TTサーキット・アッセンでMotoGP第8戦オランダGPが開催。初日のプラクティスはドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤがトップタイムとなった。
伝統のTTアッセン初日のプラクティスは、気温20度、路面温度37度のコンディションでスタート。なお3週間ぶりのMotoGPはFP1でバニャイヤがトップタイムとなる形で始まっている。
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プラクティスでは予選Q1とQ2の振り分けが決まり、上位10名が予選Q2へ直接進出する。そのため終盤は予選さながらのアタック合戦が繰り広げられることが多い。
セッション序盤は、ドゥカティ陣営のライダーがタイムシート上位を席巻。バニャイヤはFP1で自身が記録したトップタイムを早々に更新する、1分32秒229で暫定トップに立った。
そしてGASGASのペドロ・アコスタもFP1からタイムを縮め、序盤から3番手と上位に顔を出してきた。
なおVR46のマルコ・ベッツェッキはFP1と同じように、ターン15でコースオフしてしまい、グラベルをなんとかバランスをとりつつ高速で通過する場面があった。幸い、転倒などはしなかった。
バニャイヤはセッション中盤に自己ベストを1分31秒901まで更新。コースレコードまではあと0.4秒と少しというタイムだった。またマルク・マルケス(グレシーニ)もペースを上げ、2番手タイムを記録した。
大きなトラブルやアクシデントは発生せずプラクティスは順調に進行し、セッションは残り15分と終盤に入った。なおマルク・マルケスは何度かバランスを崩す瞬間もあったが彼らしくリカバリーして事なきを得ている。
残り時間が10分となる頃、各車のタイムアタックが始まり、マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)が1分31秒561をマーク。ただその直後にバニャイヤがレコードを更新する1分31秒340を記録したため、暫定トップはバニャイヤのままとなった。
ラスト2分を前に、エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)が転倒。イエローフラッグが出てしまい、このタイミングでアタックに入っていた何人かのライダーは影響を受けた。
また、残り20秒でアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)が最終シケインでマシンから放り出される形で転倒してしまった。これで再びイエローフラッグが掲出され、数多くのアタックがキャンセル。それも影響し、プラクティスの最後はあまり上位タイムに動きがなかった。
最終的にトップタイムとなったのは、レコードを更新する走りを見せたバニャイヤ。2番手にはビニャーレス、3番手にはアレックス・マルケス(グレシーニ)が入った。兄のマルク・マルケスは6番手だ。
また最年少優勝記録更新のチャンスが今回を含めて残り2戦となっているアコスタは、15番手タイム。予選はQ1からスタートすることになった。
日本メーカー勢は、ヤマハのファビオ・クアルタラロが11番手でギリギリQ2へ直接進出することができなかった。ホンダ勢はヨハン・ザルコ(LCRホンダ)の17番手が最上位となっている。
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