MotoGPフランスGPのMoto2クラス予選がル・マンのブガッティ・サーキットで行なわれた。ポールポジションを獲得したのはジョー・ロバーツ(Tennor American Racing)だった。
Moto2クラスの予選時間となる頃には、サーキットは気温17℃、路面温度27℃とMoto3やMotoGPクラスの予選の時と比較すると最も温かいコンディションとなった。日本からMoto2クラスへ参戦する長島哲太(Red Bull KTM Ajo)はQ1からの出走だ。
■MotoGPフランス予選:クアルタラロ、母国戦で“特別な”ポールポジション獲得
Q1の中盤までの段階ではトーマス・ルティ(Liqui Moly Intact GP)がトップで引っ張る展開。長島は7番手あたりの中盤に留まり、Q2進出圏内に顔を出せていない状況だった。
セッションが後半に入ると、エネア・バスティアニーニ(Italtrans Racing Team)が1分36秒731をマーク。ルティのタイムを上回ってトップへ浮上した。
Q1ではアロン・カネット(Inde Aspar Team Moto2)を筆頭に転倒者が続出。慌ただしい展開がセッション終盤に至るまで続いた。
トップタイムのバスティアニーニはQ2進出を確信しているようで、残り1分半の時点でピットでヘルメットを脱いで待機する姿を見せた。ルティも最後までアタックを続けるが、最後の計測に入った後に転倒を喫してしまった。
結果としてQ2進出を決めたのはバスティアニーニ、ルティ、カネット、ファビオ・ディ・ギャナントニオ(Termozeta Speed Up)の4名。長島は最終的に8番手タイムでQ1敗退となった。
予選Q2が開始されると、まずはバスティアニーニやカネットといったQ1突破組が速さを見せてきた。しかしそれを上回ってきたのがホルヘ・マルティン(Red Bull KTM Ajo)で、1分36秒522をマークしてトップタイムとした。
ただそのマルティンはセッション折返しとなった頃にターン3で転倒を喫してしまった。また直後に同じ地点でホルヘ・ナヴァッロ(Termozeta Speed Up)も転倒してしまい、マシンがマルティンやマーシャルの近くに飛んでいってしまうという危ういシーンもあった。
コース上ではルカ・マリーニ(SKY Racing Team VR46)が1分36秒793をマークして2番手に浮上。初日に大きなハイサイドを喫して転倒した際の痛みがまだ残っていると語っていたが、走りは好調のようだ。
残り3分を切った頃、サム・ロウズ(EG 0,0 Marc VDS)が1分36秒343とタイムを大きく更新し、トップへと躍り出た。
チェッカーフラッグが振られるまでロウズがトップを維持し、このままポールポジションかと思われたが、最後の計測でジョー・ロバーツ(Tennor American Racing)が1分36秒256を叩き出して一気にロウズを上回ってきた。
結局彼のタイムは更新されずQ2が終了し、ロバーツが今季3度目のポールポジションを獲得した。2番手にはロウズ、3番手には終盤にタイムを大きく改善したレミー・ガードナー(Onexox TKKR SAG Team)が並んだ。ポイントリーダーのマリーニは最終的に2列目6番手となっている。
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