8月19日、“世界三大レース”のひとつに数えられるル・マン24時間レースのポールシッターを決める予選セッション、ハイパーポールがフランス、ル・マンのサルト・サーキットで行われ、小林可夢偉駆るTOYOTA GAZOO Racingの7号車トヨタGR010ハイブリッド(マイク・コンウェイ/可夢偉/ホセ-マリア・ロペス組)が第89回大会のポールポジションを獲得した。
昨年のル・マンで初採用され、今大会でも引き続き実施されることになったシュートアウト方式の予選。このハイパーポールでは、ル・マン・ハイパーカー(LMH)規定に基づく新たな最高峰カテゴリーのハイパーカークラスをはじめ、LMP2、LMGTEプロ、LMGTEアマの4クラスで前日の予選を生き残った各クラス上位6台のマシンを対象に、タイムアタックによってカテゴリー内のグリッド順位、および総合ポールポジションを決定する。
【順位結果】2021年WEC第4戦ル・マン24時間 予選ハイパーポール
日没後わずかな明かりが残るル・マンの現地21時、気温19度、路面温度25度のなか30分間のセッションがドライコンディションでスタートすると、事前にピットレーンに並んだ全23台が一斉にトラックになだれ込んでいく。
最高峰のハイパーカークラスでは全車が2周目にアタックを行い、このなかで可夢偉がステアリングを握る7号車トヨタが3分23秒900をマークして暫定トップに立つ。
さらに、FP3のクラッシュから復活した8号車トヨタGR010ハイブリッドが、ブレンドン・ハートレーのドライブで3分25秒133を記録。暫定2番手につけ早くもトヨタ勢がワン・ツーを築き、3分26秒475というタイムを記録した708号車グリッケンハウス007 LMH以下のライバルたちをリードする。
この直後のセッション開始から8分後にインディアナポリスで、ポルシェGTチームの92号車ポルシェ911 RSR-19がクラッシュを喫する。このアクシデントによって赤旗が提示され、セッションタイムは残り22分17秒でストップした。
タイヤバリアの修復完了後にセッション再開されると、ふたたび各車がアタックに向かう。暫定首位の可夢偉は赤旗前のタイムとほぼ同等のタイムでホームストレートに戻ってくるも、0.023秒のプラスでタイム更新ならず。一方、僚友ハートレーは3分24秒195まで自己ベストを縮めることに成功した。
また、暫定3番手につけるオリビエ・プラの708号車も自己ベストを更新すると、その直後、ニコラ・ラピエール駆る36号車アルピーヌA480・ギブソンが3分26秒015で3番手を奪う。
しかし、グリッケンハウスもこれに応戦。3分25秒996というタイムで再逆転するが、ラピエールも3分25秒574を記録してみたびの逆転。708号車は最終盤に自己ベストを更新し3分25秒805まで迫るが、反撃ここまで。初参戦のル・マン予選は総合4番手となった。僚友709号車グリッケンハウス007 LMHは、ロマン・デュマのドライブで3分26秒931というタイムを記録し総合5番手につけた。
この結果、ル・マンのレコードホルダーである可夢偉が2019、20年大会に続き、3年連続で“最速の称号”を獲得することとなり、僚友8号車と並んでフロントロウを独占。トヨタに5年連続となるポールポジションをもたらした。また、チームメイトのコンウェイにとっては初優勝に一歩近づくバースデープレゼントとなっている。
■GTEは2クラスともにポルシェがポールポジションを獲得
LMP2クラスも前日に行われた予選で速さをみせたJOTAが好調を維持し、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ駆る38号車オレカ07・ギブソン(ロベルト・ゴンザレス/ダ・コスタ/アンソニー・デビッドソン組)が3分27秒950をマーク。ライバルを0.5秒近く引き離すタイムでポールポジションを獲得した。
クラス2番手はチームWRTの41号車オレカ07、3番手にはオリビエ・パニス率いるパニス・レーシングの65号車オレカ07が入っている。
LMGTEプロクラスは92号車ポルシェの離脱によって実質5台での争いとなり、まずはダニエル・セラがステアリングを握ったAFコルセ52号車フェラーリ488 GTE Evoが3分47秒063というタイムで暫定クラス首位に立った。しかし、セッション終盤に“伏兵”ハブオート・レーシングのドリス・ファントールが3分46秒682をマーク。これがクラス最速タイムとなり72号車ポルシェ911 RSR-19がGTEプロクラスのポールポジションを手にした。クラス3番手はコルベット・レーシングの64号車シボレー・コルベットC8.Rだ。
LMGTEアマクラスはポルシェ勢がライバルに対して速さをみせ、クラス唯一の3分48秒切りとなる3分47秒987を記録したデンプシー・プロトン・レーシングの88号車ポルシェ911 RSR-19(ジュリアン・アンドラウアー/ドミニク・バスティン/ランス・アーノルド組)を先頭に、GRレーシングの86号車ポルシェ911 RSR-19、チーム・プロジェクト1の56号車ポルシェがトップ3を占めている。
ハイパーポールを終えた2021年のル・マン24時間は19日(木)のFP4を経て、21日(土)午前中のウォームアップに続き、同日16時(日本時間23時)に24時間に及ぶ長いレースのスタートが切られる予定だ。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
「とりあえず増税ね」で50年!? 「世界一高い」自動車諸税&ガソリン税“見直し”正念場 “年収の壁”の向こうの璧
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
「子供が熱を出したので障害者用スペースに停めたら、老夫婦に怒鳴られました。私が100%悪いですか?」質問に回答殺到!?「当たり前」「子供がいたら許されるの?」の声も…実際どちらが悪いのか
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント