市販モデルのテスト車両を目撃
text:Lawrence Allan(ローレンス・アラン)
【画像】アウディQ4 eトロン/既出のeトロンとeトロン・スポーツバックとどう違う?【比較】 全93枚
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)
アウディの4番目の電動SUV、Q4 eトロン・スポーツバックの試作車が、2021年の発売に先駆けて、初めて公道で目撃された。
テスラ・モデルYのライバルとなるQ4 eトロンは、クーペとスポーツバックの2種類が設定される。前者は2019年のジュネーブ・モーターショーでコンセプトが初公開され、後者は今年7月に公開された。
当初の予定では、両モデルとも2021年前半のほぼ同時期に発売されることになっている。しかし、新型コロナウイルスの影響で発売が遅れるかどうかは不明だ。
今回目撃されたプロトタイプでは、カモフラージュはしているものの、コンセプトにかなり近いスタイリングが採用されていることが分かる。
クラムシェル・ボンネット、閉じたフロントグリル、LEDデイタイムランニングライトなどのほか、ゲートに向かって大きく傾斜したルーフラインが確認できる。
リアは、アウディA2と同様のスポイラーが見える。しかし、細部はコンセプトよりもトーンダウンされているように思える。
電動パワートレインの詳細はまだ明らかにされていないが、コンセプトでは2基の電気モーターによる四輪駆動を特徴としていた。
306psと42.3kg-mを発揮し、0-100km/h加速は6.3秒となるという。このまま市販化しても現実的な数字だ。リアモーターが主に使用され、必要に応じてフロントアクスルが作動してトルクを配分する。
コンセプトでは、82kWhのバッテリーで450kmの航続距離を実現。後輪駆動モデルも提案されており、その航続距離は500kmに延びるという。
アウディによると、125kWの高速充電に対応し、30分で80%の充電が可能とされている。
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