現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > あなどれないディーラー試乗! 短時間で短距離でも重要なチェック項目だらけだった

ここから本文です

あなどれないディーラー試乗! 短時間で短距離でも重要なチェック項目だらけだった

掲載 2
あなどれないディーラー試乗! 短時間で短距離でも重要なチェック項目だらけだった

 この記事をまとめると

■購入検討の際、ディーラーでは試乗をすることができる

その課金ちょっと待った!  付けて後悔しがちなクルマのオプション5選

■時間はだいたい15~20分ほど

■どのような点をチェックすべきかについて解説する

 市街地は格好のテストコース

 ディーラーで試乗する時は、セールスマンが同乗して、販売店の周辺をひとまわりすることが多い。15~20分だから「そんな短い時間でクルマの良し悪しがわかるのか?」という疑問も生じる。

 漠然と運転すると何もわからないが、集中すれば得られる情報は多い。とくに大切なのが、試乗を開始した後の5分間だ。試乗の開始直後は車両に慣れていないから、違和感が明確にわかる。時間が経過すると、運転に慣れて、無意識にクルマに合わせてしまうので注意したい。私自身、メーカーの広報車両を試乗する時も、運転の開始直後はとくに集中している。

 販売店でクルマを受け取って試乗を開始したら、まず敷地から車道に降りる段差で、足まわりの柔軟性や突き上げ感がわかる。車道を走り始めたあとも、路上の細かなデコボコの伝わりやすさを確認する。乗り心地は低速域で粗さが生じるから、市街地は格好のテストコースだ。

 加速する時は、アクセル操作に対して、速度が正確に変化するかを確かめる。巡航状態に移ったら、周囲の交通の流れを妨げない範囲で、時速40km、あるいは50kmなど、一定の速度で走りやすいかチェックする。

 信号の手前で減速する時は、ブレーキの踏み方と、速度の下がり方を確認する。交差点を右左折する時は、ステアリング操作時の重さ、横断歩道上の歩行者がフロントピラー(柱)の陰に隠れないか、といった点もチェックする。

 ライバル車との比較は時間を開けずに

 後退して行う車庫入れや縦列駐車も大切だ。この時には、後方の視界、小回りの利きなども確認できる。販売店の敷地内で試すと良い。

 試乗した時の感想は、どのような内容でも構わない。「何となく運転しやすい」「自分の体に合っていない気がする」といったことで良い。人間の感覚は意外に正確で、街中で「何だか頼りない」と思ったクルマは、高速域の危険回避でも操舵に対する反応が曖昧だったり、後輪の接地性が削がれやすいものだ。

 なお試乗する時は、時間をあまり開けずに、ライバル車もチェックする。たとえば午前と午後に分けて、N-BOX、スペーシア、タントを試乗すると、動力性能、安定性、乗り心地などの違いがわかりやすい。

 試乗した直後には、感じたことをメモに残しておく。そうすれば、ライバル車同士の違いも一層ハッキリとする。

 居住性や荷室のチェックには、展示車を使う方法もある。ミニバンなどは、シートアレンジなども含めて、確認する部分が多いから試乗時間も長引く。駐車時に可能なチェックは、展示車を使えば、セールスマンが寄り沿うこともないから気兼ねなく確認できる。平日の午前中なら、店内も空いている。

 ファミリーカーを買う時は、家族全員で試乗したい。ミニバンの3列目シートなどは、実際に座る家族に広さや乗り心地を確認してもらう。快適性の評価は、人によって異なるからだ。

 試乗が終わったら、家族全員でどのクルマを選ぶか話し合いたい。そのようにして購入したクルマなら、大切に長く使える。それはユーザーにも、クルマにも、環境にも優しいカーライフだ。クルマを選ぶ時から、大いに楽しんでください。

