マクラーレンF1のアンドレア・ステラ代表はチーム作りに関して「ミハエル・シューマッハー時代のフェラーリ」が持っていた継続性や経験といった要素を重要視しており、マクラーレンでもそれを再現しようとしているという。
ステラは2000年にフェラーリへエンジニアとして加入し、シューマッハー以外にもジャン・トッド、ロス・ブラウン、ロリー・バーン、ニコラス・トンバジス、ジェームス・アリソンなど、F1界のオールスターと言える人物らと共に働いてきた経験を持っている。
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F1のポッドキャスト番組Beyond the Gridに出演したステラ代表は、このフェラーリ黄金時代の経験から“継続性と長年にわたって蓄積してきた経験や技術”といった要素が、マクラーレンで再現しようとしていることだと語る。
「長い年月に培った技術や経験、関係者の質など、あれは本当に並外れていた」と、ステラ代表はフェラーリ時代を振り返っている。
「彼らは他のチームに行けば、ひとつでもふたつでも上のポジションを選ぶ事もできると間違いなく分かっていても、(フェラーリで)その役割に留まっていたと思う。それがF1の中でも最強のチームを作るために必要だったから、彼らは留まったんだ」
「この旅の中では、何を追加し続けるかをしっかりと見定め、そして一歩づつ積み上げていく継続性に溢れていた。これはフェルナンド(アロンソ)の時代に我々が見逃していたものだと思う。そして我々はそれを築くことができたし、90年代の半ばにフェラーリが確立した着実に物事を進めるアプローチや継続性が間違いなく必要だった」
「その筋書きには、私が携わってきた役割とは関係なく、何年も変わっていない要素がある。そして継続性と長年の経験も、その筋書きの一部を担っている。これが我々がマクラーレンでもやろうとしていることだ」
ステラ代表は今シーズンからアンドレアス・ザイドルを引き継ぐ形でチーム代表に就任すると、技術部門の再編に着手。シーズン中盤にはマシンを大きく改善し、表彰台を多数獲得するに至っている。
またマクラーレンはチームの設備改修も行ないつつ、さらにレッドブルからロブ・マーシャル、フェラーリからはデビッド・サンチェスを引き抜くなど、人材面の補強も行なっている。
こうした採用は前述のフェラーリ黄金時代の要素を再現するという流れで捉えることができるが、ステラ代表もそれを肯定している。
「我々は経験という要素に取り組みたいと考えており、チームに“馬力”と呼べる要素を取り込みたかった」
「我々はレッドブルやメルセデス、そしてフェラーリと競いたいと思っている。これは困難なミッションで、十分な体制を整える必要があるんだ」
「そのため、デビッドとロブがその経験による専門性をもって、この世代のマシンだけではなく2026年以降に向けたビジョンに貢献してくれることに、非常にワクワクしている」
「他のチームと同様、我々は対応の必要なこの課題に直面しているし、準備を整えなくてはならないんだ」
そうステラ代表は語りつつも、2023年シーズンに成し遂げた急速な成長を成し遂げてきたのは、今のメンバー達であることも強調した。
「(これまでの開発は)すでにマクラーレンで働いていた人達の成果であり、2024年のマシンもすでにマクラーレンにいる人達の成果となる」
「2024年にはマシン開発を継続するという面で、我々に何が可能なのかを目にすることになる。風洞やシミュレーター、生産設備などインフラをフル活用することができるんだ」
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