レッドブルリンクのパドックにアレクサンダー・アルボンがいた。昨シーズンまでレッドブル・ホンダのレースドライバーを務めていたアルボン。昨年は第9戦トスカーナGPと第15戦バーレーンGPの2度表彰台を獲得したものの、昨年末にレッドブル・ホンダが2021年のレースドライバーとしてセルジオ・ペレスを迎え入れたため、F1のシートを失っていた。
しかし、アルボンはレッドブル・ホンダを離れたわけではない。レッドブル・ホンダのリザーブドライバーとして、いまもチームに貢献している。
フェルスタッペン初日トップ「ハミルトンの抹消タイムの方が速かった。接戦になる」レッドブル・ホンダ/F1第8戦
「F1はサーキットだけでなく、ファクトリーでも戦っている。ファクトリーでシミュレーターに乗って、さまざまなセッティングをテストすることは、現在のF1ではとても重要なことだから、やりがいがある」(アルボン)
実際、第6戦アゼルバイジャンGPで優勝したペレスは、「最近のレッドブル・ホンダの快進撃の影にアルボンのファクトリーでの貢献が大きく影響している」と感謝していた。
レッドブル・ホンダのリザーブドライバーを務めつつ、2021年のDTMドイツ・ツーリングカー選手権にも参戦しているアルボンは、F1の第7戦フランスGPが行われた週末がDTMの開幕戦だったため、ファクトリーでシミュレーターに乗る機会はなかったが、それ以外はすべてのグランプリの週末で、ファクトリーでシミュレーターをドライブし、サーキットと連携しているという。
「バーレーンGP前はテストもあったら、合計で20回は乗ったかな。あとモナコGPも5回乗ったよ。それ以外は2回から3回。このシュタイアーマルクGPに向けても、ここに来る前に2回乗ってきた」(アルボン)
アルボンがレッドブル・ホンダにとって欠かせない存在となっているのは、昨年までレッドブル・ホンダのレースドライバーを務め、レッドブル・ホンダのマシンを知り尽くしているということが大きく関係している。
「僕は昨年までこのチームのマシンをドライブしていたから、このチームのマシンのクセを知っていて、エンジニアとも顔馴染みだったから、仕事はすごくスムーズだった」(アルボン)
アルボンによれば、「マックス(・フェルスタッペン)と自分よりも、マックスとチェコ(ペレスの愛称)のほうがドライビングスタイルが近いことも、今年レッドブル・ホンダが2台そろって活躍している理由」だというが、マシンそのものがドライバビリティの高い仕上がりとなっているという。
「昨年、僕はリヤが不安定なマシン特性に苦しめられたから、いまはリザーブドライバーとして、シミュレーターでその悪癖を消すためのセットアップ変更をずっと行ってきた。僕がレースしていたときより、かなり改善されていると思う」(アルボン)
アルボンの多大な労力が功を奏したのか、シュタイアーマルクGP初日フリー走行1回目からトップタイムをマークしたフェルスタッペンは、フリー走行2回目でも自己ベストを更新してトップの座を維持し、初日を終えた。
4連勝へ向けて、好調な滑り出しを見せたレッドブル・ホンダ。その影には、アルボンの協力があることも忘れてはならない。
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