サーキット走行のギモンを解決! クラッシュしたらどうなる?
ドライビングテクニックを磨くために、サーキットでのスポーツ走行を楽しんだり、レースに参加する人も多くなっています。いっぽうで、費用や車両の問題など、諸事情によってサーキット走行に尻込みしている人も少なくありません。とくに心配なのが、サーキットでクラッシュした場合です。ドライバーの刑事責任や損害賠償などはどのようになっているのでしょうか。そんなサーキット走行における疑問にお答えします。
「駐車違反」で出頭すると「損」するのは本当? 駐車しただけで放置車両? 知らなかったでは済まされない交通ルールの真偽を検証します
サーキット用保険に加入しておくと心強い
どんなベテラン、プロドライバーであっても、サーキットでクラッシュする可能性はゼロじゃない。一般公道なら警察や保険会社に連絡して処理するが、クローズドされているコースではどうなるのだろう。
大前提として知っておくべことは「自己責任」であり、仮に他のドライバーや施設側に原因があったとしても、自分のクルマは自分で修理するのがサーキットなのだ。走行会や競技会のエントリー用紙には必ずその旨が記載されており、よく読んで誓約書にサインしなければ参加そのものが認められない。
またサーキットの事故に対して通常の自動車保険は、どんな高額な車両保険に入っていようと適用されず、何もかも自腹での修理になることも理解しておこう。ただし、これはあくまでも車両に関しての話で、ドライバーのケガにはある程度の保障がある。いわゆる掛け捨てタイプの傷害保険で入院や手術、後遺障害や死亡に際して見舞金が給付されるのだ。
なお近年はモータースポーツが趣味として広く認知されたのか、サーキット走行や競技を対象とする保険が増えているようだ。内容は保険会社やプランにより異なるものの、マイカーの修理はもちろん医療費、さらにガードレールをはじめ施設の備品までカバーしてくれるのは非常に心強い。保障が充実しているだけに加入料は安くないし、車種やドライバーの年齢による違いもあるので、気になる人はインターネットで検索してみよう。
サーキットの設備を破損させたらどうなる?
続いてはサーキットの備品代について。請求されるのはガードレールやタイヤバリア、クラッシュパッドなどを破損させたときで、上記の保険に入っていなければ自腹となる。スポーツランドSUGOならガードレール1枚につき2万5000円~3万5000円、支柱の交換が1本あたり3万円で調整が同じく7000円と決まっている模様。クラッシュパッドは規格の違う3タイプを併用しており、もっとも高額なモノは本体だけで20万円になるという。ほとんどのクラッシュではカバーも破損するのでそれも追加されるし、車両火災が発生すれば消火器代として1本につき1万5000円~3万8000円、さらにオイル処理剤や塗装用のスプレーなども負担しなければならない。
もうひとつ注意したいのはタイム計測の発信機で、8万円と高額なうえ脱落による紛失もたまにある。それらが重なれば請求額が50万円に達するどころか、過去には100万円を超えたケースもあるとのことだ。国際格式サーキットはFIAから公認を受ける都合上、高いレベルの安全設備をつねに維持する必要があり、備品などが高額になるのは必然といっていいだろう。規模の小さいミニサーキットも備品代に大きな差はないが、中古品を使うなどして請求額を抑えてくれる可能性がある。もっともそれはあくまでもサーキット側の好意でしかなく、国際格式じゃないから安いと勝手に思うのは大きな誤りだ。
余談だがサーキットのコース内で起きた事故に警察が介入することは、ドライバーが死亡しない限りほぼあり得ず免許の点数にも影響しない。何もかも自己責任と聞くと初心者は不安に感じるかもしれないが、一般道で飛ばすよりもすべてにおいて安全なのがサーキットだ。くれぐれも自分のテクニックやクルマを過信することなく、安全マージンを残したうえでスポーツ走行を楽しんで欲しい。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
マツダ「“5人乗り”軽トラ!?」公開! 「4人も寝られる」全長3.7m級ボディに「驚き」の声も! 「AZ-MAXラクーンツー」登場に反響集まる
「車検のシールをガラス真ん中ではなく運転席の上に貼られました。貼り直しできますか?」質問に回答殺到!?「ダメだろ」「分かっていますか?」の声も 法律ではどう決まってる?
スバル新型「“すごい”4ドアセダン」公開に反響多数! 約680馬力の2リッター「水平対向4気筒ターボ」に「スゴイ技術」「走りが気になる」の声も! 漆黒の最速マシン「プロジェクト ミッドナイト」米国で登場
“生産版”「“R36”GT-R」公開! 日産の「旧車デザイン」+4.1リッター「V6」採用! 7000万円&1000馬力超えの「Artisan GT-R」の登場が迫る
トヨタ新型「ランドクルーザー」初公開! 旧車デザイン採用で超カッコイイ「ROX」! オシャベージュ内装×オープン仕様も良すぎる「本格モデル」米で登場へ
「左足ブレーキ」の是非を問う!…AT車普及率98%の日本なら、なおさら「踏み間違い」による事故を減らすことができます【Key’s note】
「レガシィ」消滅で改めて問う SUVは日本の交通事情に合っているのか? 日の丸SWは“オワコン”か
レクサス風フロントにバタフライドア…トヨタ「86」を唯一無二スタイルに! オーナーは北米仕様のサイオン「FR-S」からの乗り換えでした
街に溢れる「マツダ車」の“1番人気”ってなに? 「流麗SUV」や10年続く“ロングセラーモデル”も! 爆売れの「マツダ車」トップ3とは?
電気自動車はガソリンスタンドに行かないだけに「日常メンテ」を「見落とし」がち! 常日頃からここだけは見ておきたいポイントとは
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
サーキットは。
自車の修理費は自己負担、自動車保険は使え無いんでレッカーも自分で呼ぶ。
走行会参加の場合は、内容を主催者に確認必要。