現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 中身はともかくオヤジ世代感涙! 庶民でも頑張れば買える「往年の」スーパーカー6選

ここから本文です

中身はともかくオヤジ世代感涙! 庶民でも頑張れば買える「往年の」スーパーカー6選

掲載 更新 30
中身はともかくオヤジ世代感涙! 庶民でも頑張れば買える「往年の」スーパーカー6選

 なかには500万円前後の超貴重な個体も!

 リアルタイムで体験した方ならわかってもらえるだろうが、スーパーカーブームは熱狂以上のものがあった。スーパーカーショーは各地で押せや押せやの人だかりで、デパートの屋上でも客寄せでランボルギーニ・カウンタックを置いたりしていた。街中で見かければ、小学生が追いかけ回して、社会問題にもなった。その手にはカメラが握られ、これをきっかけにして写真を撮ることを覚え、これがブルートレインブームにつながっていっただけでなく、自動車カメラマンのなかにはその流れでプロになった人もいたりする。

ノーマルでも爆音気味のスーパーカーは車検に通るのか?

 もちろんクルマ自体の注目というか、スーパーカーとはなんぞやという定義はどこへやら、リトラクタブルであればなんでもよかったのが、次第に輸入車全般に広がっていた感じもあった。輸入車そのものが今とは比べ物にならないほど非常に珍しかったので、仕方がない面もあったが、筆者も知り合いのリンカーン・コンチネンタル・マークV(ヘッドライトカバーが付いていた)や、近所のシトロエンに乗せてもらってご満悦だった。もちろん今思えばスーパーカーでもなんでもないが……。

 そんな裾野の広がりはスーパーカー内部でも起きていて、ランボルギーニやマセラティを中心にして、性能がそこそこだったり、デザインや生い立ちに難あり的なマイナーなモデルが登場している。当時はうんちくネタになったし、今見れば、超個性的で立派なスーパーカーな気がするが、調べてみると、価格が安い。旧車全般が高騰と言われているのに、1000万円を切る予算で買えるものが結構あるのは驚くばかり。今回はお手軽スーパーカーたちを紹介しよう。

 ただ、もちろん安いのには理由はあって、そもそもの程度が悪いだけでなく、パーツの入手が困難、直せるところがあまりないなどが考えられるので、安易に飛びつくのは超自己責任といっていいだろう。あと個体数が少なすぎて、市場価格ははっきりと言えないので悪しからず。どれも1000万円を切って、なかには500万円前後というものもあったりする。あとは個体数が少なすぎて、市場価格ははっきりと言えないこともあるので悪しからず。

 1)マセラティ・メラク

 ボーラの兄弟車というか、廉価版として登場したのが、メラク。ボーラはスーパーカーブームでも人気だったが、デザインはこちらもジウジアーロで、リヤがノッチバックになっているのが特徴的ながら、スタイルはまさにスーパーカーだ。ただし、こちらは2+2の4人乗り。スーパーカーで4人乗りというのはイメージ的にもハンディになるだけに、価格はかなり安い。しかも初期の中身はシトロエン製でパワーもあまりなし。途中からシトロエンとの関係が切れ、ハイパフォーマンス版のメラクSSが登場するが、こちらは程度が良ければ1000万円を出ることもある。

 2)デトマソ・パンテーラ

 こちらも人気もので、パンテーラという響きだけでもワクワクする人は多いのではないだろうか。ただ、生い立ちが複雑というか、エンジンはフォードのV8だったりするなど、イタリアのなかでも異端児的な存在だ。この点がスーパーカーブームの頃は魅力だったりしたのが、現在の価格を見てみると1000万円前後で、なかには切るものもある。

 3)ポルシェ924/944/928

 いわゆるFRポルシェたち。911のイメージが強かったところに、1970年代から新世代のポルシェとして続々と登場してきた。とくに928は911に代わるとされ、「これが代わりになるのか」と驚いたものである。

 エンジンは924と944が直4で、排気量はいろいろとあるものの、924の2リッターは日本仕様でたったの100馬力。944は1983年登場で比較的新しいこともあって、2.5リッターで155馬力などだった。ただし928についてはV8を積んだフラッグシップモデルとされ、4.5リッターから230馬力を発揮した。

 直4モデルは経営難のためにVWと提携していた時期ということもあって、ポルシェらしさに欠ける部分も多く、928はヒットにはなったが、やはりFRということで人気薄になっていった。それゆえ、現在でも924と928は200万円から500万円ぐらい。928でも500万円ぐらいが相場になっている。

 高性能モデルや希少なグレードでなければ比較的安価に手に入る

 4)ロータス・ヨーロッパ

 ロータスといえば、ヨーロッパで、こちらはさすがに1000万円オーバーだろうと思いきや、高性能モデルや希少なグレードでなければそれほど高くない。スーパーカーブームで人気だったのは風吹裕矢の駆るスペシャルで、こちらは500万円前後が相場のメインとなっている。エランも以前ほど高くないし、韓国製のは調べてもデータが不明。

 5)ロータス・エスプリ

 ヨーロッパはスーパーカーブームの火付け役だが、スーパーカーらしさという点ではジウジアーロらしさ全開のエスプリのほうが上だろう。ターボもあるが、NAだと160馬力だったりして、高性能エンジンとは決して言えないものだった。ご予算的には500万円ぐらいで、スーパーカー然としたスタイルが手に入ると思うとかなり安いと思われる。