こんな記事も読まれています

ホンダ「ヴェゼル」がマイナーチェンジ、静粛性、乗り心地、安全性能が大幅に向上
ホンダ「ヴェゼル」がマイナーチェンジ、静粛性、乗り心地、安全性能が大幅に向上
@DIME
【MotoGP】プラマック、ドゥカティ陣営から離脱&ヤマハサテライトチームへ!? オランダGPで発表予定との情報
【MotoGP】プラマック、ドゥカティ陣営から離脱&ヤマハサテライトチームへ!? オランダGPで発表予定との情報
motorsport.com 日本版
雨でクルマが滑りやすい! 悪天候は「FR」と「FF」どっちが得意? 「4WDがベスト」とも言い切れないワケとは?
雨でクルマが滑りやすい! 悪天候は「FR」と「FF」どっちが得意? 「4WDがベスト」とも言い切れないワケとは?
くるまのニュース
無塗装アルミボディがクール! 軽自動車枠のスポーツカー 新型「スーパーセブン600」に 日本専用の“クラシックエディション”登場
無塗装アルミボディがクール! 軽自動車枠のスポーツカー 新型「スーパーセブン600」に 日本専用の“クラシックエディション”登場
VAGUE
【MotoGP】アレックス・マルケス、グレシーニとの契約延長へ。ドゥカティMotoGP陣営で3シーズン目に挑む
【MotoGP】アレックス・マルケス、グレシーニとの契約延長へ。ドゥカティMotoGP陣営で3シーズン目に挑む
motorsport.com 日本版
BMWの高性能セダンが歴代初の電動化、727馬力「M HYBRID」搭載…欧州発表
BMWの高性能セダンが歴代初の電動化、727馬力「M HYBRID」搭載…欧州発表
レスポンス
フェラーリが電気自動車も生産可能なプラント「e-ビルディング」を公開
フェラーリが電気自動車も生産可能なプラント「e-ビルディング」を公開
@DIME
【2024年版】ホンダ ステップワゴンVS日産 セレナを徹底比較
【2024年版】ホンダ ステップワゴンVS日産 セレナを徹底比較
グーネット
乗って、触って、新型フリードここが変わった!【工藤貴宏】
乗って、触って、新型フリードここが変わった!【工藤貴宏】
グーネット
[カーオーディオ・素朴な疑問]メインユニット…アルパイン『ビッグX』のオーディオ機器としての実力は?
[カーオーディオ・素朴な疑問]メインユニット…アルパイン『ビッグX』のオーディオ機器としての実力は?
レスポンス
最新パワーユニットを搭載した「メルセデスAMG CLE53 4MATIC+ クーペ」を追加発売
最新パワーユニットを搭載した「メルセデスAMG CLE53 4MATIC+ クーペ」を追加発売
月刊自家用車WEB
日産新型「最上級3列SUV」まもなく登場! 全長5.4m級の巨大ボディ&超豪華インテリア採用! 新型「QX80」米国で発売へ
日産新型「最上級3列SUV」まもなく登場! 全長5.4m級の巨大ボディ&超豪華インテリア採用! 新型「QX80」米国で発売へ
くるまのニュース
TomTomがBMWモトラッドのグローバルラインナップへナビゲーションスタックの提供を発表!さらに革新的なモデルへ
TomTomがBMWモトラッドのグローバルラインナップへナビゲーションスタックの提供を発表!さらに革新的なモデルへ
バイクのニュース
アストンマーティンF1、ランス・ストロールとの契約を”2025年以降”まで延長。ホンダPU搭載マシンもドライブへ
アストンマーティンF1、ランス・ストロールとの契約を”2025年以降”まで延長。ホンダPU搭載マシンもドライブへ
motorsport.com 日本版
アルピーヌF1のブリアトーレが、サインツ獲得に動く。ウイリアムズ、アウディとの争奪戦を展開
アルピーヌF1のブリアトーレが、サインツ獲得に動く。ウイリアムズ、アウディとの争奪戦を展開
AUTOSPORT web
魔改造の夜に「Sズキ」登場!! ワニちゃん水鉄砲でエンジニアが壮絶な闘い
魔改造の夜に「Sズキ」登場!! ワニちゃん水鉄砲でエンジニアが壮絶な闘い
レスポンス
なぜD1グランプリ王者はレイズを選ぶ?「gram LIGHTS 57NR」をトヨタ「GR86」にセットする「Team TOYO TIRES DRIFT」を紹介します
なぜD1グランプリ王者はレイズを選ぶ?「gram LIGHTS 57NR」をトヨタ「GR86」にセットする「Team TOYO TIRES DRIFT」を紹介します
Auto Messe Web
7年ぶりにラリー・ポーランドがWRCに復帰、勝敗を分けるポイントは?【WRC第7戦開幕プレビュー】
7年ぶりにラリー・ポーランドがWRCに復帰、勝敗を分けるポイントは?【WRC第7戦開幕プレビュー】
Webモーターマガジン

みんなのコメント

2件
  • プロでない人間がちょっと乗ったぐらいでわかるかい。それより知り合いで乗ってる人に聞いた方が早い
  • 記事書いたやつ運転したことあるんかい?ど素人やで
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村