■「マツダ6e」の国内導入はあるのか!?
マツダのフラッグシップセダンであった「MAZDA6」(マツダ6/旧・アテンザ)が生産終了から1年弱。その後継となると思われる新型セダンが2025年1月に欧州で発表となりました。どのようなモデルなのでしょうか。
【画像】「えっ…!」これがマツダ「新型4ドアセダン」です!(30枚以上)
マツダが欧州市場向けの新型BEV(バッテリーEV:電気自動車)として発表した「MAZDA6e(以下、マツダ6e)」。
これは2024年4月の北京国際モーターショーで発表された「MAZDA EZ-6(マツダ・イージーシックス)」のBEV仕様をベースに、欧州仕向けに適合した後輪駆動のミドルサイズセダンです。
主に、走行性能や機能性などを欧州人の好みに合わせてアジャストしていますが、中国市場向けのEZ-6とは異なり、プラグインハイブリッド車(PHEV)は現時点で用意されていません。
マツダ6eのボディサイズは、全長4921mm×全幅1890mm×全高1491mm、ホイールベースは2895mmと発表されています。
かつてのマツダ6は、全長4865mm×全幅1840mm×全高1450mm、ホイールベース2830mmでしたので、ひと回りサイズが大きくなったことになります。
特に全幅は1890mmもありますので、狭い道ではマツダ6よりも気を遣う必要があるかもしれません。
マツダ6eの航続距離は、80kWh車が552km、68.8kWh車が479kmとアナウンスされています。
中国向けEZ-6 BEVの航続距離は600kmと480km(中国独自の走行モード「CATC」の数値)と発表されていますので、欧州仕向けも同容量のバッテリーを搭載するようです。
なおEZ-6を開発・製造するのは、マツダの中国市場向け合弁会社である「長安マツダ汽車有限公司」ですので、欧州仕様も同社が製造を担当するものと考えられます。
そんなマツダ6eが日本市場へ導入されることはあるのでしょうか。
筆者(自動車ジャーナリスト 吉川賢一)は、年内にも日本市場向けの新型マツダ6(仮称)が発表となると考えています。
マツダの中期事業戦略では、2025年~2027年のPHASE2において、マルチソリューションを念頭に置きながら、「グローバルにバッテリーEV導入」する旨が盛り込まれていますし、現在のマツダの国内ラインアップにおけるBEVは「MX-30 EV MODEL」の一台のみ。
2024年4月中旬にマツダ6/マツダ6ワゴンが生産終了したことで、マツダのフラッグシップセダンのポジションがぽっかりと空いている状況でもあります。
また今年2025年は「ジャパンモビリティショー」が開催される年でもあり、新型車を発表する舞台としてこれ以上ない機会です。
■日本仕様は「ジャパンモビリティショー2025」に現れる!?
気になるのが、これまでマツダ6を製造していたマツダ防府工場(山口県)生産となるのか、それとも中国で製造するEZ-6/マツダ6eを日本仕向けに適合して輸入するのかという点です。
輸入車となれば、輸送や関税、為替の影響など余計にコストがかかることもあり、ラージクラスSUV「CX-60」や「CX-80」のような500~700万円クラスの高額車となることは覚悟しなければなりません。
ただ新型マツダ6は、おもいきり高級路線に振ってしまうのが良いと筆者は考えます。
マツダによると、2002年の初代アテンザから始まり22年間続いたマツダ6は、国内累計22万台以上(2023年12月まで)を販売してきたとのこと。
そんなマツダの名門モデルであるマツダ6ですが、市場の需要がSUVへ変動したことで、最終的には年間2000台程度にまで落ち込んでいました。
最新のモデルに生まれ変わっても、大型セダンであるマツダ6eは、残念ながら日本での需要はそれほど望めません。
となれば、少ない需要に合わせおもいきり優雅なフラッグシップセダンとして少数生産車とする道に活路があるように思うのです。
パワートレインは、BEV、PHEVに加えて、ディーゼル車とディーゼルハイブリッド車まで展開させるとすれば、先行するCX-60/CX-80と共通のFRプラットフォームをベースにした独自モデルとなる可能性もないとは言い切れません。
ただ実際のところ、EZ-6/マツダ6eを日本向けに導入するほうが現実的な落としどころかもしれません。
※ ※ ※
欧州向けのマツダ6eは、今夏に欧州での発売を予定しています。
ジャパンモビリティショー2025は10月30日からの開催ですが、予想通りマツダから新型フラッグシップセダンが登場するのか、その場合、どのような姿や名称で登場するのか、今後の展開が非常に楽しみです。
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