RBのダニエル・リカルドは、チームメイトの角田裕毅について「本当に良い走りをしている」と評価。強力なライバルが隣にいることは自らも歓迎するチャレンジだと語った。
リカルドは昨年途中にチーム(当時はアルファタウリ)へ加入。角田の新しいチームメイトとなったが、怪我による欠場が続いたことで、本格的にコンビを組むのは2024年シーズンからとなった。
■注目集まる角田裕毅。兄貴分のガスリー「彼の才能は最初から知っていた。レッドブル昇格が考慮されていたならいいけどね……」
今季これまでの約半シーズンは、角田がリカルドを相手に優勢で、自らの評価を高めることにもなった。ではリカルドはこのチームメイトの仕事ぶりをどう見ているのか?
契約更新が発表されたチームメイトの仕事ぶり、そしてそれが予想外だったかどうかを訊くとリカルドは「本当に良い走りをしている」と語った。
「新しいチームメイトを持つ時は特に大変だ。言うまでもないけど昨年、僕はユウキとは数回レースをしただけだったし、この時点では過小評価することもできないものだ」
「僕はこのスポーツをかなりやってきたから、その事もよく分かっている。だから、『このドライバーには驚かされた』なんてことは無い」
「クルマにも慣れて今のレベルはとても高いと思う。彼は素晴らしい1年を過ごせているんじゃないかと思う。彼は本当に良い走りをしているよ」
「言ってみれば、歓迎できる挑戦だね。今年、僕は彼よりも低調な週末が何度かあった。言うまでもないけど好転させようとしている」
「そして僕は、プッシュされたいとも思っているんだ。自分のポテンシャルがどこにあるのかを確かめたいと思っているからね。だから強力なドライバーが隣に立っているのは好きだよ。たださっきも言ったけど、もう弱いチームメイトというのはいないと思うけどね。しばらくの間そうなっている」
そしてリカルドは、角田はフィードバックも良いと指摘。マシンの改善などで自分と同じことを指摘していることは、チームの方向性という点でも役立ったと語っている。
「彼は技術的にもフィードバックが優れていた。今年、僕らはとても(フィードバックが)一致しているんだ」
「昨年、僕がこのチームに加わった時は、マシンがどうあるべきかや、セットアップについていくつか異なる意見もあったんだ。今は、間違いなく僕らは近づいている」
「この事はチームに明確な方向性をもたらす点でも助けになったんじゃないかと思う。僕らは同じ方向にプッシュしているんだ。彼は来年の契約をしていてここに留まる。そして僕がどうなるかはなってみないと分からないけど、この6ヵ月間は良い時間を過ごしているし、彼との仕事はかなり気に入っているよ」
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