本流から独立した特異なモデル
フランクフルト・モーターショーで発表された819psのシアンFKP37は、今後の量産モデルにおけるデザインの方向性を限定生産モデルで示すという、これまでのランボルギーニの伝統には当てはまらないようだ。
「レヴェントンとアヴェンタドールの間には、明らかにデザインの類似性がありました。しかし、今回はそうするつもりはありません。シアンのデザイン言語が、アヴェンタドールの後継モデルに見られることはないでしょう」と、ランボルギーニのデザインを統括するミィティア・ボルケルトはフランクフルト・モーターショーの会場でAUTOCARに語った。
シアンが2020年代に登場するなんらかの新型モデルのスタイリングに影響を与えるかと尋ねると、デザイナーは「間違いなく、ノーです」と答えた。
つまり、これまで成長と進化を続けてきたランボルギーニのラインアップにおいて、シアンは本流から独立した特異なモデルとなることが決まっているようだ。ボルケルトと彼のチームはこのプロジェクトを開始したとき、1960~70年代の耐久レース用マシンから高性能オートバイまで、幅広く様々なジャンルから着想を得たという。
ボルケルトはまた、デザイン・チームがシアンのスタイリングを、最近のランボルギーニの限定モデルとはまったく異なる方向に推し進めようとしたことも明らかにした。
ボディに統合されたエアロダイナミクス
「ヴェネーノ以降、すべてのクルマにおいて、わたしはエアロダイナミクスをボディに統合したいと考えてきました。スポイラーやウイングの目立つクルマにはしたくなかったのです。エアロダイナミクスとデザインを一体化させることで、まったく新しい何かを作り上げたいと考えました」と、ボルケルトは説明する。テールライトの上に突き出したカーボンファイバー製ウイングレットは例外として、それ以外のボディ全体はエアロダイナミズムを隠すようなデザインの試みがなされている。
ランボルギーニはこのハイブリッド・ハイパーカーのシアンを、わずか63台のみ生産する計画だ。フランクフルトで一般公開される以前に、そのすべては購入者が決まってしまった。自動車業界における特権階級の慣例に従い、上得意客は内覧会に招待され、既にこのクルマを目にしているからだ。
63台のシアンは「1台ずつすべて異なる」
少数限定生産にすることで、ランボルギーニは製造過程に新しい技術を採用することができる。例えばエアベントの形状は3Dプリントにより可能になったものだ。購入者はボルケルトと直接カスタマイズについて話し合い、すべてのシアンはオーナーの好みに合わせて、ボディカラーやインテリア、ホイールなど、1台ずつ異なる仕上げがなされる。
「わたしたちは最高傑作を作り上げたいと思ったのです」と語るボルケルトによれば、購入者にとってシアンはまっさらなキャンバスとして構想されているという。「すべてのクルマは、1台ずつまったく異なるルックスになります。約束します」と、彼は付け加えた。
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