トヨタ自動車は11月5日(日本時間11月6日未明)、米国で開幕するSEMAショー2024において、『#84 タコマTRDプロランナーレースコンセプト』を初公開する。
この車両は、トヨタとレガシーモータークラブの新たなパートナーシップ、そして伝説的ドライバーであるジミー・ジョンソンとの協力を記念して製作された。
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ジミー・ジョンソンは、NASCARでの輝かしいキャリアで知られているが、その原点はダートバイクにあり、後にオフロードレース、特に過酷なバハ1000にも参戦している。このコンセプトカーは、ジョンソンとトヨタトラックとの懐かしい絆も表現している。
#84 タコマTRDプロランナーレースコンセプトは、ストックミッドサイズオフロードレースクラスでの競争を目指して改造された車両だ。2025年モデルの『タコマTRDプロ』のパフォーマンスパーツを、クラシックな2ドア『タコマXtraCab』に統合することから始まった。
トヨタのサービスパーツ・アクセサリー開発チームは、4ドアから2ドアへの変更を行い、サスペンションから着手した。TRDプロのFOXクイックスイッチ3内部バイパスショック、2.5インチアルミハウジング、リアリモートリザーバー、フロントTRDアッパーコントロールアームを装着し、オフロード性能を向上させた。
車体下部は、フロントエンド、トランスミッション、リアトランスアクスルを保護するスキッドプレートで武装されている。さらに、安全性と剛性を高めるためにカスタムロールケージを追加し、ドライバーとナビゲーターを確実に固定するマルチポイントレースハーネスを装備した。
6フィートのアルミ強化ベッドには専用の燃料タンクとベッド搭載スペアタイヤキャリアが設置され、テールゲートはさらなる軽量化のためにネットに置き換えられている。
車体のカラーリングは、カイル・ウィリアムズのデザインによるもので、複数の要素と時代を1つのデザインに融合させている。2025年TRDプロ専用色「マッドバス」をベースに、ジミー・ジョンソンの象徴的なペイントスキームや、伝説的なバハアイコンであるイヴァン「アイアンマン」スチュワートのTRDイエロー、オレンジ、レッドのストライプを取り入れている。
レトロな雰囲気は、クロム仕上げのサイドミラーとドアハンドル、カスタムライティング付きARBスポーツバー、ブラッシュドアルミ仕上げのTRDプロホイールとBFグッドリッチタイヤで更に強調されている。
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