マセラティのモータースポーツ史にオマージュを捧げる日本限定の『MC20チェロ』が発表。2モデル計4台を製造

　マセラティ・ジャパンは11月11日、長きにわたるマセラティのモータースポーツの歴史にオマージュを捧げる日本限定のMC20チェロ・スペシャルエディションを発表した。2モデル各2台ずつ、合計4台のみが限定生産される。

　1914年のブランド設立以来、さまざまなモータースポーツで活躍してきたマセラティ。なかでも青と赤はマセラティモータースポーツを語るうえで欠かせないカラーで、今回発表された限定モデルは、青を基調とした『MC20チェロ・ブルー・インフィニート』と、赤を基調とした『MC20チェロ・ロッソ・ヴィンチェンテ』という2モデルがラインアップされた。

　このマセラティモータースポーツを代表する2色はマセラティのロゴにも使用されており、これはマセラティ発祥の地であるボローニャ市の紋章に同じ色が使われていることに由来していると言われている。また、多くのマセラティのレーシングカーには赤や青を基調としたボディカラーが採用され続けている。

　この歴史にオマージュを捧げて特別に製造されるMC20チェロは、マセラティのデザインセンターであるチェントロスティーレが日本のために手掛けた独自モデルで『250F T3“ピッコロ”』および『350S』からインスピレーションを得ているものだという。

　今回登場したふたつのMC20チェロは、1950年代後半『250F T3“ピッコロ”』や『350S』で使用された外装デザインを、現代のMC20に再現した特別モデル。イタリア語で『無限の青』を意味する“ブルー・インフィニートは、青基調のボディに白のバードケージデザインが施され、フロントグリルやCピラーのトライデントバッジもホワイトで統一され、高潔で純粋なレーシングDNAを象徴している。

　一方で『勝利の赤』を意味する“ロッソ・ヴィンチェンテ”は、ボンネットからエンジンフードにかけて続くソリッドホワイトとブルーパステルのトリプルストライプが特徴で、ルーフ格納部分にはソリッドグレーのロゴを配置し、力強さとダイナミズムを強調する。

　インテリアも各モデルの外装色に合わせられ、内装には両モデルともレーシング仕様のアルカンターラが採用されるほか、日本で人気の高いサスペンションリフターやカーボンセラミックブレーキ、先進運転支援システム（ADAS）を標準装備する。ホイールはグロッシーブラックのミロンホイールで、両モデルともブルーのブレーキキャリパーを装備した。

　どちらも各2台ずつの限定生産で、計4台のみが製造される日本限定のMC20チェロ・スペシャルエディション。デリバリー開始は2025年1月以降が予定され、車両オーダーや詳細については「マセラティ正規ディーラー、Maserati.com、またはカスタマーコールセンター（フリーダイヤル：0120-965-120）までお問い合わせください」とされている。

Comments

[投資家のコメント]

マセラティカッコ良いやんけ。グランツーリスモ買おうかな。