現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ロータスがEV充電の不安を解消! 60万カ所の充電ステーションで欧州の移動の心配は実質ゼロに!?「エレトレ」から順次「エメヤ」にも拡大

ここから本文です

ロータスがEV充電の不安を解消! 60万カ所の充電ステーションで欧州の移動の心配は実質ゼロに!?「エレトレ」から順次「エメヤ」にも拡大

掲載 5
ロータスがEV充電の不安を解消! 60万カ所の充電ステーションで欧州の移動の心配は実質ゼロに!?「エレトレ」から順次「エメヤ」にも拡大

欧州で60万カ所以上の充電ステーションを利用可能に

ロータスがボッシュおよびモビライズと提携し、欧州にある60万カ所以上の充電ステーションを利用することが可能となりました。これによりEV購入検討者のほぼ半数(44%)にとって最大の関心事である公共充電の心配を解消します。

ロータス「エミーラ」を高速長距離と峠で試乗! スポーツカー/GTカーとしての資質について率直にレポートします

充電インフラの不足を解消する新たなパートナーシップ

ロータスは、電気自動車を納車する顧客の急増をサポートするため、新たに2つの欧州での充電パートナーシップを発表した。

同社の「エレトレ」のオーナーは、ボッシュとモビライズ・パワー・ステーションの充電機能を利用できるようになり、ハイパーSUVを自宅や移動中に充電できるようになる。このパートナーシップは、ロータスが今年後半に欧州の顧客に提供する予定の電気ハイパーGT「エメヤ」のオーナーもサポートする。

ボッシュの充電ネットワークを通じて、ロータスのオーナーは英国、ドイツ、フランスを含む欧州30カ国で60万カ所以上の公共充電ステーションを利用できることとなった。ロータスは今後も、順次ネットワーク事業者を追加することで、ヨーロッパ全域に充電ネットワークを拡大していく予定だ。

また、ドライバーはロータス・チャージング・カードをタップするだけでネットワークにアクセスでき、ロータス・カーズのスマートフォンアプリで必要な情報を簡単に見つけることができる。このアプリにより、ドライバーは充電履歴を記録し、コストを管理し、リモートで車両のバッテリー状態をモニターすることもできる。

ロータス・グループのチーフ・コマーシャル・オフィサーであるマイク・ジョンストン氏は、

「充電インフラの不足は、電気自動車普及の最大の障壁のひとつであり続けている。電動化への移行を加速させるためには、電気自動車を所有することをこれまで以上に容易にする必要があり、そのためには業界全体の協力が鍵となる」

と述べている。

充電ソリューションの将来性を高める

350kWのDC急速充電器を使えば、エレトレとエメヤは約5分の充電で74マイル(約120km)の航続距離を追加することができる。同じ急速充電器により、ハイパーSUVは20分、ハイパーGTは18分でバッテリー容量を10%から80%まで高めることができる。

ロータス・ハイパーOSは、エレトレとエメヤに搭載され、インテリジェントなEVルーティング機能を使って、ドライバーが近くの公共充電器を見つけられるようにサポートする。この機能は航続距離への不安を軽減し、移動時間を大幅に短縮するとともに、ドライバーのリアルタイムのバッテリー消費量に基づいて代替ルートを提案することも可能で、これらすべてが最適化されたロータスのEVドライビング体験を提供する。

またロータスはモビライズ・パワー・ステーションと提携し、自宅に充電設備を備えることができるようになった。価格は消費税込みで1199ポンド(邦貨換算約23万円)からとなり、テザーケーブルが標準装備され、家庭用太陽電池アレイで発電されたエネルギーを利用することができる。

この発表は、超高速450kW DC充電器、パワーキャビネット、最大4台を同時に充電できるモジュラーユニットなど、ロータス独自のEV充電ソリューションの発表に続くものだ。ロータスは、次世代急速充電インフラがより広く利用できるようになったときに備えて、充電ソリューションの将来性を高めている。

ロータスは、2028年までに英国のスポーツカーメーカーからフルエレクトリックの世界的高級テクノロジーブランドへと変貌を遂げる「Vision80」戦略をサポートするため、独自の充電ソリューションの開発にも取り組んでいる。

同社は、2023年に顧客への納入を開始したエレトレでその約束を実現しつつある。エメヤは昨年発表され、ヨーロッパでは2024年下半期に顧客のもとに到着する予定だ。

AMWノミカタ

EV車を購入する際に充電ポイントを心配しない人はいないだろう。とくに移動先での充電はなおさらだ。日本では現在急速充電のチャデモは約1万基、普通充電は2万5000基稼働している。ボッシュの充電ネットワークがどのレベルの充電器かはわからないが、欧州全体で60万基が使えるとなれば、巡航距離600kmを誇るエレトレのオーナーもいざというときは安心であろう。これでロータスの欧州でのBEV販売の地盤固めが一歩前進した。

