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トライアンフが新型車「スピード400」「スクランブラー400X」を発表!! 水冷単気筒で40psを発揮し、普通2輪免許で乗れる!

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トライアンフが新型車「スピード400」「スクランブラー400X」を発表!! 水冷単気筒で40psを発揮し、普通2輪免許で乗れる!

戦略価格で2023年末に発売予定

トライアンフモーターサイクルズは、2024年の最新モデルとして待望の普通二輪免許で乗れる中型セグメントに2台のニューモデルを投入すると発表した。ロードスタータイプの「Speed 400」と、スクランブラータイプの「Scrambler 400 X」がラインナップに加わり、さらなる展開も示唆される。

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トライアンフ「スピード400」の写真をまとめて見る(全70点)
トライアンフ「スクランブラー400X」の写真をまとめて見る(全81点)


英国時間の2023年6月27日に発表、中型モダンクラシック×2車の登場だ!

トライアンフモーターサイクルズは、2024年モデルとしてロードスタータイプの「スピード400(Speed 400)」と、スクランブラータイプの「スクランブラー400X(Scrambler 400 X)」を正式発表した。トライアンフの中核を担うモダンクラシックラインに、エンジンプラットフォームから新設計した中型モデルが待望の登場となる。

現在、日本でもにわかに熱気を帯びてきたヨンヒャククラスに、モダンクラシックの王道をゆくトライアンフがニューモデルを投入する。これは、ミドルクラス(350~750cc)で強さを見せるロイヤルエンフィールドや、その対抗馬として日本で断トツの販売台数を誇るホンダGB350への強烈なカウンターパンチだ。

これにクルーザータイプではあるがカワサキ・エリミネーターを加え、近日登場が見込まれるハーレーダビッドソン・X350や、マニアック路線ではあるがベネリ・インペリアーレ400やハスクバーナ・ヴィットピレン401などの無視できない存在感なども合わせると、かなり美味しいラインナップが出揃ってきたと言えそう。

ネオクラシックやヘリテイジと言われるモデル群のルーツを探れば、やはり英国車の存在は大きい。インドメーカーのロイヤルエンフィールドも出自は英国で、現在は英国バーミンガムにR&Dを持つ。そして英国とインドの縁は深く、今回のトライアンフの2車もインドのバジャジとのコラボレーションで誕生している。

「スピード400」と「スクランブラー400X」の2車は、クラストップの性能、ライダーサポートに特化したテクノロジー、カテゴリーを牽引する品質とディテール、ハイレベルな標準仕様、長期間かつ充実した保証、そして何より、驚くほどのコストパフォーマンスを誇るという。

つまり、買いやすい価格帯で提供されるということだ。ライバルと競争力のある価格と言うからには、GB350(56万1000円)やロイヤルエンフィールド・クラシック350(69万4100円)、ヴィットピレン401(78万9000円)らに対抗できるはず。“驚くほどの~~”と言うからには、相当に期待していいんじゃないだろうか。

発売は2023年末。1万6000km/12か月点検というロングインターバルのメンテナンスサイクルや、走行距離無制限の2年保証も付く。インドでは7月より先行発売されるというので、まずは価格を含め、その動向を見守りたい。

エンジンにDLCコーティング、フィンガーフォロワーロッカーアームも採用……!

英国ヒンクレーで企画・設計され、トライアンフのDNAそのものでつくられるスピード400とスクランブラー400Xは、トライアンフの歴代モダンクラシックと同様に細部まで徹底的にこだわって開発され、一目てそれと分かるデザイン、大排気量モデルにも引けを取らない品質、フィーリング、存在感を誇る。

エンジンは水冷DOHCながらシリンダーには冷却フィンを備え、KTM 390デュークと同じボア89mmにストローク64mmを組み合わせることで398ccの排気量としている。この種のモデルとしてはショートストローク傾向であり、最高出力40ps/8000rpmはハイパワーと言って差し支えないだろう。クラッチはスリップ&アシスト式としてレバー操作力を低減、ケースにはブラックパウダーコート加工が施される。

