倒的な存在感!3.5リッターV6エンジン搭載の北米専用ミドルサイズSUV ホンダ「パスポート」がフルモデルチェンジ
圧倒的な存在感!3.5リッターV6エンジン搭載の北米専用ミドルサイズSUV ホンダ「パスポート」がフルモデルチェンジ
VAGUE
日産「新型セレナ」発売に反響多数! 「待ってました」「魅力的」 超スゴい「高性能4WD」&地上高アップの「イーフォース」追加へ! 待望の「性能向上モデル」14日発売
日産「新型セレナ」発売に反響多数! 「待ってました」「魅力的」 超スゴい「高性能4WD」&地上高アップの「イーフォース」追加へ! 待望の「性能向上モデル」14日発売
くるまのニュース
懐かしの肩パッド入りトップスがむしろ新鮮! 存在感抜群のコスチュームの「HELM LOYALZ」に会いに鈴鹿サーキットへGO!
懐かしの肩パッド入りトップスがむしろ新鮮! 存在感抜群のコスチュームの「HELM LOYALZ」に会いに鈴鹿サーキットへGO!
Auto Messe Web
PUBGモバイルとマクラーレンがコラボしたゲームを期間限定で無料配信
PUBGモバイルとマクラーレンがコラボしたゲームを期間限定で無料配信
Webモーターマガジン
全長4.9m超え! 国内“最大級”の新型「ステーションワゴン」発表! めちゃデカい「荷室サイズ」がサイコー! 圧倒的な“快適性”実現した新型「パサート」とは
全長4.9m超え! 国内“最大級”の新型「ステーションワゴン」発表! めちゃデカい「荷室サイズ」がサイコー! 圧倒的な“快適性”実現した新型「パサート」とは
くるまのニュース
NIO、第3のブランド「ファイアフライ」で小型EV市場参入へ
NIO、第3のブランド「ファイアフライ」で小型EV市場参入へ
レスポンス
“惨事”で終えたタナク「滑りやすいのは予想外」「彼はチャンピオンにふさわしい」/ラリージャパン最終日コメント
“惨事”で終えたタナク「滑りやすいのは予想外」「彼はチャンピオンにふさわしい」/ラリージャパン最終日コメント
AUTOSPORT web
ど派手なガルウイングだけど走ればガチもんのピュアスポーツ! 単なるSL300のリバイバルじゃない「SLS AMG」の韋駄天っぷり
ど派手なガルウイングだけど走ればガチもんのピュアスポーツ! 単なるSL300のリバイバルじゃない「SLS AMG」の韋駄天っぷり
WEB CARTOP

みんなのコメント

24件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村