こんな記事も読まれています

最大400kWの急速充電! インゴルシュタットの新しいポルシェ充電ラウンジ
最大400kWの急速充電! インゴルシュタットの新しいポルシェ充電ラウンジ
LE VOLANT CARSMEET WEB
スペース重視、日産『タウンスター・クルーバン』新型を欧州発表…航続278kmのEVも設定
スペース重視、日産『タウンスター・クルーバン』新型を欧州発表…航続278kmのEVも設定
レスポンス
ホンダが新型「軽バン」発表! 充電一回で「245km」走れる「すごい電気自動車」10月発売! 普及に向けて「新会社」も設立へ!
ホンダが新型「軽バン」発表! 充電一回で「245km」走れる「すごい電気自動車」10月発売! 普及に向けて「新会社」も設立へ!
くるまのニュース
「太陽光」だけで走行可能! 超すごい「新型モデル」発表! 充電ナシで年間「約1万km」走れそうなEVに「早く欲しい!」と驚きの声
「太陽光」だけで走行可能! 超すごい「新型モデル」発表! 充電ナシで年間「約1万km」走れそうなEVに「早く欲しい!」と驚きの声
くるまのニュース
年々増加するEVの「電欠」の救世主となるか!? 給電できるバイクの仕組みと課題とは?
年々増加するEVの「電欠」の救世主となるか!? 給電できるバイクの仕組みと課題とは?
バイクのニュース
アウディの高性能EVスポーツ、『RS e-tron GT』に改良新型…856馬力に強化
アウディの高性能EVスポーツ、『RS e-tron GT』に改良新型…856馬力に強化
レスポンス
実用化に向けたカウントダウン開始!? トヨタが水素燃料電池トヨタ・ハイラックス・ピックアップトラックプロの最終段階移行を発表
実用化に向けたカウントダウン開始!? トヨタが水素燃料電池トヨタ・ハイラックス・ピックアップトラックプロの最終段階移行を発表
バイクのニュース
ユーザーの不満は「充電関連」がほとんど! 電気自動車にまつわる「ここを改善してよ」なポイント
ユーザーの不満は「充電関連」がほとんど! 電気自動車にまつわる「ここを改善してよ」なポイント
WEB CARTOP
メルセデスベンツの新型EVトラック、欧州20カ国走破ツアー開始…航続500kmの『eアクトロス600』
メルセデスベンツの新型EVトラック、欧州20カ国走破ツアー開始…航続500kmの『eアクトロス600』
レスポンス
NIO、新型ラグジュアリー電動SUVの『EL8』を欧州発表…航続510km
NIO、新型ラグジュアリー電動SUVの『EL8』を欧州発表…航続510km
レスポンス
ポルシェ「911」を売却してテスラ「モデル3」に乗り換え! 試乗後にスマホで「ポチッ」とデポジット入金しちゃいました【テスラのある本当の生活】
ポルシェ「911」を売却してテスラ「モデル3」に乗り換え! 試乗後にスマホで「ポチッ」とデポジット入金しちゃいました【テスラのある本当の生活】
Auto Messe Web
プラグインハイブリッドモデルに進化した新型ベントレー・コンチネンタルGTスピードの発表が英国時間6月25日に決定
プラグインハイブリッドモデルに進化した新型ベントレー・コンチネンタルGTスピードの発表が英国時間6月25日に決定
カー・アンド・ドライバー
ボルボの新型SUV「EX90」米国で生産開始 全長5mのフラッグシップ電動SUV 日本での登場はいつになる?
ボルボの新型SUV「EX90」米国で生産開始 全長5mのフラッグシップ電動SUV 日本での登場はいつになる?
VAGUE
ロータスの前年同期比811%の急成長の理由とは? 2024年第1四半期は全世界で2194台を販売。中国で「エレトレ」と「エメヤ」が好調!?
ロータスの前年同期比811%の急成長の理由とは? 2024年第1四半期は全世界で2194台を販売。中国で「エレトレ」と「エメヤ」が好調!?
Auto Messe Web
ホンダから軽商用EV「N-VAN e:」が登場! 一充電走行距離は245km
ホンダから軽商用EV「N-VAN e:」が登場! 一充電走行距離は245km
THE EV TIMES
日産が新型「2列バン」初公開!全長5m級× 斬新“格納シート”採用!? めちゃ荷室広い「タウンスター」 欧州で発売へ
日産が新型「2列バン」初公開!全長5m級× 斬新“格納シート”採用!? めちゃ荷室広い「タウンスター」 欧州で発売へ
くるまのニュース
ホンダ、新型軽商用バンのEVモデル『N-VAN e:』を2024年10月10日から発売
ホンダ、新型軽商用バンのEVモデル『N-VAN e:』を2024年10月10日から発売
AUTOSPORT web
メルセデス・ベンツ、電動コンパクトSUV『EQB』を刷新。バッテリー容量増強で航続557kmに伸長
メルセデス・ベンツ、電動コンパクトSUV『EQB』を刷新。バッテリー容量増強で航続557kmに伸長
AUTOSPORT web

みんなのコメント

5件
  • Yahoo! JAPAN
    息を吐くように嘘をつく
  • caveman
    日本の充電インフラが貧弱なおかげで100km程度のバッテリー駆動での移動に必要な実用的電動車はPHEVしか無い事になりますな。
    しかもやっと見つけた充電スポットは何分待てば順番が回ってくるんだろうという現実。
    それを少しでも解消できるはずの800Vアーキテクチュアーは日本じゃ夢物語のまま。
    もう世界に2周以上遅れている感じ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2332.02585.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

-万円

中古車を検索
エレトレの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2332.02585.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

-万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村