エンジン内部に目を向けると、なんとフィンガーフォロワーロッカーアームやDLCコーティングまで採用し、フリクション低減を追求。ギヤボックスは6速を備え、ユーロ5排出ガス規制もクリアする。

制御系では、ボッシュ製のECUとライドバイワイヤースロットルを採用し、オン/オフ切り替え可能なトラクションコントロールシステムやデュアルチャンネルABSも標準装備。スクランブラー400XはABSをオフロードモードに切り替えることもできる。

燃料タンクはトライアンフらしい造形と大胆なグラフィックが与えられ、容量13Lを確保。スタイリッシュな新型デュアルメーターには大型のアナログスピードメーターとデジタルタコメーター、燃料残量、ギヤポジションインジケーターを含むLCDスクリーンが一体化。オールLEDの灯火類を採用し、ヘッドライトにはDRL、テールライトにはモールドライトガイドとトライアンフのロゴが付く。

このほか、両車にはハンドルロックと盗難防止用イモビライザーが標準装備される。

また、両車には25種類以上の純正アクセサリーが用意され、スタイリングや快適性、積載性、セキュリティに至るまでライダーの幅広いニーズに対応するという。

早く実車を見たいぞっ!(英国での実車発表会はミリオーレ小川が近日レポート予定です)



ちなみにだが、この400シリーズはこの2車だけでは終わらないはず。今年中にバリエーションモデルが展開されるかはわからないが、インドや他国での戦略を考えればスポーツタイプやクルーザータイプも需要があるはずで、じっさいにトライアンフが公開した今後の戦略ではさまざまなモデルが示唆されている。また、2024年のスーパーモトクロスには250ccのMXバイクで参戦、2025年には450ccのバイクで追加参戦する予定だ。待て、諸々の続報!!

TRIUMPH SPEED 400[2024 model]

―― TRIUMPH SPEED 400[2024 model]カーニバルレッド

―― TRIUMPH SPEED 400[2024 model]カスピアンブルー

―― TRIUMPH SPEED 400[2024 model]ファントムブラック

TRIUMPH SCRAMBLER 400 X[2024 model]

―― TRIUMPH SCRAMBLER 400 X[2024 model]マットカーキ/フュージョンホワイト

―― TRIUMPH SCRAMBLER 400 X[2024 model]カーニバルレッド/ファントムブラック

―― TRIUMPH SCRAMBLER 400 X[2024 model]ファントムブラック/シルバーアイス

―― 車名SPEED 400SCRAMBLER 400 X全長×全幅×全高2055×795×1075mm2115×825×1190mm軸距1375mm1420mmシート高790mm835mmキャスター/トレール24.6°/102mm23.2°/108mm装備重量171kg180kgエンジン型式水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ←総排気量398cc←内径×行程89.0×64.0mm←圧縮比12:1←最高出力40ps/8000rpm←最大トルク3.87kg-m/6500rpm←変速機6段リターン←燃料タンク容量13L←タイヤサイズ前110/70R17110/90R19タイヤサイズ後150/60R17140/80R17ブレーキ前φ300mmディスク+4ポットキャリパーφ320mmディスク+4ポットキャリパーブレーキ後φ230mmディスクφ230mmディスクサスペンション前φ43mm倒立フロントフォーク/140mmトラベルφ43mm倒立フロントフォーク/150mmトラベルサスペンション後プリロード調整機構付きモノショック/130mmトラベルプリロード調整機構付きモノショック/150mmトラベル価格未発表←発売時期2023年末←

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みんなのコメント

3件
  • 最近の外国車は面白いですね。耐久性や信頼性も、ひと昔に比べればだいぶ上がってきているように思います。
  • 350cc 400ccのシングルはロングストロークでゆったりトコトコなんていうフレーズを業界が流行らせて
    それに乗せられてる若者が嘆かわしい(個人的主観)
    シングルだって絶対パワーこそ少ないが重量とパワーのバランスは大切
    そこの所、このトライアンフは見事に詰めてきて手抜き感がない
    ちゃんとユーザー目線でもの造りをしている感じが伝わる
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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