独ポルシェは12月12日、タイプ992型「911」をベースにしたサーキット専用車、新型「911 GT3カップ」を発表した。
911のカップカーは、1990年に当時のタイプ964に初設定された「911カップ」まで歴史を遡ることができる。当初その最高出力は260hpだったが、5世代、4,251台の生産を経て、最新の992型GT3カップではついに500hpの大台超えを達成。4.0Lフラットシックス自然吸気ユニットは先代比プラス25hpとなる510hpを発生するに至った。
さらに新型は、カップカーとして史上初めてターボスペックのワイドボディを採用。全幅は1,902mmと先代のリア周りを28mmも上回り、ホイールハウス手前にはフレッシュエアーを導くインレットが新たに設けられている。こうしたワイドトレッド化により、サーキット走行時のハンドリングとドライバビリティは一段とレベルアップ。しかも、ボディの素材をスチール70%、アルミニウム30%へと変更したことで、乾燥重量は1,260kgと軽量だ。
最新のエアロダイナミクス技術を取り入れたことで、ダウンフォースも一段と強力。その主役はひときわ存在感を放つ大型のスワンネック型リアスポイラーとフロントエプロンで、前者は11段階に調整が可能、後者にも形状が工夫されたリップスポイラーがビルトインされ、ハイスピードコーナーでの安定性が向上した。
また、2020年代のレーサーらしく、パワーユニットは合成燃料に対応し、レース走行時のCO2排出量が大幅に低減している。それでいて同一条件で比べた場合、ラップタイムを1%近く短縮しているという。
2018年からスタートした新型911 GT3カップの開発は、2021年シーズンにおけるレース参戦をもって完結することとなる。投入されるシリーズは「ポルシェ・モービルワン・スーパーカップ」および「ポルシェ・カレラカップ」が予定されており、ドイツ、フランス、アジア、ベネルクス3国、そして初めて北米での参戦も実現するとのことだ。注目の車両価格は225,000ユーロ(約2,800万円)と発表されている。
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みんなのコメント
後期高齢者の一歩手前の方が多く
見受けられます、カッコよく乗っているつもりの
高齢者をみると怖くて近づけないので
販売先も適性検査してから売って欲しいです