今週末行なわれるMotoGP第4戦カタールGPで、ヤマハのファビオ・クアルタラロはマシンに微調整を繰り返すことなくライディングに集中して限界を攻めたいと考えている。
ヤマハは苦戦が近年続いてきたが、2025年シーズンは復活の年になるかと思われた。開幕前のプレシーズンテストである程度好調な走りを見せていたためだ。
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しかし実際に新シーズンが開幕するとその期待は裏切られ、開幕3戦では期待外れのパフォーマンスに終わった。ここまでのクアルタラロの目立つ戦績は、アメリカズGPスプリントレースで記録した6位となっている。
この状況にクアルタラロはフラストレーションを溜めているが、要因は他にもある。ヤマハ陣営でランキングをリードしているのが新加入のジャック・ミラー(プラマック)だということだ。アメリカズGPでは今季のヤマハベストリザルトとなる5位も記録している。
そして第4戦を前に、クアルタラロは今の時点ではこれまでのようにマシンに微調整を繰り返すことはもう終わりにして、ライディングに集中して限界を見つけていきたいと考えていると明かした。
「僕達はグリップを見つけようとして、バイクのセッティングを変更するというのを繰り返してきて、もう20回はやっている」
クアルタラロはそう語った。
「そしてそうした変更によって、パフォーマンスを本当に見いだせるわけではないと分かっている。でも序盤戦では変更が繰り返されてきた……異なるサーキットで比較したかったんだ」
「ベースがあるのは良いことだと思うし、僕もそのベースに適応している。それに本当に重要なモノだったり、これは助けになるというものなら、いつでも続けざまに試すつもりだ。でも、僕はもう(実験は)したくない(別のサーキットでも)同じことばかりだからね」
「僕は今自分のライディングに集中したいと思っている。変更ばかりでバイクの限界を見定められていないんだ」
「マシンを変えるたびに、本当に分からない。だから今回のグランプリでは、バイクに触らないつもりだ。FP1からレースまで、同じベースを維持していくんだ。もちろん、必要なら調整はできるけど、多くは変えたくない」
なおクアルタラロのまだ限界を見つけられていないという言い分は、恐らく正しいと言える。これまでの所、クアルタラロが転倒したのはアメリカズGPのウエットコンディションのサイティングラップのみであり、限界までマシンを攻め立てるという域にまで達していないのだろう。
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みんなのコメント
解らない状態。
パッと乗って、パッと順応したミラーの結果から、そう
考える様になったのだろう。
ホンダ時代のマルクの様に、バイクがライダーに付いて
行けなくなって迷走する事になる。
モトGPのトップファクトリーライダーって、そう言う
レベルなのかもしれないな。
私も迷ったらノーマルのセッティングに戻して迷いを解決していました。
でも、Motogpの皆様はもっと高いレベルでおっしゃられているでしょうから難しいですよね。
週末のレースを楽しみにしております。