コンセプトより落ち着いたデザインに
BMWは11月24日、ハンガリーのデブレツェン工場で次世代EV「ノイエ・クラッセ」のプロトタイプの生産を開始したと発表した。次期型のiX3と見られる電動SUVで、新しいプラットフォームを採用している。
【画像】硬質で先進的なデザインは市販車にどこまで引き継がれる?【BMWビジョン・ノイエ・クラッセXを写真で見る】 全10枚
ベースとなるのは「ビジョン・ノイエ・クラッセX」コンセプトで、BMWの現行ラインナップから大きく逸脱しながらも、過去の重要なモデルへのさりげないオマージュとなる新しいデザイン言語を導入した。
次期型iX3は2025年末に発売予定で、同じプラットフォームを使用する3シリーズ相当のセダン版(i3と命名される可能性がある)は2026年に発売される。
BMWが新たに公開した画像によると、次期型iX3はコンセプトカーと同様のプロポーションとデザイン要素を維持しながらも、若干トーンダウンしているようだ。
ボディには厳重なカモフラージュが施されているが、AUTOCARが入手した情報によると、特にフロントエンドは1960年代の初代ノイエ・クラッセからインスピレーションを得たキドニーグリルをはじめ、コンセプトと非常によく似ているという。
ただし、コンセプトのサイドカメラは従来型サイドミラーに変わり、ライトもシャープな2本の斜線デザインではなくオーソドックスなLEDシグネチャーとなっている。
仕様詳細はまだ明らかではないが、ノイエ・クラッセ・プラットフォームには800Vの電気ハードウェアが搭載される。これにより、超急速充電に対応することができる。
バッテリーは現在のものと比べてエネルギー密度が20%高いとされている。
内燃エンジン搭載のX3はBMWのベストセラーであり、次期型iX3とともに引き続き販売される。最新の第4世代は今年6月に発表されたばかりだ。
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