車種別・最新情報 [2022.01.26 UP]
今買うべき本命10車【5】実用性/ポストファミリーなら『カローラ クロス』
2022年に向けた新型が出揃いつつある中、今現在のラインナップで“買い”なモデルとは——。
ポピュラーなカテゴリーやキャラクター、あるいは用途ごとに、価格を上回る価値をもたらす「本命」を厳選し、その本命にぶつける対抗馬とともに紹介する。
狙っているジャンル、重視するキャラや用途をしっかりチェックして、クルマ選びの参考にしていただければ幸いだ。
SUVライバル徹底比較【1】ヤリスクロス vs ロッキー/ライズ
●文:川島 茂夫
キャラで選ぶ【2】実用性<ポストファミリー向け>
【本命】TOYOTA カローラ クロス
●価格:199万9000~319万9000円 ●発売年月(最新改良):'21年9月(未実施)
ハイトワゴンにも通じるパッケージングを享受できる
悪路対応はそれなりだが
装備&機能のコスパ高し
カローラ クロスの4WDモデルはハイブリッド車のみに設定。4WDシステムはプリウスと同じく小出力の誘導モーターを用いた簡易型E-Fourとも言うべきタイプで、滑りやすい路面での発進アシストが主機能。つまり、SUV用途向けの4WDシステムではない。走行性能ではSUVのメリットをあまり感じないが広々キャビンと見晴らしはSUVパッケージングのアドバンテージ。SUVデザインのハイト系ワゴンと考えてもいいだろう。
2名乗車を基本とするポストファミリーに広い後席は必要性が低いが、後席格納時の荷室容量は実用面での大きな強味。タウンユース主体で取り回しサイズや狭い場所での乗降性が気になるならヤリスクロスにダウンサイジングするのもアリである。
また、走りの味付けはハイブリッド車、ガソリン車ともに穏やかであり、他のカローラシリーズに対してもゆったりとした乗り心地でドライブを楽しむのに適した特性。全車速ACCと走行ライン制御LKAも標準装着で長距離ツーリングも得意である。価格設定は他のカローラ系と大きく変わらず、車格とSUVであることを考慮すれば買い得感も高い。
現行プリウス由来のTNGAアーキテクチャーを採用しつつ、エンジンは従来仕様の1.8ℓを搭載。大衆車カローラにふさわしい価格で実用性とSUV的価値を提供する。グローバル戦略車だが国内向けは独自デザインが与えられるなど、国内ユーザーの期待に応える。
加飾を抑えた室内はシンプルだが、機能や装備が劣るわけではなく、DA(ディスプレイオーディオ)やイルミネーションなども用意される。空間効率の高いボクシーなフォルムで居住性と積載性を確保している。
●THS II
熟成と信頼のTHS II。好燃費はもちろん、そのままだと最新仕様との差を感じさせる前世代エンジンのネガを打ち消してもくれる。
必要に応じてモーターが後輪駆動を補助。モーター搭載に付随してリヤサスが上級版に。
実用SUVとしてグローバル展開するだけあって、荷室容量、アレンジともに実用性十分。
【カローラ クロスのベストグレード】ハイブリッド G(FF)
●価格:259万円
乗り心地の質感まで考えるとハイブリッドの4WDを選びたくなるが、費用対効果とプレミアムのバランスを考えればハイブリッドのFF車が一般性の高い選択である。
【対抗】アクア/ヴェゼル/MX-30
日常、レジャー、プレミアムの
3つの視点から3車を選出
タウン&ツーリングで日常的にクルマを使うユーザー向けにアクア、レジャー用途も含めてヴェゼル、スペシャリティと実用とプレミアムの融合でMX-30を選んだ。イチオシ要点はアクアが燃費、ヴェゼルがキャビンの使い勝手、MX-30が雰囲気になるのだが、いずれのモデルも運転感覚や走行性能のバランスがよく、走りの汎用性に優れている。逆にクルマ趣味で楽しむにはちょっと薄味だが、長く付き合うならそのくらいのほうがいい。
TOYOTA アクア
●価格:198万~259万8000円 ●発表年月(最新改良):'21年7月(未実施)
HONDA ヴェゼル
●価格:227万9200~329万8900円 ●発表年月(最新改良):'21年4月(未実施)
MAZDA MX-30
●価格:242万~265万6500円(EVを除く) ●発表年月(最新改良):'20年10月('21年1月)
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