 番外 ポルシェ914

 ブーム当時はボルシェならなんでもありがたがる風潮があったものの、それでも914は「ワーゲンポルシェ」と言われる始末。フォルクスワーゲンとの共同開発ゆえ、エンジンはビートルの系譜。憧れのリトラクタブルライトにも関わらず、当時から100万円で買えるとまで言われただけに気になって調べてみると、さすがに高騰していて500万円ぐらい。購入するときはバッテリー位置の問題でフロアが腐っている個体もあるので注意したい。また走りも意外やピーキーだったりする。

こんな記事も読まれています

「Appleのパクリ」はもはや過去! 中国シャオミ初EV「SU7」受注7万台突破と新経済圏ブチ上げ、米中貿易摩擦も何のその?
「Appleのパクリ」はもはや過去! 中国シャオミ初EV「SU7」受注7万台突破と新経済圏ブチ上げ、米中貿易摩擦も何のその?
Merkmal
アウトドアテイスト満点な新設[HuNT]がイカす!!! ホンダの中核コンパクトSUV[ヴェゼル]が満を持してマイチェン!
アウトドアテイスト満点な新設[HuNT]がイカす!!! ホンダの中核コンパクトSUV[ヴェゼル]が満を持してマイチェン!
ベストカーWeb
THE NORTH FACEを体現した一台! トリプルネームで開発されたトヨタ ランドクルーザープラドがベースのキャンパー
THE NORTH FACEを体現した一台! トリプルネームで開発されたトヨタ ランドクルーザープラドがベースのキャンパー
月刊自家用車WEB
走るファーストクラス【レクサス LM500h エグゼクティブ】
走るファーストクラス【レクサス LM500h エグゼクティブ】
グーネット
GAINER TANAX Zが岡山で待望のシェイクダウン。ドライバーふたりもポテンシャルに手ごたえ
GAINER TANAX Zが岡山で待望のシェイクダウン。ドライバーふたりもポテンシャルに手ごたえ
AUTOSPORT web
もう[ハリアー]超えやん!! 日本の[ヤリス]にも採用してよ!! 欧州仕様のエアコン機能が神すぎる
もう[ハリアー]超えやん!! 日本の[ヤリス]にも採用してよ!! 欧州仕様のエアコン機能が神すぎる
ベストカーWeb
中上貴晶が語るテストチームとのズレ。ホンダRC213Vの現状は「問題が多過ぎる。データ解析しても表れない」
中上貴晶が語るテストチームとのズレ。ホンダRC213Vの現状は「問題が多過ぎる。データ解析しても表れない」
AUTOSPORT web
いよいよランクル250の販売がスタート!どんなモデルがライバルになる?
いよいよランクル250の販売がスタート!どんなモデルがライバルになる?
グーネット
プリウスオーナーにおすすめ!鋭角のフロントガラスにフィットする内窓専用ワイパー カーメイト
プリウスオーナーにおすすめ!鋭角のフロントガラスにフィットする内窓専用ワイパー カーメイト
グーネット
ジープ 限定車「コマンダー オーバーランド」発売 ブラウン内装がプレミアムな室内空間を演出
ジープ 限定車「コマンダー オーバーランド」発売 ブラウン内装がプレミアムな室内空間を演出
グーネット
レンジローバーイヴォーク 2025年モデル受注開始!PHEV車を中心に価格を見直し
レンジローバーイヴォーク 2025年モデル受注開始!PHEV車を中心に価格を見直し
グーネット
ベテランだってチト怖い!? 鬼門!! [高速道路の合流]への恐怖心を払拭せよ!
ベテランだってチト怖い!? 鬼門!! [高速道路の合流]への恐怖心を払拭せよ!
ベストカーWeb
昭和世代じゃなくてもグッとくる!?  ちょい[イケてるクルマ]にまつわる言葉8選
昭和世代じゃなくてもグッとくる!?  ちょい[イケてるクルマ]にまつわる言葉8選
ベストカーWeb
新型エルグランド大胆妄想!! アルファードに勝つために必要な性能と価格とは?
新型エルグランド大胆妄想!! アルファードに勝つために必要な性能と価格とは?
ベストカーWeb
なぜ「SLS AMG」は比類なきスポーツカーだったのか? メルセデス・ベンツとAMGが注いだコスト度外視の革新的技術とは
なぜ「SLS AMG」は比類なきスポーツカーだったのか? メルセデス・ベンツとAMGが注いだコスト度外視の革新的技術とは
Auto Messe Web
MotoGPスペインGPプラクティス|王者バニャイヤ、レコード更新し初日最速。マルク・マルケス3番手
MotoGPスペインGPプラクティス|王者バニャイヤ、レコード更新し初日最速。マルク・マルケス3番手
motorsport.com 日本版
トヨタ・ランドクルーザーの中核モデル「250」シリーズが発売。特別仕様車のZX“First Edition”とVX“First Edition”も設定
トヨタ・ランドクルーザーの中核モデル「250」シリーズが発売。特別仕様車のZX“First Edition”とVX“First Edition”も設定
カー・アンド・ドライバー
ボルボ「XC40」仕様変更&プレミアムな装備を採用した特別限定車を発売
ボルボ「XC40」仕様変更&プレミアムな装備を採用した特別限定車を発売
グーネット

みんなのコメント

30件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村